さんふらわあ_ごーるどとは? わかりやすく解説

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さんふらわあ ごーるど

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 02:38 UTC 版)

さんふらわあ > さんふらわあ ごーるど
さんふらわあ ごーるど
六甲アイランドに停泊中の「さんふらわあごーるど」(2023年月5日(空撮))
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本
所有者 ダイヤモンドフェリー
フェリーさんふらわあ
商船三井さんふらわあ
運用者 ダイヤモンドフェリー
フェリーさんふらわあ
商船三井さんふらわあ
建造所 三菱重工業下関造船所
姉妹船 さんふらわあ ぱーる
航行区域 限定沿海[1]
信号符字 JD2460
IMO番号 9376335
MMSI番号 431000331
前級 クイーンダイヤモンド
経歴
起工 2007年4月21日[1]
進水 2007年7月3日[1]
竣工 2007年11月15日[1]
就航 2007年11月21日
現況 就航中
要目
総トン数 11,178 トン[1]
全長 165.50 m[1]
最大幅 27.00 m[1]
深さ 14.30 m[1]
満載喫水 6.025m[1]
機関方式 ディーゼル
推進器 可変ピッチプロペラ 1軸[1]
出力 18,000 kW[1]
航海速力 23.2 ノット[1]
航続距離 3,800海里[1]
旅客定員 748名[1]
乗組員 34名[1]
車両搭載数 トラック147台、乗用車75台
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ダイヤモンドフェリー時代の「さんふらわあ ごーるど」(大阪南港)

さんふらわあ ごーるどは、商船三井さんふらわあが運航するフェリー神戸港六甲アイランドフェリーターミナル)と大分港と結ぶ航路に就航している。

概要

ダイヤモンドフェリーによりフェリーダイヤモンドの代船として三菱重工業下関造船所で建造され、2007年11月21日に神戸 - 大分航路(中九州航路)の直行便に就航した。船名はダイヤモンドフェリーの第1船「フェリーゴールド」に由来する[2]

推進システムは2機1軸としCO2排出量を削減し、日本のフェリーでは初めての二重船殻構造や電子海図とレーダーを重ねたチャートレーダーシステムを装備し安全性を向上[3]。車両積載数を40%向上させ車輛搬出口を5か所に設け迅速な荷役を可能とした[3]

船内デザインは渡辺友之が手掛け、「春」をテーマとしたコンセプチュアルストーリーに基づいて作られた[4]

関西汽船ダイヤモンドフェリーフェリーさんふらわあへの統合により、2009年11月1日からフェリーさんふらわあによる運航となった。その際、ファンネルマークがダイヤモンドフェリーの頭文字のDのマークからオレンジ1色に変更された。

船内

船室

個室は全て洋室となっており、左舷に赤・中央部に緑・右舷に青のエリアカラーが設けられている[2]。また、日本のフェリーで初めてペット同伴可能の個室「ウィズペットルーム」が導入されている[2][3]

2016年にはツーリストルームの一部を改装して「プライベートベッド」を設置、1月24日から使用を開始した[5]。個室とプライベートベッドの利用者には、使い捨てのカードキーが発行される。

2024年にはツーリスト客室へのUSB電源設置、浴場脱衣室やプロムナードなどパブリックスペースの改装等のリニューアルを実施[6]

船室タイプの一覧
タイプ クラス 定員 設備
個室 デラックス 2-4名 2名以上で利用の場合は補助ベッド使用
ユニットバス、シャワートイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、バルコニー付き
スタンダード 4名 二段ベッド、洗面台、テレビ付き、窓あり
「ウィズペットルーム」2室
2名 二段ベッド、洗面台、テレビ付き、窓なし
「ウィズペットルーム」4室
1-2名 2名利用の場合は補助ベッド使用、洗面台、テレビ付き、窓なし
寝台 プライベートベッド 1名 テレビ、電源コンセント
大部屋 ツーリスト テレビ、電源コンセント(共用)

設備

  • エントランス
  • プロムナード
  • 展望デッキ
  • レストラン - 夕食、朝食ともにバイキング方式
  • 売店
  • 自動販売機
  • 展望風呂
  • シャワールーム
  • ゲームコーナー
  • キッズスペース
  • 喫煙サロン
  • ペットルーム

事故・インシデント

  • 2009年10月21日、大分港から神戸港へ航行中、油圧式可変ピッチ推進装置(プロペラ)の舵角が変わらなくなり、所定の速度で航行出来なくなった。原因は設計上の欠陥により、油圧式可変ピッチ推進装置のアウターオイルチューブおよびボスヘッド締付けボルトに亀裂が生じたためであった。同型船のぱーるでも同様の損傷が確認され、当該部は形状が変更された対策品と交換された[7]
  • 2025年6月14日18時35分頃、大分港に停泊中ドライバールームの1部屋から火災が発生し乗組員により消火[8]。空調設備の不具合により発火に至ったとされ、6月18日に運航を再開[9]

脚注

外部リンク


さんふらわあ ごーるど

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 00:51 UTC 版)

フェリーさんふらわあ」の記事における「さんふらわあ ごーるど」の解説

2007年11月21日就航11,380総トン全長165.5m、幅27.0m、出力24,480馬力航海速力23.2ノット旅客定員780名。車両積載数:トラック147台・乗用車75台。三菱重工業下関造船所建造

※この「さんふらわあ ごーるど」の解説は、「フェリーさんふらわあ」の解説の一部です。
「さんふらわあ ごーるど」を含む「フェリーさんふらわあ」の記事については、「フェリーさんふらわあ」の概要を参照ください。

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