《丹羽》の正しい読み方
「丹羽」の正しい読み方
読み方:にわ・たんわ・たんば「丹羽」は日本の名字と地名。名字では「たんわ」や「たんば」という読み方もあるが、「にわ」が圧倒的に多い。
「丹羽」の意味解説
「丹羽」は日本の地名や日本人の名字である。「丹羽」を「にわ」と読む地名では、愛知県丹羽郡や愛知県一宮市丹羽がある。「丹羽」を「たんば」と読む地名では、兵庫県丹波市がある。「丹羽(にわ)」という名字は地名から起こったといわれる。愛知県に最も多い名字であることも、その裏付けとなる。電話帳に登録された情報によると、「丹羽」という名字の人物は、全国に5万4,000人ほど存在する。これは、全国で389番目に多い名字だ。都道府県別にみると、愛知県に最も多く、次いで岐阜、それ以降は東京、大阪、北海道という順である。
中でも、「丹羽郡」や「一宮市丹羽」といった地名のある1位の愛知県では、「丹羽」という名字は約2万1,820人と圧倒的に多くなっている。2位の岐阜県が約7,370人であることを考えると、けた違いの数字だ。以下は、3位の東京都が約3,640人で4位の大阪府で約2,830人、5位の北海道が約2,630人となっている。岐阜県は愛知県から近いことと、東京都や大阪府は人口の流入が多いことを考えると、妥当な順位である。
なぜ「にわ」と読むのか・理由
「丹羽」の「丹」は音読みで「タン」、訓読みで「あか」「に」「まごころ」と読む。なお、訓読みの「あか」「に」「まごころ」はすべて表外読みである。いっぽう、「羽」は音読みで「ウ」、訓読みで「は」「はね」と読む。「丹羽」を「たんば」と読む場合、「丹」の音読みの「タン」と、「羽」の訓読みの「は」が結合したものである。「羽」を「は」ではなく「ば」と読むのは、発音しやすくするための「連濁」による影響だ。なお、「タン」が音読みで「は」が訓読みであることから、「丹波(たんば)」という読み方は重箱読みである。
また、「羽」には本来「わ」という読み方はない。しかし、「丹羽郡」は「爾波県君(にわのあがたのきみ)」という人物が統治していたという説があり、万葉仮名では「には」と表記されていた。読み方はもとより「にわ」だったと思われる。
「丹羽」の類語・用例・例文
「丹羽」は人名や地名などの固有名詞のため、類語は存在しない。使い方の例としては、「丹羽は、本日はまだ出社しておりません」や、「丹羽郡の人口はどれくらいですか」などがある。「丹羽」の英語・用例・例文
「丹羽」は固有名詞のため、英語でもそのまま「Niwa」と表記する。文中では、「His family name is Niwa.(彼の名字は丹羽です。)」や、「I'm afraid, Niwa is on another line right now.(すみません、丹羽はただいま別の電話に出ています。)」のように使用する。《丹羽》の正しい読み方
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