マッサン 登場人物

マッサン

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登場人物

主人公とその家族

亀山政春(かめやま まさはる)
演 - 玉山鉄二(少年期:神先朔也、青年期 : 南部綜汰)
本作の主人公。一人称は「わし」。エリーからは日本に帰国以来「マッサン」と呼ばれ、周囲にも、次第にこの呼び名が定着する。猪突猛進で周囲の人々としばしば諍いを起こすこともあるが、実直で勤勉な性格で、ウイスキー作りへの一途な情熱は周囲の人々を認めさせていく。
広島県竹原の造り酒屋の次男として生まれる。大阪工業学校を卒業後、住吉酒造に就職[30]。20歳の時に初めて飲んだウイスキーの味に感動して以来、日本でウイスキーを造る夢を抱き、社長の援助でスコットランドに留学中に、エリーと出逢い交際する。2年間の修業を終え帰国を機に、両家の反対を押し切りエリーと結婚。1920年(大正9年)、エリーを連れて実家に戻り、彼女を妻として周囲に認めさせようと奮闘するが、母・早苗だけは説得できず、エリーと共に家を出て住吉酒造に復職する[31][24]。しかし、ウイスキー製造計画は株主たちに承認されず、さらに優子の婚約者の父の要求により退職に追い込まれる[32]。その後、定職に就けず困窮する期間を経て、ウイスキー作りに向け本格始動した鴨居商店に再就職[33]。新たにできる山崎工場の工場長に就任し[34][35]、初の日本国産ウイスキーを作り上げるが[36]、味が不評で売れず製法と商法について鴨居と揉めた結果、営業への異動を命じられ[36]、ウイスキーの宣伝に北海道へ渡る[37]。現状においてウイスキーを売る難しさを痛感したことと、亡き母もウイスキー造りを応援していたことを知り、大阪に帰社し鴨居に頼み工場長に復帰後は、鴨居に従い日本人向けの味の追求を重ねるが、改良品も売れなかったことをきっかけに、北海道で自分が作りたいウイスキーを作るため、鴨居商店を退職し開業へと歩み出す[38]
かつて、ウイスキーの営業で渡った北海道にある余市町が、ウイスキー作りに適した土地であることから、余市に工場を構えることに[39]
1945年(昭和20年)、生まれ故郷である広島県に原爆投下され、竹原の家族と一時連絡が取れなくなり、電報を打つ(後日、家族から無事を伝える電報が届いた)[注 4]。だが、広島原爆投下をはじめとする、アメリカ軍の終戦直前の戦争行動に、政春は恨みを募らせてしまい、終戦直後のアメリカ進駐軍(GHQ)のせっかくの取引要請を商機であるにもかかわらず、拒否してしまう(周囲の説得で仕方なく取引を開始する)。
終戦から3年後、シベリア抑留から復員した甥・悟(後述)から「3級酒が自分にとっては、一番うまい酒だった」と当時のことを打ち明けられ、さらには出資者たちからも3級酒を造るように迫られていたことから、3級ウイスキー製造へと乗り出す。
はじめはなかなかうまくいかなかったが、父・政志のアドバイスがきっかけでウイスキー庫に貯蔵していた原酒を調べたところ、戦死した森野一馬(後述)から託された、大麦で作った原酒が適していることが判明。ついに日本中の注目を集める3級ウイスキー・「余市の唄」を完成させた。
12年後の1961年(昭和36年)、エマが婚約者・マイクを伴って帰国したのと同時期。エリーが病に冒されていることを主治医から知らされ、愕然となる。
正式な結婚式を挙げていなかったことから、彼女のためにウエディングドレスを購入し、式を挙げようと計画。その直後に4人で余市工場敷地内を散歩していたが、ついにエリーが倒れる。最後は2人きりの時間を過ごし、エリーの臨終を看取った。エリーの死後は呆然自失の状態が続いたが、彼女が生前に書き残した最後のラブレターを読んで気力を取り戻し、再びウイスキー作りの仕事に戻る。それから10年後、エリーの名前が付けられた自社製のウイスキー「スーパーエリー」が本場のスコットランドからも高品質のウイスキーとして認められ、「ベスト・スコッチ・スタイル・ウイスキー」の特別賞を受賞した。
ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝がモデル[40][41]。また、第1話の冒頭に登場するウイスキー「スーパーエリー」と物語後半に登場するウイスキー「余市の唄」は、実際にニッカウヰスキーから発売されている(されていた)ウイスキー「新スーパーニッカ」(前者)と「ニッカスペシャルブレンド」[42](後者)がそれぞれモデルとなっている。
亀山エリー(かめやま エリー)
演 - シャーロット・ケイト・フォックス(少女期:エマ・バーンズ)、日本語吹き替え - 恒松あゆみ
本作のヒロイン。旧姓は「Elizabeth Henderson」。結婚後の戸籍上の正式名は「亀山エリザベス」。一人称は「私(わたし)」。歌が好きで、スコットランド及び日本の民謡などを頻繁に口ずさんでいる。前向きな性格で何事にも真剣に取り組み、内助の功となり政春を支え、家庭を守りつづける。チキンブロス、シェパーズパイなど欧州の家庭料理をはじめ、来日してから懸命に覚えた日本の料理を作って食卓を彩り、風邪をひいた時には身体を温めるウイスキーをベースとした飲み物ホットトディを作る。家族の普段着やベッドカバーやクッションなども自ら縫いあげるなど、家事全般は得意である。
スコットランドの医者の家に生まれ育つ[43]。婚約者を戦争で亡くし恋をしないと決意して数年後[44]、自宅でのクリスマスパーティーで、妹の大学の友人であった政春と出逢い、彼との交際の中で日本語を学び、やがて彼から求婚される。結婚にあたり、スコットランドに永住しても構わないと告げる政春に対して、日本でウイスキーを造るという政春の夢を尊重し、結婚後は彼と共に日本へ渡る決意を固め、駆け落ち同然で来日した。両家の母や一部の親族から批判され、外国人ゆえに周囲から偏見を持たれたり注目されながらも、愛する政春のために日本人として生きていこうと奮闘する[31]
当初は「マサハル」と呼んでいたが、来日後、夫を呼び捨てにしてはならない日本のしきたりを早苗から教わり[31]、「マサハルさん」と呼ぶことにした。しかし「マサハルさん」の発音が難しいとの理由から、政春を「マッサン」と呼び始める[24]
鴨居商店の山崎工場の落成時に、政春との子を宿したことが判明するが、自宅の階段で転落して流産。その際に、幼い頃から病弱で体力に乏しいこと、現在も極度の貧血であることから出産は母体の生命に危険が及ぶ危険性が強く、ほぼ不可能であることを医師に診断される[35]。山崎工場のお披露目後、キャサリンの仲介で、身寄りのない乳児に「エマ」と名付け、養女に迎え入れる[45]
第二次世界大戦が開戦し、日に日に戦局が激しくなっていくと街頭で子供たちから石を投げつけられたり、あらぬ悪口を囁かれたりと外国人を敵視する世情を痛感する。身の危険を感じるほどになり、やがて自宅の中で過ごすことが多くなる。ストレスから神経質になってしまうことも多く、特に思春期を迎え恋をするようになったエマに対して過干渉になるが、エマの気持ちと向かい合うために自分の辛い初恋の思い出を打ち明ける。その際に、自分もかつて実父から貰った「人生は冒険旅行」の言葉を改めて噛みしめ、エマを見守ることを決める[44]
日本が終戦を迎えたと同時に特別高等警察の監視下から解かれたが、心労がたたり倒れてしまう。
終戦から3年、ようやく平穏な日々を過ごすようになる。
俊夫夫妻が余市を去ってから12年後、養子の悟夫妻に生まれた孫たちに囲まれ、幸せな時間が訪れるものの病魔に冒されており、すでに余命わずかであった。自身の余命を悟り、政春へ最後のラブレターをしたためていた。
政春・エマたちと余市工場内を散歩中、ついに倒れ、危篤状態に。最後は政春と2人きりでこれまでの思い出を語り、穏やかな時間を過ごす。やがて身体を横たえたエリーの手を政春はしっかりと握り、スコットランドから日本へ二人で向かったその日にエリーに告げた「この手、離すなよ」の言葉を贈る。エリーもあの日と同じように「はい」と返事、その言葉を最期に静かに目を閉じて生涯を終えた。
生前に書き残した政春へ宛てた最後のラブレターは、彼女の葬儀後に読まれ、憔悴しきっていた政春の心に再び仕事復帰する気力を与えた。
竹鶴政孝の妻・リタがモデル[40][41]。病弱という設定や第11週で描かれた1924年(大正13年)の流産はリタの史実を踏まえたものである[46][47]
亀山エマ(かめやま エマ)
演 - 木南晴夏(総集編後編の語り兼)(幼少期:住田萌乃、15歳から18歳:優希美青
政春・エリー夫妻の長女。一人称は「うち」→「私(わたし)」。
不慮の事故で身よりがなくなり教会に預けられていたところ、キャサリンの紹介で夫妻の養女に迎えられる[45]。夫婦それぞれの名前の頭文字が名付けの由来[36]
娘に甘い政春と躾に厳しくも惜しみない愛情を注ぐエリーのもと、4歳時にはおしゃまな少女に成長するが、時折、頑固でわがままな性格が垣間見え、エリーを手こずらせる[36]
両親とともに北海道に移住後、地元の小学校に進学。小学三年生の時に、エリーに容姿が似てないことを同級生らにからかわれ、心に暗雲が垂れ込めたことを機に政春とエリーから養女であることを告げられる。動揺は隠せなかったが、今までもこれからもかけがえのない両親であることに変わりはないと改めて思い直し受け入れる。後日、両親が見守る授業参観において家族についての作文を発表し、そのなかで「世界一の両親」と自信をもって読みあげて政春とエリーを感激させた[48]。やがて女学校に進学、はつらつとした活発な娘に成長。日本的な厳しい躾と自分の意見をはっきりと言葉にするというエリーの教育方針に則り、自分の意思を主張することに躊躇がない。日常的に英話を用いるバイリンガルである。
第二次世界大戦開戦後、外国人を敵視する世情から、母のことを含めて学校で陰険な嫌がらせを受けるようになる[49]
女学校を卒業した17歳時には、勤労奉仕で軍服を縫製する軍需工場で働くが、軍事活動に消極的な様子から、同僚らから執拗になじられるようになる。そんななか、本音で語り合える一馬に恋をし、彼に思いを打ち明ける[44]。しかし返事がもらえぬまま一馬は出征、帰還を待ち侘びる日々を過ごす。しかし1945年、彼の戦死により失恋する[50]
終戦後、小樽の英文タイピスト養成学校に通い始める[50]
終戦から3年、25歳になったエマは進駐軍の事務所に勤務して2年目。バイリンガルの強みを生かし、翻訳や通訳、タイピストの仕事をしている。悟の帰還と同時期、上官からアメリカへの転勤を勧められる。家訓ともいえる「人生は冒険旅行」の言葉が背中を押し、渡米を決意する。
1961年には、アメリカからイギリスへ移って出版社で働いており、現地で知り合ったマイク(後述)と婚約。一緒に日本へ帰国した。エリーが倒れたことで、母の病状を知りショックを受け泣き崩れる。
岡崎悟(おかざき さとる) → 亀山悟(かめやま さとる)[注 5]
演 - 泉澤祐希(少年期:向鈴鳥
千加子の第3子。
出征していたが、ソ連軍に捕らえられシベリア抑留となっていた。
1948年(昭和23年)にようやく帰還を果たし、政春のいるドウカウヰスキーを訪ね、復員の挨拶をした。
シベリアでは想像を絶するほどの苦難を味わい、悪夢にうなされるように。鰊御殿で同部屋になったある復員兵から「時計を盗んだ」とあらぬ疑いをかけられ激怒する。騒動の後、連れて来られたウイスキー庫で抑留時に味わった過酷な出来事を政春にぶちまけ、いまもその記憶に苦しんでいることを吐露した。
やがて政春に促されて3級ウイスキー製造を手伝い始め、醸造に興味を深めていく。訪ねて来た政志や千加子に、余市に留まりウイスキー製造を学ぶ決意を告げる。
1961年の時点で既に結婚しており、二児の父親となっている。
マイク
演 - 中島トニー(第146話より登場)
1961年にエマが両親のもとに帰省した折に同伴した婚約者。
亀山和歌子(かめやま わかこ)
演 - 宮嶋麻衣(第146話より登場)
悟の妻。
亀山政太朗(かめやま まさたろう)
演 - 本郷颯(第146話より登場)
悟と和歌子の長男。
亀山絵美(かめやま えみ)
演 - かわさき鈴乃(第146話より登場)
悟と和歌子の長女で政太朗の妹。

