かじき座とは? わかりやすく解説

かじき座

分類:星座/神話


名称:かじき座(旗魚座)
学名:Dorado
小分類:南半球
構成する主な星雲星団恒星:大マゼラン雲(銀河)/NGC2070(タランチュラ星雲散光星雲)/NGC1566(スパニッシュダンサー・渦巻き星雲)
神話主な登場人物:-
日本観測できる時期:日本からはほとんど見えない
見ごろ季節:冬(20時正中は1月下旬)

口の先がとがった海の魚、かじきを星座したものです。星座自体はさほど目立ちませんが、かじき座の中には大マゼラン雲」があるので有名です。大マゼラン雲我ら銀河系のお隣の星雲で、約20万光離れた場所にあり、目で見ても、うすぼんやりしたのように見えますまた、大マゼラン雲重なって全天でも一番美しといわれるタランチュラ星雲(蜘蛛似ています)があるなど、見物の多い星座です。

1.見つけ方ポイント
南半球の夏(日本の冬)に、南の空に現われる星座で、細長いひし形先に1本の線をつないだような形をしています。ひし形がかじきの体で、1本の線がとがった口先です。大マゼラン雲のすぐそばを見ると、ひし形が見つかるでしょう。そこからレチクル座方向口の先が伸びてます。ただし、星座自体3等星4等星ばかりなので、あまり明るとはいえません。

2.神話内容について
海にすむ、口の先がとがった、かじきを星座なぞらえたもので、神話とは関係ありません。1603年ドイツ天文学者ヨハン・バイエルによって発表され星図ウラノメトリア」に載せられたのが最初だといわれます

3.同じ時期見え星座について
南半球の夏(日本の冬)に、南の空に見えます日本ではなじみが薄いですが、その周囲星座一緒に見えます。まず、かじき座の北にはとけい座エリダヌス座、西にはレチクル座みずへび座見え、その向こうに小マゼラン雲見えでしょう。また南には、まず大マゼラン雲見え、その向こうにテーブルさん座とびうお座見え、東にはがか座りゅうこつ座はと座などが見えます

4.主要都市での観測について
日本では奄美大島でもその一部見えるだけで、ほとんど見えないといっていいでしょう。見るためには南の土地へ行く必要があります

参考文献:「星座クラブ沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑藤井旭著(成美堂出版)、「星座夜空四季小学館学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)





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