Phongの反射モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 16:06 UTC 版)
Phongの反射モデル(フォンのはんしゃモデル; 英: Phong reflection model)とは、3次元コンピュータグラフィックスにおいて、モデリングされた面上の点に影をつけるための照明と陰影(シェーディング)モデルである。Phong照明、Phongライティングとも。
概要
Phongの反射モデルは環境光反射・拡散反射・鏡面反射の和として定義される(⇒ #定義)。環境光反射は入射光の重み付けで、拡散反射成分はランバート反射で、鏡面反射は経験的な式でモデル化されている(⇒ #解説)。このモデルはユタ大学の理学博士である、ブイ・トゥオン・フォンによって開発され、1973年に"Illumination for Computer Generated Pictures"の題で学位論文として発表された。
上記論文ではポリゴンメッシュモデルのシェーディングにおける法線ベクトル補完手法も提案されている。これはPhongシェーディングとして知られる。
定義
光源・反射面(点)・撮像面(点)が配置された3次元空間について考える。
以下のように光源を定義する:
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