《恵体》の正しい読み方
「恵体」の正しい読み方
「恵体」は、おおむね「けいたい」か「えたい」のように読む語と認識されているが、正しい読み方は決まっていない。インターネット上の文字情報のやり取りから生まれた造語であり、略語であるため、読み方が重視されずに表記が定着した言葉であるためである。極限すれば「恵体」は「正しい読み方がない」というよりは「正しい日本語の語彙ではない」。少なくとも2020年代初頭時点においては読み方不明のネットスラングである。あえて読まなくてはならない場面があれば「恵まれた体格」と読み替えてもよいかもしれない。
「恵体」の意味解説
「恵体」は、「恵まれた体格」の略として定着した言葉である。元々は、逞しく恵まれた体格であるにも関わらず、中々ヒットを打つことができないという、プロ野球選手を揶揄する表現であった。その表現の中から、恵まれた体格という部分だけが抜き出されて、「恵体」という言葉が生まれた。そして、プロ野球以外でも、体格が良い人を指す表現として使われるようになった。元々は皮肉を交えた表現であるが、ただ単純に体格を表現するために使用することも多い。さらに、食に恵まれてできた体格ということで、肥満体を指したり、性的な魅力を伴った体格を表したりするために用いることもある。なぜ「けいたい」「えたい」「めぐたい」と読むのか・理由
「恵体」は元がネットスラングであるため、読み方は基本的に自由だ。そして、他の熟語と同様に音読みで統一した方が、違和感が出にくいということで「けいたい」あるいは「えたい」が使用される場合が多い。また、元のネットスラングである「恵まれた体格」を略す形で、「めぐたい」と読まれることもある。「恵体」の類語・用例・例文
「恵体」を用いて例文を作ると、「今年のプロ野球はとんでもない恵体の新人が現れた」「彼は同性から見ても惚れ惚れするような恵体である」といった形となる。基本的には、体格の良さを褒め称えるために用いることが多い。そして、「私は一般人のサイズよりひと回りほど大きな恵体である」「恵体を活かして異性を誘惑する」といった使い方もできる。「恵体」の類語としては、「マッチョ」あるいは「筋骨隆々」が挙げられる。いずれも体格が良いことを表現する言葉であり、主に筋肉量が多い男性を指す場合が多い。「恵体」とほぼ同義の言葉であるため、そのまま置き換えても意味は成立するだろう。また、筋肉質の体型以外を指す場合には、「巨漢」や「グラマラス」といった類語が使用可能である。
「恵体」の英語用例・例文
「恵体」は日本で生まれたネットスラングであるため、英語には適切な単語はない。したがって、「逞しい身体」という表現の「strong body」や「big body」を使用する。例文にすると、「She has a strong body to win this tournament(彼女はこの大会で優勝できるほどの恵体である)」「I saw a man with a big body in the city(街で恵体の男性を見かけた)」といった形になる。- 《恵体》の正しい読み方のページへのリンク