おおあらい丸とは? わかりやすく解説

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おおあらい丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 02:47 UTC 版)

おおあらい丸
シャトル・ハイウェイライン「しゃとるおおいた」
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本(1987-2002)
パナマ(2002-2004)
日本(2004-2007)
パナマ(2007-2010)
マルタ(2010-2013)
所有者 日本沿海フェリー/ブルーハイウェイライン(1987-2001)
商船三井フェリー(2001-2002)
ハヤシマリンカンパニー(2002-2004)
シャトル・ハイウェイライン(2004-2007)
Avra Shipping(2007-2010)
運用者 日本沿海フェリー/ブルーハイウェイライン(1987-2001)
商船三井フェリー(2001-2002)
シャトル・ハイウェイライン(2004-2007)
Avra Shipping(2007-2009)
Nel Lines(2010-2013)
建造所 林兼造船下関工場[1]
母港 東京(1987-2002)
横須賀(2004-2007)
航行区域 沿海[2][3]
船級 JG[3]
IMO番号 8613073
改名 Ferry Cosmo 3(2002-2004)
しゃとる おおいた(2004-2007)
Shuttle(2007-2009)
COLOSSUS(2010-2013)
経歴
起工 1986年11月6日[3]
進水 1987年2月16日[1][3]
竣工 1987年6月9日[4][3]
就航 1987年6月23日[1][4]
運航終了 2002年6月2日
最後 インドで解体
要目
総トン数 15,139トン[1]
載貨重量 5,990トン[1]
全長 178.0 m[1]
垂線間長 166.0m[2]
型幅 24.8 m[1]
深さ 10.0 m[2]
喫水 4.432m[1]
満載喫水 6.516m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 三菱MAN8L58/64 2基[3]
最大出力 28,800馬力[3]
定格出力 24,480馬力[3]
最大速力 24.3ノット[3]
航海速力 22.9ノット[3]
航続距離 4,000海里[3]
旅客定員 656名[1]
乗組員 50名[1]
車両搭載数 8.5mトラック175台 4.5m乗用車105台 [1]
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おおあらい丸は、日本沿海フェリーが運航していたフェリー

概要

大洗港 - 苫小牧港航路に1987年6月23日の大洗発便より就航[4]。年間を通じての旅客数が少ないことから旅客定員を「さっぽろ丸」の808名から658名に削減する一方トラックの積載数を8tトラック142台から172台に拡大[4]、左舷に寄せられた煙突が特徴的な外観となっている[5]。本船より白地に胴体中段と船楼下部に濃紺の線と胴体の中央から船尾にかけ水色の線が入りファンネルを社旗に準じたオレンジ地に左上に白色のNと中段に白色で縁取られた青い波線の入ったカラーリングを導入した。

当船の就航に伴い「さっぽろ丸」は東京港 - 苫小牧港航路に転配された[6]。1991年にはブルーハイウェイラインへの社名変更に伴う「さんふらわあ」ブランドへの統一により「さんふらわあ おおあらい」に船名を変更。主に午前出港の「朝便」に使用。

1998年には「さんふらわあ つくば」就航に伴い大阪港 - 志布志港航路に転配され、1999年4月まで同航路で運航。

2001年に苫小牧 - 大洗航路の商船三井フェリー移管に伴い同社に継承、2002年6月の苫小牧 - 大洗航路の東日本フェリーとの共同運航開始による「ばるな」「へすていあ」転配に伴い準同型船「さんふらわあ えりも」(旧・えりも丸)とともに引退。

その後は長崎市のハヤシマリンカンパニーに売却され「Ferry Cosmo 3」に改名され長崎湾に係船。2004年にはシャトル・ハイウェイライン「しゃとる おおいた」として横須賀港 - 大分港航路に就航したが2007年に運航停止[7]。2007年から2009年にはギリシャ・Avra Shipping「Shuttle」、2010年から2013年にはマルタ・NEL Lines「COLOSSUS」として運航され、2013年にインド・ムンバイにて解体された。

船内

Aデッキ[8]
  • 1等客室(5室)
  • レストラン
  • ラウンジ
Bデッキ[8]
  • 特等室(6室)
  • 1等室(12室)
  • 2等寝台(22室)
  • 2等客室(5室)
  • ドライバーズルーム(10室)
  • エントランスホール
  • 案内所
  • サンルーム
  • 浴室
  • シャワー室

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 貨物営業案内 フェリー部門主要目”. ブルーハイウェイライン. 2016年2月19日閲覧。(Internet Archive)
  2. ^ a b c 新船紹介 日本沿海フェリー「おおあらい丸」 - 旅客船No.161(日本旅客船協会)
  3. ^ a b c d e f g h i j k 新造船写真集 カーフェリーおおあらい丸 日本沿海フェリー株式会社 - 船の科学1987年9月号
  4. ^ a b c d 大洗~北海道に近く新造船稼働 日沿(苫小牧)が6月23日 東日本(室蘭)は7月20日 - 内航近海海運1987年6月号
  5. ^ molferry_のツイート(1455441798483038210)
  6. ^ 第5章安定 第3節村中社長時代の開幕 - 創業二十五年史(ブルーハイウェイライン 1995年)
  7. ^ Vol.12 虹からひまわりへ#3 日本海に現れなかった「さんふらわあ」 - カジュアルクルーズさんふらわあ(商船三井 Internet Archive)
  8. ^ a b 長距離フェリーガイド さんふらわあみと さんふらわあおおあらい - ぐるりニッポン船旅ガイド'96(成美堂出版)

外部リンク





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