きょうめん‐はんしゃ〔キヤウメン‐〕【鏡面反射】
読み方:きょうめんはんしゃ
⇒正反射
鏡面反射
鏡面反射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 09:21 UTC 版)



概要
鏡面反射は鏡のように反射の法則に従って波を跳ね返すことである[1]。すなわち入射角
鏡面反射光の色は反射面の特性に依らず光源の色と一致する[2]。
例えば白色光源で色付きボウリングのボールを照らすと、鏡面反射光(鏡面反射成分)は白色になる。これはハイライトとして知られる(図参照)。
入射光偏光の維持
鏡面反射光の偏光は入射光の偏光と一致する。すなわち偏光が反射しても維持される[3]。
近似
凹凸のない表面では鏡面反射は正反射となるが、凹凸のある表面では巨視的には広がりのある反射となる。同じ色の塗料でも艶消し加工にすると白っぽく見えるのは薄く広がった鏡面反射によるものである。
参考文献
- 東芝テリー株式会社 (2016), “マシンビジョンにおける光の反射と偏光について”, TOSHIBA WHITE PAPER: 1-2
関連項目
鏡面反射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 17:30 UTC 版)
2009年7月8日、探査機カッシーニの可視・赤外域マッピングスペクトロメーター (VIMS) により、5µmの赤外線でチンポー湖の北緯71度西経337度の領域での鏡面反射を観測した 鏡面反射が発生したということは、この地域の表面が鏡のように平らな状態になっていることを意味しており、このことはレーダー画像による巨大な液体の湖という推測を裏付けるものとなった。この観測結果は、北極地域が15年に亘る長い闇の冬の時代を終えた後でもたらされた。
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