広島・竹原の人々

亀山家の人々

代々造り酒屋「亀山酒造」を営んでいる。「亀山酒造」のシーンは竹鶴政孝の生家でもある竹鶴酒造(広島県竹原市)でロケが行われた[21]

亀山早苗(かめやま さなえ)
演 - 泉ピン子
政春の母。一人称は「うち」。亀山家の跡継ぎ娘として育ち、家を守り続けてきた。長男が家業を継がず家を出たため、次男の政春に跡継ぎとしての期待を寄せる。外国人であるエリーを政春の嫁として頑に認めず、エリーを亀山家から追い出そうとする[31][注 6]。政春とエリーが大阪へ旅立つ際まで二人の結婚に反対するが、エリーに日本人の嫁になる宿題として「を使えるようになる」ことを条件とする意味を込めて1膳の箸を贈る[24]
政春が住吉酒造を辞めたと知り、政志の危篤を知らせる嘘の電報を政春に送り、家業を継がせようと呼び戻す。その際にも、政春と一緒に帰省したエリーを家族と認めず女中扱いし、帰国するよう嫌味を発するが、心中では政春のために尽くす彼女を認め、政春とエリーが大阪に戻る際には(表向きは女中への給金として)大金を贈る[51]。政春とエリーが再就職の報告に来た際には、当初離婚の報告と勘違いして喜びを見せるも、それが勘違いと分かると、外国人を嫁として受け入れられないことを曲げないうえで、エリーが日本人に生まれなかったことを憂い涙する[33]。その後も大阪に様子を伺いにやって来ると、エリーに政春への接し方やエマへの育児について意見をしながらも[36]、自宅に戻ると遠回しにエリーを褒める発言をする[38]。政春が北海道出張中に危篤となり、帰省し看護するエリーと本音で語り合える仲に変わる。臨終時にはエリーを「日本一の嫁」と公に認め、エリーから教わった英語を使って礼を述べ、政春の腕のなかで静かに息を引き取る[37]
亀山政志(かめやま まさし)
演 - 前田吟
政春の父。婿養子として亀山家に入り、広島では不可能とされた灘(灘五郷)・伏見に負けない酒を作り上げ、政春に新しいことへ挑戦する夢を与える。そのため本心は亀山酒造を継がせたい一方で、ウイスキー造りに対する政春の情熱も理解を示し、本気であれば命懸けで夢を叶えるよう政春を教え諭し、早苗が頭ごなしに反対していた政春とエリーの結婚も、当初から温かく見守り続けていた政春の良き理解者である[31]
政春とエリーが2度目の帰省をした際には、腰痛で動けないと仮病を使い、政春にウイスキー造りへの情熱を取り戻させようと、酒蔵仕事を手伝うよう仕向ける。また、エリーと将来生まれる子供のためにウイスキー造りを諦めて実家に戻り安定した家業を継ぐことを考え始めた政春に、子供を理由に弱音を吐いていることを厳しく叱責し、ウィスキー造りへの情熱を取り戻させた[51]
早苗の死後、生前に早苗が心の底から政春のウィスキー造りを応援していた気持ちを代弁して政春に伝えた。
終戦から3年後、千加子と共に余市を訪れ、3級ウイスキー製造に試行錯誤している政春に対し、ヒントを与えた。
1961年の時点で既に故人。
岡崎千加子(おかざき ちかこ)
演 - 西田尚美
政春の姉。結婚して家を出ており、子供が2人いる。弟の嫁として亀山家にやって来たエリーに対して否定的な見解を語る[31]
政春とエリーが2度目の帰省をした際にも、国際結婚やウイスキー作りについて諦める様エリーに厳しく説得するが、嫁の仕事を習得しようと頑張るエリーの様子を見て考えが変わり、自ら進んで亀山家の味噌汁の作り方をエリーに教え、彼女を応援するようになる。同時期に後に政春の養子となる第3子の悟を出産する[51]
亀山すみれ(かめやま すみれ)
演 - 早見あかり
政春の妹。教師になることを目指し女学校に通うなか、兄と共に来日したエリーと出逢う。初対面からエリーを歓迎し、日本に馴染もうとする彼女に協力する[31]。政春とエリーが大阪に行った後から、自分の勉強を兼ねて、エリーと英文で文通するようになる。
早苗の病臥頃には女学校の教師に就職している[38]。また、政春の家に早苗の危篤を知らせる電報を送る[37]
島爺(しまじい)
演 - 高橋元太郎
亀山酒造の番頭。政春とエリーを好意的に見守る[31]
八澤俊夫(やざわ としお)[注 7]
演 - 八嶋智人
亀山酒造の蔵人(酒造り職人)。一人称は「わし」。政春の小学校時代の先輩で、政春からは「俊兄(としにい)」と呼ばれている[51]。あまのじゃくでそそっかしいが、政志を尊敬し、水米共に広島産の酒を作ることに情熱を持っている。日本酒の良さに理解を示すエリーとは馬が合う一方、家業を継がずに洋酒会社に就職した政春を「西洋かぶれ」と称して快く思わず、政春と度々衝突している[51]。政春とエリーが再就職の報告から大阪に戻る際には、餞に、自分が初めて杜氏を務めて作った新酒をエリーに贈る[33]。鴨居商店の山崎工場の創業にあたり、呼ばれて技師長に就任する[34]が、技師長就任後も、職場において政春を「お坊ちゃま」と呼び続ける[35]
山崎工場創業から4年後、工員を尊重しない鴨居の経営方法に憤り、ブレンダーを外部から呼び味の調合をさせようとやってきた鴨居に対して、工員を集め酒樽の前にバリケードを作り抵抗する。この件の責任を負い、鴨居商店を自主退職し[36]、亀山酒造に戻る[38]
その後、政春の開業に向けて呼ばれ、再び職人として余市に赴く[39]
ハナに対して密かに恋慕っていたが、想いが叶うはずがないと思い込み、憎まれ口を叩くような振舞いをしていた。彼女への想いをかき消そうと、リンゴ汁を元とした酒(ワイン)の開発に打ち込む。しかし、実はハナも俊夫に恋をしており双方の想いがようやく通じ合い、結婚を果たす[52]
長らく余市に留まっているが、亀山酒造を退職しているわけではなく、「無期限出向中」といった立場である。そのため、余市にてウイスキー作りを手伝うようになってからも長い間に亘って亀山酒造の半被を着用していた。北海道果実を創業して以降も亀山酒造の半被を着続けていたが、ハナに新しく誂えてもらってからは DOUKAH と書かれた半被を着用している。
ハナとの間に子供はいない。
悟との会話で政春が3級酒を作る方針を決め、他社より発売されている3級酒を買い集めて成分分析を行うが、政春と意見が食い違い、再び対立してしまう。だが、ウイスキー庫にあった樽を調べる内、亡き義弟・一馬が政春に託した大麦で作られたウイスキーが、3級ウイスキーに適している事を知り、涙ぐんでいた。
1949年(昭和24年)「旦那様の酒蔵を守るために広島へ帰りたい」と切り出す。竹原へ旅立つ日に悟へ DOUKAH と書かれた半被を譲る。
亀山家の親戚たち
演 - 芝本正みぶ真也松寺千恵美田中恵理
杜氏(とうじ)
演 - 石川達也
亀山酒造の杜氏。

その他の広島・竹原の人々

和尚
演 - 神山繁[注 8]
竹原の町の長老。早苗にとっては幼い頃から世話になり頭が上がらない存在である。すみれからは偏屈な性格と評され、亀山家の法事の席で政春から教わった通りに振る舞うだけのエリーを最初は嘲るが、毅然とした態度で千加子の子供たちの喧嘩を仲裁したエリーの行動に感心し、その場に居合わせた亀山家の親戚一同と共に彼女の心意気を認める[注 9][31]
岡崎寛子(おかざき ひろこ)
演 - 眞鍋歩珠
千加子の娘。法事の場で起こった事故をきっかけにエリーを慕い始める[31]
岡崎勝(おかざき まさる)
演 - 宮崎航平
千加子の息子。寛子と同じく、法事の場で起こった事故をきっかけにエリーを慕い始める[31]。戦後は教師になっていることが千加子によって語られている。
岡崎徹(おかざき とおる)
演 - 森澤匡晴
千加子の夫[51]
医師
演 - 泉祐介
政志が腰痛を起こした際に往診に来た医師。
産婆
演 - 川本美由紀
千加子の第3子出産に立ち会った、竹原の隣町に住む産婆[51]

スコットランドの人々

エリーの実家の人々

ヘレン
演 - アナンダ・ジェイコブス、日本語吹き替え - 鎌田梢
エリーの妹。留学中の政春と同じ大学で学び、政春をエリーと引き合わせるきっかけを作る[31]
ウィリアム
演 - タクマ・ウォーレン、日本語吹き替え - 比嘉久美子
エリーの弟。政春からは柔道を教わる[31]
ローズマリー
演 - インゲ・ムラタ(エリーが幼少時のローズマリー: キム・マルヤマ)、日本語吹き替え - 松岡洋子(総集編後編を除き「語り」との兼任)
エリーの母。
優しく料理が上手であったが、長女であるエリーには我慢を強いるなど厳しい面もあった[30]
国同士の文化の違いを理由に政春とエリーの結婚を認めず、日本行きの意志を曲げないエリーに絶縁を言い渡す[31]
1961年の時点で既に故人。
デイビッド
演 - マイケル・ビアード、日本語吹き替え - 千田光男
エリーの叔父。野蛮な東洋人にウイスキーを造れるはずがないと政春の夢を否定し、政春とエリーの結婚に憤り反対する[31]
エドワード
演 - デヴィドマン
エリーの父。職業は医師。エリーが幼少時に他界している。エリーに対し「人生は冒険旅行」と教え、彼女の信条となる[30]

その他のスコットランドの人々

ジョーンズ英国大使
演 - チャールズ・グラバー
スコットランド出身の英国駐日大使。エリーの死から10年が経った1971年(昭和46年)、余市で開催された「スーパーエリー特別賞受賞式典」に参列し、ジョークを交えつつ日本語で政春の業績を称える。このスピーチの場面は第1回冒頭と最終回の2回にわたって見られる。
ジョージ
演 - ラッセル・トッテン
エリーの初恋の相手。政春がスコットランドに来る前に第一次世界大戦に出征し戦死しており、政春との面識はない。
アンドリュース
演 - トーマス・リンドブルーム
スコットランド出身の貿易商。日本でのウイスキー作りについての審査をしに鴨居商店を訪れたものの、「西洋に比べて文化のレベルが遅れた日本ではウイスキーが作れるはずがない」という言葉が欣次郎とエリーを怒らせ、鴨居商店から追い出された。
スミス
演 - ヘンリー・ファウラー
スコットランドから来たウイスキー蒸留業者。

大阪の人々

住吉酒造の人々

政春が最初に勤務する洋酒メーカー。かつて実在した摂津酒造[注 10]をモデルとしている[53]

