かきょうこうえんとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > かきょうこうえんの意味・解説 

花筐公園

名称: 花筐公園
ふりがな かきょうこうえん
種別 名勝地関係
種別2:
都道府県 福井県
市区町村 越前市
管理団体
登録年月日 2007.07.26(平成19.07.26)
登録基準 登-名1
追加登録年月日
解説文: 越前武生東方約6kmに位置する花筐公園は、岡太神社境内とその背後傾斜面を含む範囲展開し江戸時代末期からサクラ名所として知られてきた。
 弘化元年(1844)に大和吉野より数十本のサクラ移植し、「桜ヶ丘」と呼んだのが公園はじまりとされる明治28年(1895)の台風被災後に整地されるとともにソメイヨシノ補植され、サクラ名所として現状に見る公園原形できあがった大正年間にはサクラ植樹区域神社境内から切り離され大正15年(1926)には旧粟田部町町営公園となった。さらに、昭和10年(1935)には「花筐公園保勝会」が設立され園内周回路の整備が行われた。第二次世界大戦中サクラ伐採され公園食糧生産のための畑地として開墾されたが、戦後都市公園整備事業通じて公園美観みごとに復活した今回の登録に係る区域は、岡太神社境内とその周辺都市公園一部を含む区域である。
 この地は、6世紀前半在位した継体天皇恋愛主題とする世阿弥謡曲花筐」の舞台とされ、岡太神社では毎年2月継体天皇即位関連祝祭儀礼である「蓬莱祀が行われている。また、園内には、大正時代から昭和初期にかけて活躍した詩人で、昭和2年(1927)に粟田部町小学校音楽担当教員として勤務した野口雨情にゆかりの四阿再建され、「山月の亭」として公園良好な風致一端担っている
 以上のように、花筐公園は江戸時代末期サクラ名所母胎として、近代から第二次世界大戦後にかけて整備進んだ公園であり、今日なお保健休養の場として重要な機能を持つことから、その公園史上意義深く風致富んだ優秀な景趣造園文化の発展に十分寄与しているものと考えられる
登録記念物のほかの用語一覧
名勝地関係:  白水の滝  相楽園  石谷氏庭園  花筐公園  蝙蝠の滝  西山氏庭園  象山神社園池



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「かきょうこうえん」の関連用語

かきょうこうえんのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



かきょうこうえんのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS