『オルフェの方舟』の登場人物
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「ブギーポップシリーズの登場人物」の記事における「『オルフェの方舟』の登場人物」の解説
須磨 貞夫(すま さだお) 登場作品:『オルフェの方舟』 クレイムクラブの構成員。自分の運命を変えた統和機構を探っている。幼い頃は心臓を患っており、とても病弱だった。幼馴染の杉乃浦春海を鬱陶しいと思いつつ実は何よりも大切に思っている。 杉乃浦 春海(すぎのうら はるみ) / ワン・ホット・ミニット 登場作品:『オルフェの方舟』 県立深陽学園の生徒で、宮下藤花とは中学校時代からの同級生に当たる。おどおどとした性格で、クレイムクラブで危険な仕事に手を出しているらしい須磨貞夫の身を心配している。 分子運動を活性化させることで、あらゆる物体を発火させる<ワン・ホット・ミニット>の能力を持つMPLS。その能力は、世界そのものを燃やし尽くすほどの激情の顕れ。幼い頃から自分が世界に相容れない存在であると自覚していたが、貞夫と出会ったことにより世界への見方が変化した。普段は自分の力を抑えつけていたが、貞夫の不審な行動をきっかけに感情が暴走、能力を使って世界そのものを自分基準に書き換えるという暴挙を行い、街の一画を焼き尽くす。しかし、多くの犠牲者を出しながらも勝ち取ろうとした愛と命は、ブギーポップの前に死という形で儚く燃え散ることとなる。 相川 靖子(あいかわ やすこ) / ティアジャーカー 登場作品:『オルフェの方舟』 統和機構の戦闘型合成人間。体内波動を集束させて、身体能力や耐久力などを一時的に強化する<トリーズン・リーズン>の能力を持つ。 幼い頃に強盗に一家を惨殺され、彼女も瀕死の重傷を負った。その際に統和機構により改造されたが、合成人間としては改造前の記憶が残っているという失敗作。 クレイムクラブの構成員で、ある事情から六嶺平蔵と協力し、春海を狙う。 六嶺 平蔵(ろくみね へいぞう) 登場作品:『オルフェの方舟』 クレイムクラブの創設者。会の趣旨は統和機構の活動への「異議申し立て」等ではなく、中立を保ってそこから利益を吸い上げることだが、本人には妻に関係する別の目的があった。 六嶺 美登里(ろくみね みどり) / フォーリン・グレイス 登場作品:『オルフェの方舟』 六嶺平蔵の妻。分子運動を停止させ、あらゆる物体を凍結させる<フォーリン・グレイス>の能力を持つMPLS。癌などの病状の進行を凍結、停止させるほか、対象に高熱を打ち消す作用をもたらすことも出来る。 能力に意思を飲み込まれかけている為、感情や意思が全く無く、体も凍りついていて自由が利かない状態であったが<ワン・ホット・ミニット>の影響を受け、体の自由を取り戻す。しかし彼女の心には、もはや平蔵への愛情は微塵も存在せず、普通に生きる人間全てに対する妬みだけに取りつかれた怪物と化していた。 目覚めて直ぐにブギーポップと遭遇。早急に処分され、ただの氷屑と化す。ブギーポップ曰く“雪女”。
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