田中大作(たなか だいさく)
演 - 西川きよし
住吉酒造の社長。
1918年(大正7年)、当時の日本ではまだ造られていなかった本格的なウイスキーの製造法を学ばせるため、政春をスコットランドに留学させる。政春を娘の優子と結婚させて婿養子にするつもりであったため、2年後に帰国した政春がエリーと結婚したことを知って動揺するが[注 11]、互いに惹かれ合い結婚した亀山夫妻を認め、味方する[24]
サンデー毎日は、摂津酒造の社長・阿部喜兵衛がモデルと報じている[54]
田中佳代(たなか かよ)
演 - 夏樹陽子
大作の妻。政春がスコットランド留学を終えて帰国した暁には政春を娘の優子と結婚させるつもりであったが、政春がエリーと結婚したことを知って憤慨する[24]
かねてからの住吉酒造の負債の多さから、政春のウイスキー製造計画について反対する[55]
田中優子(たなか ゆうこ) → 藤岡優子(ふじおか ゆうこ)
演 - 相武紗季
大作と佳代のひとり娘。住吉酒造の跡継ぎ娘として育てられた。父から政春が2年間の留学を終えて帰国をしたら婿養子に迎えるつもりであると告げられて驚くが、以前より政春を慕っていたこともあり喜びを隠せなかった。無論、政春も承知しているものだと思い、花嫁修業に勤しみ彼の帰りを待ち続けてきた。しかし、政春は留学前からそのような話は微塵も考えたこともなかったこと、既にエリーと結婚していたことを知って憤り、代償として政春に退職を求めたり、エリーに嫌がらせをし辛辣な言葉を浴びせる[24]。しかし、亀山夫妻が新居へ転居後、父の説得を受けて2人と和解して夫婦茶碗を贈り、エリーに頼まれ炊飯の方法を教えたことを機に彼女と打ち解け合い[55]、やがて友達同士となる[56]
本心は英文タイピストになることを夢見ていたが[注 12]、住吉酒造の倒産を阻止し会社を守ることが自分の仕事と決心し、藤岡次郎との政略結婚を受け入れる[56][32]
矢口清(やぐち きよし)
演 - 白井晃
住吉酒造の専務。大作とともに住吉酒造を立ち上げ、経理面を支えている[57]
政春の言動が気に障り[58]、他の同僚が政春の帰国・復帰を歓迎する中でただ一人冷めた反応を示し[24]、政春の妻であるエリーに対しても嫌味を発する[55]
ウイスキー製造計画についても必要経費の多さゆえに反対の姿勢を示し[55]、守谷を味方に付けたり関連会社に独断で中止を告げるなどの根回しをし[32]、政春に対して、ウイスキー製造計画を必ず潰すと恐嚇したり政春本人を気に入らないと言明する[32]など、政春にとって最初の壁となる人物であり、同時に政春を解雇に導く。
安藤好子(あんどう よしこ)
演 - 江口のりこ
住吉酒造の事務員。既婚。噂話に敏感[24]。政春を「亀山くん」と呼ぶ。こひのぼりの常連客であり、政春が退職後も店でたびたび再会している。
池田晋平(いけだ しんぺい)
演 - 前野朋哉
住吉酒造の社員。政春の助手として、住吉酒造の内部に新設された「ウヰスキー研究室」に配属される[24]
松原(まつばら)
演 - 木内義一
住吉酒造の社員。同じく政春の助手として「ウヰスキー研究室」に配属される。「…でござる」が口癖[24]
今井商店店主
演 - 佐渡山順久
住吉酒造の株主。

鴨居商店の人々

住吉酒造に「太陽ワイン」を製造委託する商社。サントリーホールディングスの前身である鳥井商店(→壽屋)がモデルで[41][59]山崎蒸溜所(山崎工場)や赤玉ポートワイン(太陽ワイン)の実際のエピソードがストーリー中に生かされている[53]

鴨居欣次郎(かもい きんじろう)
演 - 堤真一(少年期:堺翔太)
住吉酒造の取引先である鴨居商店の社長。社員や取引先などから「大将」と呼ばれている。占いにこだわりを持っている[注 13]一人称は「わて」。口癖は「やってみなはれ」で、できるかできないかわからなくて迷うよりもまず実践、を自らにも部下にも励行する。
米屋と両替商を営む家に誕生するが、家業は兄が継ぐために14歳で薬種問屋に丁稚奉公に出される。奉公先で舶来の洋酒と出会い、いつか自分で作りたいと希望を持ち、20歳で起業した[33]
人々に驚きと喜びを与えたい根底から、日本人の好みに合わせて洋酒を独自に加工し製造・販売して利益を上げる商売方法を信条とする。政春からウイスキーを初めて味見させてもらい興味が湧き、後日、採算を度外視し本場のウイスキーの製造しか考えていなかった政春に対して製造から販売までの計画を積算するよう助言する[24]。初めて出会った時から亀山夫妻を気に入り、エリーに親切に声をかけ悩みの相談に乗ったり、太陽ワインの売り上げ回復のために協力した政春に鴨居商店への入社を誘うが、その時は断られる[55]。その後、住吉酒造を首になった政春の本場のウイスキー作りへの頑固なほどの情熱や、彼の持つ技術の高さを改めて知り、4000円の年俸[注 14]を差し出し再び彼に入社を乞う[33]
入社した政春を創業した山崎工場の工場長に配属し、初の国産ウイスキー販売に向け共に協力していくが、工場始動から4年後、不況の煽りを受けてビール事業の開始とウイスキー販売の前倒しを決め、渋る政春に醸造中のウイスキーの調合を急がせる。しかし、結果としてどちらも売れず、政春に日本人向けの味のウイスキーへの改良を命じてから、本場にこだわる政春と方針のすれ違いが顕著になる。その後、自分の理想のウイスキーを作るために退職を申し出た政春に対し、経営者として不向きであると否定的に見るが、開業のためにプライドを捨て土下座をした政春の熱意を認め、不足分の開業資金10万円[注 15]分を返済不要な「退職金」として政春に渡し、出資を応援する。
寿屋の創業者、鳥井信治郎がモデル[60][41][59][53]
鴨居英一郎(かもい えいいちろう)
演 - 浅香航大(少年期:三澤瑠斗
鴨居欣次郎の長男。大学に入学したものの、将来の目標もなく遊び歩いていることや留学を志望していることから、父の指導で、政春に師事しエリーから英語を教わるため、亀山夫妻の家に住み始める。一人称は「僕」。また、政春のことを「工場長」と呼ぶ。瀕死の母や家庭を顧みず仕事に没頭してきた父を身勝手であると忌み嫌っていた。自分の将来や進路は、その身勝手な父が決めて、自分の意見など通る余地はないと空虚な気持ちで諦め、周囲に対しても冷淡な態度を取り孤立していた。しかし、亀山夫婦や近所の住民たちの温かさに触れ、心を開いていく[35]。政春と俊夫の働きぶりを見て、将来はウイスキーの職人となりスコットランドへ留学する希望を見つける。また、父から亡き母の遺言を初めて教えられ、両親は心で強く結ばれていたことを知り永年のわだかまりが氷解、和解する[45]
山崎工場稼働から4年後、スコットランド留学から帰国し、山崎工場に勤務する[36]。政春に付ききりでウイスキー製造を学び、政春の鴨居商店退職の折には「教えられることはみな教えた」と太鼓判を押される。退職に向けた政春の決断を聞き最初反発するも、すぐに「背中を追いかけていく」決意とともに笑顔で見送る。
政春とエリーが余市へ渡り2年後、日本人でも馴染める味のウイスキー「丸瓶」を造り出し販売された直後、工場にて心臓発作を起こし早逝する[52]
鳥井信治郎の長男・鳥井吉太郎がモデルであり[61]、竹鶴夫妻と同居して政孝からウイスキー製造のノウハウを学び[62]、壽屋の後継者と期待されていた矢先、31歳にて早世しているなど[63]、鳥井吉太郎の史実を踏まえている。
鴨居サキ(かもい サキ)
演 - 辻葉子
欣次郎の妻で、英一郎の母。太陽ワインの発売日に向け鴨居が奔走するなか発病。そのために発売延期しようとする鴨居に、彼の夢が叶ったら元気になることを宣言し、予定通り遂行させる。1914年(大正3年)の太陽ワイン発売日直前、一緒に夢を叶えられなかったことを鴨居に詫びるとともに、子供たちを鴨居に託し、他界した[35][45]
黒沢(くろさわ)
演 - 志賀廣太郎
鴨居の秘書。常に冷静で、鴨居に対して従順である一方、鴨居親子の不仲を気にかけ進言する[35]
青山(あおやま)
演 - 小堀正博
京都帝大の学生。世の中を驚かせる仕事をしたく鴨居商店への入社を志望し、夏休みの間、鴨居商店で研修する[56]。しかし、その後は登場しておらず、鴨居商店へは入社しなかった模様。
白井(しらい)
演 - 乃木涼介
鴨居商店の開発部長[56]
紺野(こんの)
演 - 成河
鴨居商店の宣伝部に勤める社員[56]。場に応じて政春を賞賛したり批判したりと優柔不断な性格。
規子(のりこ)
演 - 田実陽子
鴨居商店のデザイン担当[56]
大宮大吉(おおみや だいきち)
演 - 大塚宣幸
山崎醸造所の工員。特技は腕相撲[34]
中村(なかむら)
演 - 池浦さだ夢
山崎醸造所の工員。
小野博(おの ひろし)
演 - 二口大学
山崎醸造所の工員。特技は暗算[34]

