みしょう【実生】
実生
実生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 21:29 UTC 版)

実生(みしょう)とは、種子から発芽したばかりの植物のこと。子葉や第一葉のある時期を指し、一般にいう芽生えのこと。転じて種子から発芽させて新しい植物体(苗)を得ることをいい、また広義にはそうして得られる成長した植物体をも指す。
概要
ヒマワリやパンジーなどの一年草、二年草は、すべて実生から生長する。多年草や木本は、栄養繁殖で増やす場合が多いが、比較的短命なハーブ類や、種子から1、2年で開花するアネモネやシクラメン、挿し木や株分けなどの栄養繁殖が難しいコーヒーノキやイチョウ、ソテツなどは、実生からの繁殖が行われている。
多年生草本で、日本原産のケシ科の野草、タケニグサは、欧米で羽毛ケシ(プルームポピー)の英名で、園芸植物として栽培されている。たくさんの小さな罌粟坊主(けしぼうず)から細かい種子を実らせて、種についているエライオソームというアミノ酸、糖分、脂肪酸などのアリが好む餌になる物質を種子につけているので、アリが収穫に来るが、不要な種子は廃棄するために、播種されることになる。その場所が生育に適している場合は発芽し生長する。夏には2m以上の高さに育ち、大きな葉もつけるが、実生の苗のときの大きさは、糸状の茎が4mmくらいで双葉は長さ4mmくらい、幅1mmくらいで、根も糸状で4 - 5mmくらい。1枚目の本葉は、糸状の葉柄が長さ3 - 4mmに直径3mm位の星形の葉身の本葉を出す。半月位で、かなり大きく生長して、普通に見られる芽生えの状態になる。
関連項目
「実生」の例文・使い方・用例・文例
- 実生活
- 私の読んだ冒険談は実生活とは縁遠い。
- 実生活.
- 学生たちを実生活に直面できるように準備してやる.
- 学校で学ぶことで実生活に役に立つことは少ない
- 実生の菊
- これは実生活を例証するに切実な例である
- 実生活に基づく映画
- 種または実生を土ぬ植える人
- 実生活に役立たない事柄
- 経験学習という,現実生活の中の興味や問題などを軸として展開される学習
- 歌舞伎において,分別のある人を主人公とした実生活に近い写実的にな出しもの
- 専修学校という,実生活に必要な技能を育成する組織
- 実生活の中で起こった出来事の中心をなす女性
- 実生活や政治に関連した事
- 実生活を通じて行う学習
- 実生活を通じての学習を重視する学校
実生と同じ種類の言葉
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