さくらあきよし追突事故の影響とは? わかりやすく解説

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さくら・あきよし追突事故の影響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 00:53 UTC 版)

さくら (列車)」の記事における「さくら・あきよし追突事故の影響」の解説

前述したように、1961年12月29日発生した事故により、「さくら」20系客車編成の内14両中12両が破損し基本編成8両は代車確保したものの、付属編成6両が不足する事態となった当時最新20系客車は、他の寝台特急列車運用合わせてぎりぎり両数フル稼働している状況であり、しかも年末年始の多客期ゆえに予備車まで総動員しており、直ちにこれらの代替車を捻出することは不可であった。そのため、事故車復旧完了するまでの暫定処置として、10系客車それ以前製造された旧形客車(スハネ30形など)を付属編成代替として20系編成併結し、「さくら」運行当てることとした。 2等寝台現在のB寝台)の基本設備に限れば、10系寝台車設備20系客車比して大きく劣るものではなかった。しかし、20系客車と旧形客車とは以下の点で異なっていた。 貫通幌異なり互換性無かった。なお貫通幌自体14系24系では旧形客車と同じものに戻されている。 集中電源方式による電気暖房20系異なり旧型暖房暖房蒸気機関車から蒸気管により供給する構造になっている。このことから常に機関車側に連結する必要があり、下り列車では非貫通構造20系電源車の前位、つまり長崎方に連結せざるをえなかった。 このため上り下りとも基本編成と付属編成との間の通り抜けができず、付属編成乗客食堂車利用できないなど、サービス面で問題となったこのため国鉄は旧形客車部分利用した乗客特急料金100円払い戻す措置行った「さくら」1961年12月20日時点での正規編成暫定編成との相違 表・編・話・歴・PJR・PJRN・C 20正規編成による「さくら」長崎 東京編成基本編成 付属編成 号車1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 カニ22 ナロネ22 ナロ20 ナシ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハフ21 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハネ20 ナハフ20 編成図詳細参照1962年1月7日下り「さくら」編成車両形式番号ナハネ10 66 ナハネ10 94 ナハネ10 98 オハネ17 13 オハネ17 19 スハネ30 63 カニ22 2 ナロネ22 2 ナロ20 54 ナシ20 53 ナハネ20 64 ナハネ20 53 ナハ20 1 ナハフ20 4 座席等級種別二等寝台車 電源荷物車 一等寝台車(A・B) 一等座席車 食堂車 二等寝台車 二等座席車 運転区間博多駅東京連結一般形車両区間連結20系客車ナロネ22形車両場合車両項目及びA寝台等級表現と各車種座席種類について参照

※この「さくら・あきよし追突事故の影響」の解説は、「さくら (列車)」の解説の一部です。
「さくら・あきよし追突事故の影響」を含む「さくら (列車)」の記事については、「さくら (列車)」の概要を参照ください。

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