食堂「こひのぼり」の人々

春さん(はる さん)
演 - 及川いぞう
住吉の食堂「こひのぼり」の店主。政春と同じく広島出身[55]。口が悪く、たびたび政春らと口論になる。また、時々「らっきょう」と言われたり、自虐的に「らっきょう」と言ったりする[64]
秋(あき)
演 - しるさ
春さんの娘。穏やかな性格で、父が喧嘩を起こすたびに諌めている。
ムネさん
演 - 平井善之
こひのぼりの常連客の車引きで好子の夫[43]

野々村家の人々

亀山夫妻の新居の家主。

野々村茂(ののむら しげる)
演 - 神尾佑
野々村家の主[43]。投資家であり、仕事が忙しく不在がちである。先妻に先立たれた後、娘たちのためを思い由紀子と再婚した[30]。家賃を滞納しがならも居住の継続を乞う亀山夫妻に対し、エリーが娘たちの英語教師をすることを条件に承諾する[30]。幸せな家庭を再建するつもりが、娘の幸子が母親として由紀子を受け入れることができず、再婚は失敗と判断し離婚を決意するが、由紀子のバースデーパーティーにて彼女を「お母さん」と初めて呼べた幸子を見て、考えを改める[30]。その後、由紀子の薦めもあり、定職に就けずにいる政春に、月給100円[注 14]の住吉学院の化学教師の就職話を持ちかける[33]
政春が開業を決意したことを知り、投資家仲間の渡を紹介するとともに、渡の提案で自らも政春に20万円[注 15]の資金援助をする[38]
野々村由紀子(ののむら ゆきこ)
演 - 愛原実花
茂の後添い。野々村家の女中時代は茂の娘たちに懐かれていた[30]
茂と結婚した後は、継娘・幸子に距離を置かれて思い悩む[30]。努力をしても幸子との関係は改善できずにいたが、エリーたちの尽力により、幸子から「お母さん」と呼んでもらえるようになる[30]
野々村幸子(ののむら さちこ)
演 - 田中葵
野々村家の長女。亀山夫妻と出会った時は8歳。亡き母を気遣い、本心は慕っている由紀子を母と認めることができずに思い悩み塞ぎ込むなか、似た経験を持つエリーの働きかけに触れ、エリーに心を開いていく[30]
茂が離婚を決意したことで自責し、亀山家に家出するなか、エリーと政春に諭され、由紀子を母と受け入れられるようになる[30]。政春たちが北海道・余市へ転居して以降は妹のナツ共々登場していないが、英一郎が急死してすぐのころに茂が余市に赴いた際に語った台詞によると、現在は結婚して子供を持つ母になっていることが語られている。
野々村ナツ(ののむら なつ)
演 - 吉田暖
野々村家の次女。亀山夫妻と出会った時は5歳。由紀子を母として受け入れ懐いている[30]
幸子の母
演 - 上嶋彩記子
茂の前妻。生前はピアノが得意であった[30]
タキ
演 - 三原あや
野々村家の女中。

