かんらん中間母本農2号【カンランチュウカンボホンノウ2ゴウ】(野菜)
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登録番号 | 第4840号 |
登録年月日 | 1996年 1月 19日 | |
農林水産植物の種類 | キャベツ | |
登録品種の名称及びその読み | かんらん中間母本農2号 よみ:カンランチュウカンボホンノウ2ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉川宏昭 山岸博 芦澤正和 飛騨健一 由比進 釘貫靖久 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「京豊1号」,「愛知大晩生」,「Bohmerwaldkohl 72755」,「Bohmer-waldkohl 72756」及び「T53-240 」を育種素材として育成した固定品種で,球のしまりがややしまり,萎黄病・根こぶ病複合抵抗性を有するキャベツ中間母本用品種である。 草姿は中,はい軸の色は淡緑,茎の長さはやや長,葉形は広円,葉の大きさは中,葉色は緑,外葉数がやや少,ろう質は少,葉縁の波うちは中,葉面の波うち及び葉面の凹凸は少,葉脈の鮮明さ及び葉柄の形は中である。球形はやや偏,球高及び球径は中,球重は小,中肋の形は中,球面の色は緑,芯長はやや長,球のしまりはややしまるである。球の露出性は僅,収穫期はやや早,稔性の区分は自家不和合性,耐湿性はやや弱,萎黄病抵抗性は高である。 「Bohmerwaldkohl 72755」と比較して,草姿が立つこと,球のしまりがしまること,収穫期が早いこと,萎黄病抵抗性が高いこと等で,「YR50」と比較して,ろう質が少ないこと,葉柄の形が中であること,球のしまりがゆるいこと等で,「かんらん中間母本農1号」と比較して,萎黄病抵抗性が高いこと等で,区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,野菜・茶業試験場(三重県安芸郡安濃町)において,集団母系選抜法により育成された固定品種で,昭和52年に「京豊1号」と「Bohmerwaldkohl 72756」を交配し,その選抜後代に,60年に,48年より「愛知大晩生」,「Bohmerwaldkohl 72755」及び「T53-240」を育種素材として育成した系統を交配し,その後選抜固定を行いつつ特性検定を実施し,平成5年,目的とする特性を有しているのを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「キャベツ安濃7号」であった。 |
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