「パンジー」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 01:28 UTC 版)
「それでも花は咲いていく」の記事における「「パンジー」」の解説
青年・藤吉幸二は最愛の母・貴美子を亡くし葬儀を終えて父と共に帰宅するが、マザコンの彼の心はぽっかりと穴が空いたよう。食欲が湧かない幸二だったが生前貴美子が漬けていた梅干しを思い出すと、台所の壺に残る数粒の内の1つを口にして少しだけ元気が出る。幸二は貴美子の存在をもう少し感じていたいと家族のアルバムから母の写真を2枚だけ抜き取り、母の掛毛布で寝るようになる。 その後幸二は毎日梅干しをご飯と共に一粒ずつ食べては、これまでの人生での母とのやり取りを思い返す日々を送る。貴美子に支えられてばかりで親孝行できていなかったことに気づいた幸二は、母が幸せだったかどうかを心の中で問いかける。敷毛布から貴美子の匂いが消えかけ梅干しも最後の一つとなった頃、父から「貴美子が密かに綴っていた日記が見つかった」と知らされる。
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藤吉幸二:平山浩行(10歳時:佐藤涼平、15歳時:冨田佳輔)藤吉家の長男。30歳ぐらいの青年。細々とピアノ講師をしながら作曲家になることを夢見ているが、親戚から無職のように思われている。マザコン気味で貴美子を慕っている。中学生の頃に母親のことで父と衝突したことがあり、現在も少なからずしこりが残っている。 藤吉進:小木茂光幸二の父。貴美子の夫。仕事人間でこれまで家事を貴美子に任せっきりできたため、簡単なスイッチ操作でできる自宅の風呂のお湯の張り方も知らない。血の繋がりのある親子は関係が濃いと思う反面、「夫婦は所詮他人」との考えを持つ。 藤吉貴美子:麻生祐未幸二の母。専業主婦。亡くなったばかりで冒頭で自身の葬儀が行われる。家族の中で作曲家を目指す幸二を応援してきた。幸二が子供の頃に、やりたいことよりやるべきことを先にやることの大切さを教えた。パンジーが咲いている家に済むことが昔からの夢。 藤吉純子:福田安代(13歳時:千島かれん)藤吉家の長女。幸二の姉。実家から離れて暮らしており、貴美子の葬儀のため一時帰宅する。葬儀の参列者を見送る最中に倒れた幸二を、進と2人で介抱する。 孝之:(演:松本光希)、わたる:(演:阿久津愼太郎)幸二の中学3年生の頃の親友。ある日幸二と3人での帰宅中に、中3で自分の服を母親に買ってもらっている幸二に驚き、「マザコン入ってる」とからかう。 愛子(幸二の彼女):池澤あやか幸二が20代の頃に交際していた恋人。幸二とはピアノという共通点がある。幸二との会話の中で、「女性はこういうもの」という理想像にはめ込もうとする所に不満を持っている。 渡辺(ピアノの生徒):酒井敏也幸二にピアノを習っているおじさん。休日などを利用して比較的易しい曲を練習し、最終的には「エリーゼのために」を弾けるようになりたいと思っている。5年前に母を亡くしており、幸二に自身の母への想いを話して助言する。
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