その他の大阪の人々

守谷長五郎(もりや ちょうごろう)
演 - 中村嘉葎雄
佳代の実父で住吉酒造の大株主。孫の優子に藤岡次郎との縁談を持ち込む[56]。太陽ワインの風評被害や、自社工場を持つ予定の鴨居商店から契約を打ち切られる恐れから、新事業着手に反対しウイスキー製造計画を主とした臨時株主総会の中止を決めるが、政春と大作の熱意に折れ臨時株主総会を開く。総会ではウイスキー製造計画に興味を示すものの、正太郎の説得で計画を不承認にする[32]
キャサリン
演 - 濱田マリ
町の世話役。本名は種子(たねこ)であるが、教会の牧師でイギリス人である夫・チャーリーと釣り合わせるため洗礼名「キャサリン」を日常生活でも自称している。エリーを気に入り、引っ越しの手伝いをしたり、国際結婚夫婦の先輩として日本語や風習などを教える[55]。一方、政春をはじめ「日本人の夫」「亭主関白」を快く思わず、政春に聞こえよがしに嫌味を発したり、政春を厳しく諌めるようエリーに忠告する[33]
エリーと同じく幼い頃に病弱だったことが原因で不妊となり、日本人男性と結婚したものの、子供ができないことで姑に責められ離婚した過去を持つ[45]。教会に預けられた身寄りのない乳児を亀山夫妻の養女にと紹介する。
第二次世界大戦が開戦し、夫が周囲から迫害を受けるようになったことを機に夫婦で渡英を決意。エリーの身を案じて余市へ駆けつけ、共に出国するために、政春との離縁をすすめる[49]
終戦から2ヶ月後に夫とともに日本に帰国。夫の小樽での炊き出し活動に同行し、亀山宅に立ち寄る[50]
チャーリー牧師
演 - マーク・マクラケン
キャサリンの夫。聖アンデレ教会の牧師。写真でのみ登場。
巡査
演 - バッファロー吾郎A
日本語がまだ不自由なエリーに親切に接し、町の世話役であり面倒見の良いキャサリンを紹介する[55]。警察官であるが、いつも制服を着たまま(すなわち勤務中)で食事しにこひのぼりに来ている。
ヨシ
演 - 三島ゆり子
亀山夫妻の新居の管理人[55]。家賃の催促は非常に厳しい。しかし、家賃の支払いが厳しくなり困り果てたエリー夫妻に茂に直接会って頼むように諭すなど、守銭奴というわけではない。
篠田梅子(しのだ うめこ)
演 - 飯島順子
亀山夫妻の新居の向かいに住む住民。エリーが外国人ゆえに出会った当初は警戒していたが、キャサリンの仲介でエリーと打ち解け合えるようになる[55]
篠田信介(しのだ しんすけ)
演 - 伊藤えん魔
梅子の夫で大工。通称「信(しん)ちゃん」。夜中に聞こえた亀山夫妻の口喧嘩がうるさくて腹を立て、政春と喧嘩し近所を巻き込んでの騒動となるが[55]、その後、高熱で倒れた息子を親身になって看病してくれたエリーに感謝し、直後にエリーが倒れた際にはしし肉を差し入れする[43]。自宅を洋風に改装しようと考えるエリーに日本家屋の素晴らしさを教え説得し、亀山家を和洋折衷に改装する[34]
篠田健太(しのだ けんた)
演 - 稲田都亜
梅子の息子。高熱で倒れた際、エリーに看護される[43]
桃子(ももこ)
演 - ちすん
亀山夫妻の新居の近所の住民。エリーが外国人ゆえに出会った当初は警戒していたが、キャサリンの仲介でエリーと打ち解け合えるようになる[55]
笹塚(ささづか)
演 - 岡本信人
住吉酒造が取り引きする波華銀行の部長[55]
佐渡(さど)
演 - 佐川満男[65]
銅製品を制作する老舗の町工場「佐渡製作所」の社長。ポットスチル[注 16]の制作を政春に依頼され、採算面が合わない理由で当初は断るが、懇願する政春の日本初のことに取り組む情熱に共感し、依頼を請負う[55]。しかし、ウイスキー製造計画が頓挫され、退職する政春から、いつかウイスキー製造が実現する日のために、ポットスチルの設計書を託される[32]
その後、興味本位でポットスチルを制作し成功。鴨居商店に再就職した政春から再び制作依頼を受ける[34]
政春がウイスキー工場を作るとき、再び政春にポットスチルの製造を依頼される。
佐渡の娘
演 - 島居香奈
藤岡次郎(ふじおか じろう)
演 - 山村憲之介
浪華銀行の行員で海運会社社長の次男。守谷の仲介で優子と見合いをする[56]。後日、優子から家や会社についての悩みを聞き、一緒に負担を背負うことを誓う[32]
藤岡正太郎(ふじおか しょうたろう)
演 - 国広富之
海運会社の社長で次郎の父[56]。住吉酒造の臨時株主総会では立会人として出席し、政春に日本においてのウイスキーの需要性を問う。総会終了後、住吉酒造が経営不振の現状で、完成まで5年かかるウイスキー製造に新たに着手することに危惧を感じて反対し、次郎と優子の結婚の条件として、計画の中止と政春の解雇[注 17]を求める[32]
沼田(ぬまた)
演 - にわつとむ
太陽ワインのポスター撮影をするカメラマン。10年前に鴨居と出会い、彼に才能を認められ、起用される[56]
1922年(大正11年)撮影の赤玉ポートワインのポスター。
みどり
演 - 柳ゆり菜
太陽ワインのポスターモデル。鴨居の意図を察して、進んでヌードになることを了解し、撮影に臨む[56]
東京スポーツは、赤玉ポートワインのポスターで日本初のヌード写真モデルを務めた、寿屋の宣伝部隊「赤玉楽劇団」のプリマドンナ・松島栄美子がモデルと報じている[53][66]
鍋島(なべしま)
演 - 国木田かっぱ
太陽ワインを宣伝するチンドン屋。職が見つからず途方に暮れるエリーを偶然見かけ、街頭宣伝の歌姫「ミス・マーマレード」役に誘う[43]
若女将
演 - 西村亜矢子
料亭「若松屋」の若女将。キャサリンの幼なじみ。エリーとキャサリンに依頼され、政春と鴨居が会談する席を用意する[33]
政春のアルバイト先の酒屋の店主
演 - 酒田かおる
ウイスキーを売るよう交渉に行った先の酒屋の店主1
演 - 炭釜基孝
ウイスキーを売るよう交渉に行った先の酒屋の店主2
演 - 後藤基治
ウイスキーを買おうとして止められた男
演 - 隅谷和哉
山之内(やまのうち)
演 - 南条好輝
