光沢
光沢
塗膜の表面が、光を正反射する能力を光沢といい、塗膜に当てた光に対する反射光の割合で表す。一般的にはつやといわれており、つやがあるかないかは、塗面が平滑であればあるほど高くなり、逆に表面がザラザラであるほど光は乱反射するので、つやは低くなる。
参照 光沢保持率、つや出し塗装光沢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 08:53 UTC 版)
光沢(こうたく、英語: lustre[1]、luster[1])は、物体表面の物理的性質で、対応する心理的属性を「つや(艶)」や「光沢感」などと呼ぶ。光沢は主として光を反射する程度によって決まるが、実際には、正反射光と散乱反射光の強さの比、正反射像の鮮明さ、表面のざらつき模様などが強く影響する。
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光沢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 07:14 UTC 版)
「ダイヤモンドの物質特性」の記事における「光沢」の解説
ダイヤモンドの光沢は、" adamantine "(意味は単に「ダイヤモンドのような」)とも表現される。適切にカットされたダイヤモンドの表面は平坦で凹凸が無いため、光の反射能力は非常に良い。ダイヤモンドの屈折率(ナトリウムランプの波長589.3nmで計測)は、2.417である。ダイヤモンドの結晶系は等軸晶系であるため、等方性の物質でもある。ダイヤモンドは0.044という高い分散率(可視光線波長による屈折率の変化の度合い)を有する為、カットダイヤモンドの炎のようにきらめく「輝き」がはっきりと認識できる。「輝き」は透明な宝石の中で観測されるプリズム効果のきらめきによるもので、宝石という観点から伺うと、これは恐らくダイヤモンドの最も重要な光学的特性であるといえる。この「輝き」を最大限に引き出すには、ダイヤモンドカットの種類とカット面の大きさの割合(特にカット上部の高さ)が決め手となる。しかし、あまりにも変わった色をしたダイヤモンドでは、場合によっては輝きを失う恐れがある。 ダイヤモンドよりも高い分散率をもつ鉱物が20種類以上存在する。例えば、チタン:0.051、アンドラダイト:0.057、錫石:0.071、チタン酸ストロンチウム:0.109、閃亜鉛鉱:0.156、合成ルチル:0.330、辰砂0.4となる。しかし、分散率の他にダイヤモンドは極めて高い硬度、摩耗・化学的耐久性、そして抜け目のない取引市場により、宝石として例外的な価値を生み出している。
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「光沢」を含む「ダイヤモンドの物質特性」の記事については、「ダイヤモンドの物質特性」の概要を参照ください。
「 光沢」の例文・使い方・用例・文例
- 一度ブラシを掛けただけで光沢が出た
- 真珠の光沢
- 職人が表面に光沢の加工を施します
- 光沢がいっそう高級感を醸し出します
- 筐体の色は高光沢の黒である。
- 彼女は光沢のあるリンゴを2個、皮をむいた。
- 私はエナメルのような光沢のあるパンツが欲しい。
- この指輪は光沢をうしなった。
- 絹の光沢.
- 彼女は(ワックスで)磨いて家具に光沢をつけた.
- 光沢をつけた写真.
- 絹には光沢がある.
- 黒たんは拭くと光沢が出る.
- 光沢は金の固有の性質である
- 金属光沢
- 黒檀を時々乾いた布でこすると光沢が出る
- 金属には光沢がある
- 絹には光沢がある
- 金属を磨くと光沢が出る
光沢と同じ種類の言葉
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