河川敷
読み方:かせんじき・かせんしき
「河川敷」とは、一般的には川岸と堤防の間の水面を除いた範囲に広がる平らな土地の部分のことを意味する表現。
一級河川(直轄区間)・・・国土交通省
一級河川(指定区間)・・・都道府県(一部の区間は政令指定都市)
二級河川・・・都道府県(一部の区間は政令指定都市)
準用河川・・・市町村
普通河川(河川法適用外)・・・市町村
なお、どの河川が「一級河川」「二級河川」「準用河川」「普通河川」なのかということについては、国土交通省ならびに自治体が定めている。また、「日本の一級河川一覧」のページでは一級河川を一覧で見ることができる。
江戸川の河川敷・・・江戸川グラウンド
淀川の河川敷・・・淀川河川公園。サッカー、ラグビー、陸上競技、フットサルコート、テニスコート、パターゴルフ、グラウンドゴルフなどの運動施設が設置されている。
「河川敷」とは、一般的には川岸と堤防の間の水面を除いた範囲に広がる平らな土地の部分のことを意味する表現。
河川敷の一般的な意味・どこを指すのか?
特に定義なく口語で「河川敷」と口語で言う場合は、このような使い方が多いが、逆に文書の場合は、普段川の水が流れている部分(低水路)と激しい雨などにより水面が高くなった場合には川の一部となる部分(高水敷)の両方を合わせて河川敷と記述している場合や、そこに堤防(堤防敷)も含んで河川敷と記載している場合もあり、注意が必要である。河川敷と土手の違い
河川敷と土手の違いとしては、土手は主に土を盛って作られた堤防部分(堤防敷)のことを指すのに対して、河川敷は川岸から土手までの平らな部分のことを指すという意味的な違いがある。堤防と土手の違い
また堤防と土手の違いについては、一般的なほぼ同義と考えて差し支えないが、土手と言う場合は土をもって作られた部分のことを指すのに対して、堤防と言う場合は主にコンクリートによって固められたもののことを指すことが多い。ただし土手と堤防を特に区別なく使っている用例もあり注意が必要である。河川敷の目的と意義
河川に対して治水工事を施して河川敷を作る目的は大雨などにより河川が増水した際に水位が急激に上昇するのを抑止するという点にある。河川法における河川敷
河川法の中では「河川敷」という言葉は登場しない。代わりに「河川区域」という言葉が定められている。河川法における河川区域というのは治水工事が行われた河川の堤防と堤防の間の区域、つまり川(河道)と河川敷と堤防を合わせた区域のことを基本的には意味している。また、河川管理施設の敷地である土地や、堤防の外(堤内地)の敷地であっても、河川管理者がその河川と一体的に管理する必要があると指定した土地も「河川区域」に含まれる。行政における河川敷と管理区分
河川の管理区分は河川の種類によって異なる。一級河川(直轄区間)・・・国土交通省
一級河川(指定区間)・・・都道府県(一部の区間は政令指定都市)
二級河川・・・都道府県(一部の区間は政令指定都市)
準用河川・・・市町村
普通河川(河川法適用外)・・・市町村
なお、どの河川が「一級河川」「二級河川」「準用河川」「普通河川」なのかということについては、国土交通省ならびに自治体が定めている。また、「日本の一級河川一覧」のページでは一級河川を一覧で見ることができる。
河川敷の活用
河川敷は公共用物であり、比較的昔から、キャンプ、バーベキュー、野球、ゴルフ、花火、オープンカフェ、イベント広場、船着場などとして活用されている。他方で、2011年に」「河川敷地占用許可準則」の一部が改正され、河川管理者である自治体との間で施設使用契約により、オープンカフェ、イベント広場、キャンプ場、バーベキュー場、船着場、移動販売などを行う民間事業者が占用料を河川管理者である自治体に支払うことにより、利活用することができるようになった。河川敷に設置された代表的な施設
以下に河川敷に設置された代表的な施設を紹介する。江戸川の河川敷・・・江戸川グラウンド
淀川の河川敷・・・淀川河川公園。サッカー、ラグビー、陸上競技、フットサルコート、テニスコート、パターゴルフ、グラウンドゴルフなどの運動施設が設置されている。
河川敷の英語表現
なお、河川敷は英語では「river bed(直訳すると、川のベッド)」という表現が用いられる。かせん‐しき【河川敷】
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