島田物産の専務。鴨居に頼まれウイスキーの職人を探し、スコットランドに来日できる職人がいないことと、政春が現地でも認められる程の手腕を持っていることを報告する[33]
澤田清太郎(さわだ せいたろう)
演 - オール巨人
長越百貨店取締役。洋酒の味に精通し、発売前のウイスキーの試飲を依頼される。その際、鴨居商店の商法が不評であることを鴨居に告げ、「イミテーションの鴨居」と蔑称し警告する[36]
終戦から3年後、政春が完成させた3級ウイスキー・「余市の唄」発表会に招待され、「『独りよがりの味』から脱却できたな」と、政春の頑張りを認め、取り扱うことを決めた。
久我山(くがやま)
演 - 金替康博
京都帝大の教授。
中村屋店主
演 - 小松健悦
鴨居商店の新規採用面接に来た人
演 - 伊勢村圭太城之内コゴロークリ太マメ男村角太洋、児玉智哉
こひのぼりの客としても登場した。
家主
演 - 海原かなた[注 18]
政春とエリーが最初に住もうとした洋館の家主。エリーが外国人ゆえに入居を断る[55]
医者
演 - 門田裕
エリーが階段から転落した際に駆け付けた医者。
看護婦
演 - 堀部由加里、郷原慧
医者と共にエリーの元に駆け付けた看護婦。
渡芳利 (わたり よしとし)
演 - オール阪神
野々村の投資家仲間で、飲食店を複数経営する実業家。野々村の紹介で政春・エリーと出会い、北海道で開業を決めた政春に、ウイスキー工場としての開業は認めず、リンゴジュース事業の開業資金として20万円[注 15]の出資をする。
柴田健
演 - 団長安田
柴田商会の社長。終戦後、イミテーションウイスキーを販売し売れ行きを伸ばすが、他社との競合に競り勝つために、ドウカウイスキーに貯蔵しているウイスキーの原酒を分けてもらうよう政春に乞う[50]
柴田の部下
演 - クロちゃん
柴田がドウカウイスキーへの初交渉時、鞄持ちとして同行する[50]
英語教師
演 - リー5世
欣次郎の英語の先生。
生地屋店主
演 - 濱口秀二

北海道の人々

北海道の余市が舞台

森野家の人々

森野熊虎(もりの くまとら)
演 - 風間杜夫
ニシン漁師網元一人称は「おら」、時々「俺」。政春に対しての二人称は、政春が単独で行商にきた時点では、政春の名字「亀山」から「カメ」と呼んでいた。政春がエリーたちと引っ越してきた直後の時点までは、政春への呼び方は「カメ」であったが、以降はエリーに習って「マッサン」と呼ぶようになる。
元は会津藩士の息子であり、5歳時に逆賊として故郷を追われ北海道に渡る。リンゴ農業が上手くいかず酒に溺れる父を嫌い家を出て以後、居住地を点々と渡り歩いた末に北海道に戻り余市に居を構えた。
小樽にて、偶然、鴨居商店のウイスキーの営業でやって来た政春と出会い意気投合、余市の自宅に招き、政春の売れ残ったウイスキーをすべて買い上げる[37]
2年後、政春がウイスキー工場開業に向けて余市を訪れ再会した際には、ニシン漁の不漁により多額の借金を抱え困窮し人々から距離を置かれていた。故郷のない自らの経験から子供たちに故郷を遺したい思いと、政春の開業に夢を託し、家の敷地を政春の工場建設に譲渡する[39]
1949年に娘のハナが俊夫と共に竹原へ移住すると決断したことから激怒。「親子の縁を切る」と告げたが、当のハナの意志が固く泣く泣く広島移住を認めることになった。
出立当日。旅姿で現われ「生まれ故郷の会津を見せてやる」と途中まで同行することを告げ、旅立って行った[注 19]
森野ハナ(もりの はな) → 八澤ハナ(やざわ はな)
演 - 小池栄子(少女期:荒田悠良
熊虎の娘。一人称は「おら」。政春と出会った当初、職業は小学校教員であったが[37]、2年後の時点では教員を辞め、叔父の農園の手伝いをしている。母を早くに亡くしたため、弟の一馬にとっては母親のような存在でもある。働き者でしっかり者。生前の母が父をとても愛していたことを知っている[39]
政春が開業後は、エリーとともに工場の賄いをしたり、エマに漢字を教えたりする[48]
俊夫とは相思相愛でありながらも、互いに素直になれずに反発していた。他の男性との縁談が舞い込んだことをきっかけに自ら告白をして、俊夫の気持ちを尋ねる。政春とエリーの後押しもあり、俊夫と想いが通じ合い結婚する[52]
ラジオ番組に政春が出演中、一緒に聴いていた俊夫の様子がおかしかったことから問いただしたところ、彼が「竹原へ帰り旦那さま(政志)の酒蔵を守りたい」と切り出したことで夫と共に竹原への移住を決意。
熊虎に打ち明けたが、猛反対されてしまうものの最後は俊夫を選ぶ。それからしばらくして俊夫と共に旅立って行った。
森野一馬(もりの かずま)
演 - 堀井新太(幼少期:永井智悠)
熊虎の息子[37]一人称は「おら」→「俺」。北海道大学進学を目指していたが、家の貧困により挫折しハナとともに叔父の農園の手伝いをする。母や家族に迷惑をかけ博打的な生き様をする父を嫌っていたが、家族を思う父の本心を知り和解する[39]
その後、開業した政春の工場で働く[48]
1943年には、海軍からの指示で酒石酸を採取するためのぶどう酒製造を任されるようになるが、銃後にいることを苦悩するようになる。同じ頃、職場から非難されていたエマと、互いに悩みを打ち明けるようになり、やがてエマから愛を告白される。当初反対するエリーに気兼ねしエマと距離を置こうとするが、やがてエリーが恋愛を認め再びエマと距離を戻した直後、赤紙が届き[44]、皆に惜しまれつつ出征する。出征直前、政春に学生時代の先輩と協力して密かに育てていた、ウイスキーの元となる大麦を託した[67]
出征前に政春から「一番弟子」として認められる(ただし、実際には鴨居欣次郎の息子・英一郎が一番弟子である)。
1945年2月20日に中部太平洋の戦場にて帰らぬ人となる[50]
戦死してから3年後、自身が生前政春に託していた大麦で熟成していたウイスキーの原酒から、国中の注目を集める3級ウイスキー・「余市の唄」が完成した。
森野シノ(もりの しの)
演 - 飯塚涼子
熊虎の妻で、進の姉。1912年(大正元年)に他界している[39]

