《悪戯》の正しい読み方
「悪戯」の正しい読み方
「悪戯」の正しい読み方は「いたずら」である。漢語的に音読みして「あくぎ」と読んでも間違いではない。とはいえ、一般的には「いたずら」と読むと考えてまず間違いない。「悪戯」の意味解説
「悪戯」は、「いたずら」と読むか「あくぎ」と読むかで多少ニュアンスが違ってくる。「いたずら」には「面白半分に行う悪ふざけ」のニュアンスで用いられやすいく、「あくぎ」は「たちの悪い悪ふざけ」のニュアンスで用いられやすい。人の迷惑になる振る舞いを指すという点はどちらも共通している。なぜ「悪戯」と読むのか・理由
「悪戯」は「悪(あく・お・わる-い)」+「戯(ぎ・げ・たわむ-れる)」から構成されているため、漢字の読み方通りでは「いたずら」と読むことはできない。「悪戯」を「いたずら」と読むのは熟字訓という読み方で、一つ一つの漢字を読むのではなく熟字全体に当て字をするというものである。熟字訓は特殊な読み方であるため、もともと読み方を知らないと読めない場合が多い。「悪戯」の類語・用例・例文
「悪戯」の類語・仕業(しわざ)
・児戯(じぎ)
・お茶目(おちゃめ)
・悪乗り(わるのり)
・ふざける
「悪戯」の用例・例文
・悪戯っ子(いたずらっこ)/悪戯が好きな子供という意味
妹の息子はとんだ悪戯っ子である。
・悪戯盛り(いたずらざかり)/悪戯をしたい年ごろという意味
3歳になった娘はちょうど悪戯盛りである。
・人が嫌がる行為をするという意味
風の悪戯でスカートがめくれ上がった。
うちの飼い犬は花壇を掘り返したり靴を隠したりと、悪戯好きで困っている。
・禁じられていることを面白半分に行うという意味
小さな子供がライターで悪戯をして危うく火事になりかけた。
・芸事や習い事の腕前を謙遜するという意味
私のピアノなんてほんの悪戯です。
・性的な嫌がらせをするという意味
公園で女性が悪戯されたという通報があり警察が出動した。
「悪戯」の英語用例・例文
「悪戯」の英語は「mischief」、「prank」である。「悪戯」の英語用例・例文
・I'm having trouble with the prank calls that come in every night.(毎晩かかってくる悪戯電話に困っています)
・A child at the mischievous age is out of control.(悪戯盛りの子供は手に負えません)
・He always gets into mischief no matter how many times I complain to him.(何度文句を言っても彼は悪戯をやめない)
・She carried her mischief too far and irritated her teacher.(彼女は悪戯をやりすぎて先生の不評を買ってしまった)
・My best friend is to do mischief to attract his classmates.(彼はクラスメイトの気を引くために悪戯をしている)
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