さんふらわあ_きりしまとは? わかりやすく解説

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さんふらわあ きりしま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/06 04:58 UTC 版)

さんふらわあ > さんふらわあ きりしま
さんふらわあ きりしま (2代)
大阪港さんふらわあFTに着岸中の「さんふらわあ きりしま」
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 フェリーさんふらわあ
商船三井さんふらわあ
運用者 フェリーさんふらわあ
商船三井さんふらわあ
建造所 JMU横浜事業所磯子工場
姉妹船 さんふらわあ さつま (3代)
信号符字 7KBX
IMO番号 9797022
MMSI番号 431011467
経歴
発注 2015年11月16日[1]
起工 2017年
進水 2017年9月30日
竣工 2018年8月末[2]
就航 2018年9月15日[3]
現況 就航中
要目
総トン数 13,659 トン[3]
全長 192.00 m[4]
27.00 m[4]
喫水 6.8 m[4]
機関方式 ディーゼル
主機関 2基
推進器 2軸
出力 17660 kW[4]
航海速力 23ノット[4]
旅客定員 709名[4]
乗組員 40名[1]
車両搭載数 大型トラック(13m)121台
乗用車(5m未満)140台[4]
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さんふらわあ きりしまは、商船三井さんふらわあが運航するフェリー。本項目では、2018年9月15日就航の2代目を取り扱う。

概要

さんふらわあ きりしま (初代)の代船としてジャパン マリンユナイテッド横浜事業所磯子工場で建造され、2018年9月15日に就航した。[5][6]。なお、当初は2018年6月就航予定とされていたがその後夏季の就航予定に順延された。

2015年11月16日大阪志布志航路の使用船舶2隻の代替と新造船の概要が発表された。その後、2017年1月31日、船名は先代の「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」をそれぞれ継承することが発表された。薩摩と霧島は南九州を代表する地域名で、南九州への「カジュアルクルーズ」を容易にイメージしやすいこと、前船が約24年間に渡って活躍しており、その名が親しまれていることなどが理由とされた。

設計

先に建造された1番船の3代目さんふらわあ さつまの同型船である。

船内

船内デザインはクルーズ客船にっぽん丸の改装などを手掛けた渡辺友之によるもので、カジュアルクルーズ船として「船旅」を楽しむことを主眼に、船室の個室化と設備の充実化、パブリックスペースの拡大が図られた[4]

デザインコンセプトの主軸として、明治維新世代の13歳の女子「さくら」が設定されている[7]

船室

前船と比較して個室が2割増(94室)となり、新たに専用バルコニーを有するスウィートが設けられたほか、全室にシャワー、洗面台、トイレが完備された。寝台は階段式となり、TVが装備された。

バリアフリー対応客室、ペット対応客室も拡充された[4]

なお発表当初、「スーペリア」は「スタンダード」、「プライベートキャビン」は「プレミアムツーリストベッド」、「プライベートベッド」は「ツーリストシングル」と呼称されていた。

船室タイプの一覧
クラス 部屋数 最大定員 設備
スイート 2-3名×10室 30名 専用バルコニー、バス、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、電気ポット、空気清浄機、スリッパ
スイート(バリアフリー) 2-4名×2室 8名 窓(バルコニーなし)、バス、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、電気ポット、空気清浄機、スリッパ
デラックス (洋室)2-5名×38室
(和室)2-5名×2室
200名 窓、シャワー、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、電気ポット、空気清浄機、スリッパ
デラックスウィズペット 2-4名×10室 40名 窓、シャワー、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、電気ポット、空気清浄機、スリッパ
スーペリア 1-2名×32室 64名 シャワー、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、電気ポット、スリッパ
プライベートシングル 7名×1室、9名×1室 16名 テレビ、コンセント、スリッパ
プライベートベッド 16名×11室
(グループ)4名×4室
192名 読書灯、コンセント、テレビ、洗面台(グループのみ)、スリッパ(グループのみ)
ツーリスト 14名×2室、18名・15名×1室
(バリアフリー)14名×2室
100名 読書灯、コンセント、共用テレビ
スタンダードシングル
(ドライバールーム)
1名×75室 75名 洗面台、コンセント、テレビ、スリッパ

設備

パブリックスペースが前船の2.5倍に拡張され、レストランも面積は1.5倍、席数2割増(206席)となった。大浴場は1.7倍に拡張され、24時間利用可能なシャワールームが設けられる。また、トラックドライバー専用の大浴場が別に設けられる。

パブリックスペース

  • エントランス - 3フロア吹き抜け
  • レセプション
  • ドッグラン
  • プロムナード - 客船「にっぽん丸」同様に大きな丸窓を配置する[7]
  • ペットルーム
  • キッズルーム
  • ゲームコーナー
  • 喫煙コーナー
  • ベビールーム

供食物販設備

  • レストラン - 船首側に「仙厳園の満開の桜から」、船尾側に「仙厳園の書院から」の壁画をあしらう[7]
  • 売店
  • 自動販売機

入浴設備

  • 大浴場
  • シャワールーム - 24時間利用可能

脚注

  1. ^ a b 高効率ハイブリッドCRP推進システムを搭載した大型フェリーの受注』(プレスリリース)ジャパンマリンユナイテッド、2016年11月16日https://www.jmuc.co.jp/press/2015/ferry-sunflower.html2017年2月2日閲覧 
  2. ^ Fさんふらわあ、新造船「さんふらわあ さつま」内覧会開催 - WEB CRUISE(2018年4月26日)
  3. ^ a b 新造フェリー「さんふらわあきりしま」が就航 - LogisticsToday(2018年9月19日)
  4. ^ a b c d e f g h i 大阪⇔志布志航路 新造船2隻建造決定! 2018年竣工』(プレスリリース)フェリーさんふらわあ、2016年11月16日https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/img/pr20151116.pdf2017年2月2日閲覧 
  5. ^ フェリーさんふらわあ 大阪⇔志布志航路 新造船 「さんふらわあさつま」就航日決定のお知らせ”. 共同通信PRワイヤー(共同通信社) (2018年2月21日). 2018年2月23日閲覧。
  6. ^ 新「さんふらわあきりしま」9月就航 大阪~志布志航路は新造船2隻体制に”. 乗りものニュース (2018年6月26日). 2018年6月28日閲覧。
  7. ^ a b c 新造船さんふらわあさつま・きりしまデザインコンセプト - フェリーさんふらわあ

外部リンク


さんふらわあ きりしま (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 00:51 UTC 版)

フェリーさんふらわあ」の記事における「さんふらわあ きりしま (2代)」の解説

2018年9月15日就航。以下「さんふらわあ さつま (3代)」と同じ。

※この「さんふらわあ きりしま (2代)」の解説は、「フェリーさんふらわあ」の解説の一部です。
「さんふらわあ きりしま (2代)」を含む「フェリーさんふらわあ」の記事については、「フェリーさんふらわあ」の概要を参照ください。

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