かんきつ中間母本農6号【カンキツチュウカンボホンノウ6ゴウ】(果樹)
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登録番号 | 第12070号 |
登録年月日 | 2004年 6月 4日 | |
農林水産植物の種類 | かんきつ | |
登録品種の名称及びその読み | かんきつ中間母本農6号 よみ:カンキツチュウカンボホンノウ6ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田俊雄、根角博久、吉岡照高、矢野昌充、伊藤祐司、野々村睦子、小川一紀、上野勇、山田彬雄、村瀬昭治、瀧下文孝、日高哲志、川井悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「キングマンダリン」に「無核紀州」を交配して育成されたものであり、果形が扁球、果実の重さが中、果皮色が橙の育成地(静岡県静岡市)では1月下旬に成熟するかんきつである。樹姿は直立、樹の大きさ及び樹勢は中である。枝梢の太さは太、節間長は中、枝梢のとげの多少は無である。葉身の形は紡錘形、波状の程度は弱、大きさは大、葉身長は長、葉身幅は中、網脈の鮮明度はやや明瞭である。翼葉の形は痕跡、葉柄の長さは短、太さは太である。花序の形成は単生、花(花蕾)の重さは極軽、花弁の形は紡錘形、長さは短、幅は中、色は白、数は6枚、花糸の分離の程度は分離、花粉の多少はやや少である。果実の形は扁球、果形指数は中、果頂部の形は平坦、放射条溝及び凹環の有無は無、果梗部の形は球面、放射条溝の多少は中である。果心の充実度はやや密、大きさは小、果実の重さは中、果皮の色は橙、油胞の大きさは小、密度は密、凹凸は平、果面の粗滑及び果皮の厚さは中、果皮歩合は大、剥皮の難易は中である。じょうのう膜の硬さはやや軟、さじょうの形及び大きさは中、色は橙である。果汁の多少は多、甘味は高、酸味は低、香気の多少は多、種子数は無である。発芽期は晩、開花期はやや晩、成熟期はやや早で育成地においては1月下旬である。隔年結果性は中、浮皮果及び裂果の発生は無、貯蔵性は中である。「キングマンダリン」と比較して、果面が滑らかであること、無核であること等で、「無核紀州」と比較して、果実が大きいこと、果皮が厚いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和61年に農林水産省果樹試験場興津支場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、静岡県静岡市)において、「キングマンダリン」に「無核紀州」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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