Phong分布
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 08:42 UTC 版)
Phongの反射モデルでは、ハイライトの輝度は、 k s p e c = cos n ( R , V ) {\displaystyle k_{spec}=\cos ^{n}(R,V)\,} として計算できる。ここで、Rは表面での光の鏡面反射ベクトルであり、Vは視点ベクトルである。定数nはPhong指数で、表面の見かけの滑らかさを制御する、ユーザが選択できる値である。 Blinn-Phongの陰影モデルでは、ハイライトの輝度は k s p e c = cos n ( N , H ) {\displaystyle k_{spec}=\cos ^{n}(N,H)\,} として計算できる。Nは滑らかな表面での法線で、Hは半角(光線ベクトルLと視点ベクトルVとのちょうど真ん中)である。 これらの方程式は、微小面法線の分布は、角度に関連しておおよそガウス分布ないしピアソン2型分布に従うことを暗に示している。 一方、このことは役に立つことは分かるし、信用できる結果を提示してはいるが、物理学を基礎としたモデルではない。
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