中島家の人々

中島三郎(なかじま さぶろう)
演 - 温水洋一
理容師。
中島チエ(なかじま チエ)
演 - 酒井若菜
三郎の妻。
中島よしえ(なかじま よしえ)
演 - 植野瑚子(少女期:林夏香)
三郎の娘でエマの小学校からの同級生。小学校時代はエマの隣の席であり、放課後も一緒に遊んだり、いじめられるエマを庇うなど仲が良い。エマからは「よっちゃん」と呼ばれている[48]
17歳時には、エマとともに軍服を縫製する軍需工場で働く[44]

北海道果汁の工員たち

福田栄一(ふくだ えいいち)
演 - 村上かず
田中マツ(たなか まつ)
演 - 西村頼子
遠藤チカ(えんどう ちか)
演 - 安部洋花
以上の3人(を含めて10人前後)は、倒産の危機による人員整理を勧める渡と野々村の命令を受けた政春に解雇を言い渡されるが、工場が海軍指定になったことで、解雇は撤回される。
宮下久美
演 - 大橋梓
中村美紀(なかむら みき)
演 - 堀内敬子[68]
ウイスキー増産のための募集で採用面接にやってきた未亡人。夕張出身。小樽の食堂で厨房を手伝っていた経験から料理が得意であり、出征した夫の戦死により貧困となり母娘ともども親戚の家に世話になっていた。身の上の不幸を知ったエリーとエマの勧めもあり採用が決まり、エリーの手伝いをすることになる。
夫がマレーの戦場で英軍との戦闘で戦死したことや、自分たちよりも恵まれた境遇にあるエリーを妬み、特高に亀山宅内の情報を密告するが、家宅捜索を受けた際の亀山一家の様子を目の前にして自らの行いを反省し、謝罪する。この一件から故郷に帰ってやり直す決意をし、エリーの引き止めに応じず、秀子共々退職し余市から去る[49]
中村秀子(なかむら ひでこ)
演 - 黒島結菜[69]
美紀の娘で、愛称は「デコ」。正義感が強く物怖じしない性格で、母・美紀が採用面接試験中に、エリーとエマと出会い打ち解ける。教師になる夢を持っていることもあり、女学校に通えるエマを羨ましく思っている。母の採用が決まるとともに、自身も工員として採用が決まる。
母がエリーを密告したことを知りショックを受けるも母の気持ちを察して許す。翌日母共々退職し、余市を後にする[49]
演じる黒島は、後に本作と同じく羽原が脚本を担当した『ちむどんどん』(2022年度前期放映)ではヒロインを務めることとなる。
工場で樽を転がす男
演 - 浅香航大
147話で、雪の工場敷地でウィスキー樽を転がす姿が、数秒だけ映しだされる。端役であるが、鴨居英一郎を演じた浅香航大が北海道編での出演を希望して端役出演が決まったことを玉山鉄二が明かしている[70]
〈以下の人々は戦後、樺太から引き揚げて北海道果汁に住み込みで働くことになった従業員たち〉
樺太の男
演 - 蟷螂襲
樺太の親子
演 - 山田裕、田所草子、坂口苺
復員兵
演 - 佐藤太一郎
時計を盗られたと勘違いした男
演 - 中村大輝
父の形見の懐中時計を失くし、隣で寝ていた悟が盗ったものと決めつけ、「シベリア帰りは性根が腐っている」と罵ったり殴りつけたりした。蒲団の下から時計が見つかり悟に一応謝ったものの、怒った彼に殴り返される。

