「ゆがめられた行政が正された」「報道しない自由」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:24 UTC 版)
「加戸守行」の記事における「「ゆがめられた行政が正された」「報道しない自由」」の解説
前愛媛県知事として、今治市の特区申請に関して役所への事前相談を行っていたことから、2017年7月10日、24-25日の閉会中審査に呼ばれて加計学園問題に関する発言をしたが、一部メディアにしか報道されず、報道しない自由が行使されたと批判している。 2017年7月10日の閉会中審査で加戸が「愛媛県にとっては、12年間加計ありきだった。今さら1、2年の間で加計ありきじゃない」、「10年間、我慢させられてきた岩盤規制にドリルで穴を開けていただいた。『ゆがめられてきた行政が正された』というのが正しい発言ではないか」などと述べる。この発言を朝日新聞と毎日新聞は報じなかった。 2017年7月24日閉会中審査で、加戸守行が「安倍首相にかけられた、あらぬ濡れ衣を晴らす役に立ちたい」と発言。夕刊フジは、この発言を朝日新聞と毎日新聞は報じなかったとしている。 7月25日の閉会中審査で、青山繁晴が7月10日の閉会中審査の報道について、「加戸参考人が経緯を含めて、とても分かりやすくお話しいただいたが、ほとんど報道されなかった。ちなみに、僕という国会議員は、この世にいないかのような扱いになっていたが、それは、有権者には申し訳ないけど、はっきり言ってどうでもよいこと。問題は、当事者の前川参考人と並んで、一方の当事者の加戸参考人が、まるでいなかったがごとく扱われたということ」とメディアを批判し、加戸に「今回のメディアの様子を含めて、社会の様子を、どのようにお考えか」と質問、加戸は「私も霞が関で30数年生活し、私の知る限り今まで、メディア批判をして勝った官僚、政治家は誰一人いないだろうと思っているし、ここで何を申し上げてもせんないことかなと感じている」、「報道しない自由があるのも有力な手段、印象操作も有力な手段。マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかない」と発言している。J-CASTによると、この発言を紙面で報じたのは毎日新聞のみ、産経新聞はウェブサイトのみ、朝日新聞と読売新聞は報じなかった。 同日の閉会中審査で、加戸が取材時にテレビ局に見せられた前川のインタビュー映像で、加戸が第2次安倍内閣で教育再生実行会議の委員になった理由を、前川が「あれは安倍首相が加戸さんに加計学園の獣医学部の設置を会議で発言してもらうために頼んだんですよ」と述べた映像を見たため、その場で記者に否定し「安倍首相が加戸氏に頼んだ」という部分は全国放送されなかったと主張している。加戸は、「(前川氏は)安倍首相をたたくために、全国に流れるテレビの取材に応じた。私の取材ができていなければ、流れていたかもしれない」とし、「なぜ虚構の話をするのか。作り話をしなければならない彼の心情が理解できない」と前川を批判している。産経新聞によると、この発言を朝日新聞は一切報じず、直後に前川が答弁した「誤解だ。『総理に頼まれてその発言をした』と言った覚えはない」という発言のみを報じた。
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