その他の北海道の人々

西田進(にしだ すすむ)[注 20]
演 - 螢雪次朗
熊虎の義弟(シノの実弟)であり、ハナ、一馬の叔父。先祖は熊虎と同じく会津藩士であったが、明治維新により逆賊として余市に追われ農業を始めた。リンゴ農業の組合長であり、余市を捨てた過去を持つうえに多額の借金を抱えても大口を叩く熊虎を嫌っていたが、子たちのために政春に頭を下げ開業の協力を申し出た熊虎を見直し、和解する[39]
武井(たけい)
演 - 北原雅樹
政春に勧められ飲んだウイスキーが不味かったことから、政春を詐欺師ではないかと疑う[37]。ニシン漁師時代は、熊虎から家族共々恩恵を受けていたものの、2年後には熊虎の借金の取り立てをしている[39]
ニシン漁師たち
演 - 阿部達雄、長谷川泰
小樽でウイスキーを試飲した人たち
演 - 棚田満、長流3平
政春に道を聞かれた番頭
演 - 浅田直也
地主
演 - 三上勝由
杉本タケシ(すぎもと たけし)
演 - 向井悠悟
エマの小学校時の同級生。じゃがいも農家の息子で、母は既に他界し、家業の繁忙期は学校を休んで父を手伝っている。優しい母を持つエマへの嫉妬から、母が外国人であることでエマをからかったり、エマが母親と似ていないことから「本当の子じゃない」「拾われた子」と言い放ち、憤ったエマに突き飛ばされ怪我を負う。後日、熱を出して学校を欠席したエマを見舞うとともに謝罪し和解。見舞いに同行したよしえに、エマに好意を寄せていることをばらされる[48]
ミツル
演 - 二宮輝生
エマの小学校時の同級生。タケシとともに、エマをからかう[48]
タケシの父
演 - 久保田浩
タケシがエマに暴言を放ったことを知り、謝罪のためにタケシを連れて亀山家を訪れる[48]
斎藤先生
演 - 楠見薫
エマの小学校の学級担任。
女学校の先生
演 - 川瀬真理
エマの女学校の学級担任。
清水春枝(しみず はるえ)
演 - 南明真梨奈
女学校時代のエマの同級生。早くに結婚した。
医師
演 - 平澤洋爾
エマが熱を出した際に駆け付けた医師。
上杉龍之介(うえすぎ りゅうのすけ)
演 - 北大路欣也
ウイスキー通の作家[注 21]。余市の中島家の床屋へ立ち寄った際、偶然、出来立てのウイスキーの試飲に奔走するエマと出会ったことを機に、亀山宅に招かれ家族と打ち解ける。後日、ウイスキーを絶賛する内容の彼の手記が新聞に掲載される[71]
問屋
演 - 白井哲也、藺森誠、南谷峰洋、田中之尚、たなべ勝也
ドウカウヰスキーの新商品「余市の唄」の試飲会に出席した。
ドウカウヰスキーの大麦・石炭仕入れ業者
演 - 酒井くにお・とおる
海軍士官
演 - 柏原収史
戦況から洋酒の輸入が困難になったことから、余市で初出荷したウイスキーが売れず倒産の危機にある工場を視察する。ウイスキーを試飲しスコッチには及ばないと見下す発言をする[注 22]ものの、売れ残ったウイスキーをすべて買収し、工場を海軍指定に決め、これによってドウカの経営は息をつくことができた[71]
以後も生産状況の確認のため度々工場を訪れる。後にエリーが特高警察にスパイ容疑をかけられ連行されそうになる場に出くわし、かねてより特高のやり方を苦々しく思っていたこともあり、特高の強引な捜査を咎め、エリーを解放するよう命ずる[49]など、要所要所で政春一家や工場を助けている。
軍人然とした高圧的な態度が鼻にはつくものの、根本的には好人物であり、海軍士官としての許容範囲内で亀山夫妻に好感を示し、さりげなく協力していた。
上杉の登場から程なくしてドウカの工場を訪れているため、上杉の知り合いか親族である可能性があるが、劇中では上杉と対面していないため、上杉との関係性は不明。ただし、時系列を考えると、この海軍士官がドウカの工場を訪れるきっかけを作ったのが上杉(の書いた記事)である可能性は高い。
桜田(さくらだ)
演 - 池田成志
特高警察のリーダー格。
亀山宅のラジオのアンテナ取り付け工事や、エリーが英文の手紙[注 23]を持っていることから、エリーをスパイと疑い、亀山家へ部下を連れて乗り込み、強引に家宅捜索を始めた末に、エリーを連行しようとするが、出くわしていた海軍士官から咎められ、渋々エリーを解放する[49]
特高警察の刑事[注 24]
演 - 竹原圭祐
桜田の部下。外国人の夫を持つキャサリンを追跡するとともに、キャサリンが訪問したエリーに対しスパイ容疑をかけ亀山家を張り込む。また、亀山宅を出入りする美紀を呼び止め、エリーに関して聴き込みをする[49]。美紀の証言をもとに家宅捜索をし海軍士官から咎められた後も、亀山宅を張り込み続ける[44]
三郎の床屋に来ていた若者
演 - 光平崇弘
出兵するため、坊主頭にしていた。
写真屋
演 - 海原はるか
一馬の出征が決まり、旅立つ2日前に一馬の親族と亀山家が集まった家族写真を撮る写真屋[67]
少年
演 - 屋島昂太
終戦間際、エリーハウスに忍び込み、何かを物色していたところをエリーに見つかり、「なんで父ちゃんを殺したアメリカがここにいる?」と叫んですぐに立ち去った。
小林(こばやし)
演 - 田中宗利
復員兵を北海道果汁に案内してきた役場の男。
兵事係
演 - 多々納斉
一馬の召集令状を持ってきた。
絹(きぬ)
演 - 三宅唯真
勤労奉仕先でエマをいじめた。
綾(あや)
演 - 納富有沙
絹と同様に、勤労奉仕先でエマをいじめた。
進駐軍の日本人女性職員
演 - 清水美沙
エマの同僚。
アナウンサー
演 - 井之上淳
ひろみ
演 - 吉沢紗那
熊虎の知り合いの娘。ドウカウヰスキーの工員採用面接に来ていた。
宮下久美の子どもたち
演 - 中川江奈、松本和真
川上一恵(かわかみ かずえ)
演 - 天海祐希
エリーの主治医。往診の帰り、エリーハウスへ立ち寄った。
ハウスの外で政春に彼女の病状を問われ、残された時間が僅かであることを告げる。

その他の人々

日本人の客
演 - 上杉逸平
マッサンとエリーが日本に行くために乗船した船に同乗していた客。
バスの運転手
演 - 高見健
運送業者
演 - 戸田都康
広島の実家に鴨居商店から届いた紀州みかんを運んできた運送業者。
郵便配達員
演 - 高杉佳幸
エリーの元へ早苗の危篤を知らせる電報を届けに来た。
車掌
演 - 三角園直樹
乗客
演 - 勝野賢三
汽車の中で政春と喧嘩した。
汽車で政春の向かいの席に座った親子
演 - 友寄由香利、伊田吉満
古谷
演 - 藤田功次郎
北海道果汁のリンゴ汁を返品に来た。
兵隊
演 - 浜崎大介
終戦を知り、気を失って倒れたエリーの中のイメージとして出現。「俺はお前に殺された。日本から出て行け!」と、終戦間際にエリーハウスに忍び込んだ少年(のイメージ)と共に、エリーを責め立て、苦しめた。
ラジオの声
演 - 重光萬石
ミラー
演 - クリストファー・ペレグリニ
フィッツジェラルド
演 - デビット・マックフォール
以上2名はドウカウヰスキーの工場を訪ねてきたアメリカの進駐軍。余市空襲に際し、すでに日本占領後のプランを見据えてドウカの工場を攻撃目標から外していたことをマッサンに明かした。

1971年(昭和46年)の場面に登場する人々

司会者
演 - 高田則夫
授賞式で司会を務めた。
アコーディオン奏者
演 - アンジェロ・アクィリーニ

注釈

  1. ^ 川又一英『ヒゲのウヰスキー誕生す』(新潮社)p.109には、リタが阿部夫人タキに倣って政孝を「マアチャン」と呼んでいたのを、日本に来てから「リタ、日本ではそういう呼び方を、妻が夫にするものではないんだ」と言われ、「マサタカサンは呼びづらいし、他人みたいです」と返し、「結局、マサタカサンを縮めてマッサンにしましょう」とリタの意見が勝った場面がある。
  2. ^ ただし、磁気テープの収録自体はデジタル方式で収録されており、デジタルカラーコレクションによる加工編集処理されたフィルム映像風のエフェクトが用いられている。
  3. ^ 息子の一馬が出征する朝、熊虎は「生きて帰ってこい。俺の生まれた会津、見せてやるから」と、言葉をかけていた。
  4. ^ 政春の故郷である竹原は、原爆が投下された広島市の市街地から東へ数十kmも離れており、原爆による直接の被害はなかった。
  5. ^ NHKのデータ放送(リモコンのdボタンで操作)において、「マッサン」→「登場人物」と選択すると、悟が政春の養子になった後も彼のフルネームは「岡崎悟」のままであった。
  6. ^ ただし、実際の竹鶴政孝の母は初対面の時からリタを気に入り、政孝とリタの結婚に理解を示していたという(川嶋康男著『マッサンとリタ』(汐文社)より)。
  7. ^ 番組クレジットでは第84回まで、登場人物紹介のページでは第14週まで、役名は「俊夫」と表記していた。姓は、第61話放送、山崎醸造所の事務所の出勤札の記述に基づく。また、登場人物紹介では第16週以降、番組クレジットでは第97回以降、役名が「八澤俊夫」となった。
  8. ^ 連続テレビ小説の初出演だが、本放送の約3年後に死去したため、朝ドラにおいては最初で最後の出演となった。
  9. ^ しかし、早苗だけは政春の期待に反して和尚の意見に強く反発し、あくまでも外国人の嫁を認めない方針を押し通す。
  10. ^ 1964年10月に宝酒造(法人格としては現・宝ホールディングス)に吸収。1973年まで大阪工場として存在。参照:宝ホールディングス第103期有価証券報告書
  11. ^ 大作は政春をスコットランドに留学させる前に「帰国したら会社の全てを任せる」と告げただけで政春と優子の婚約が成立したものと勝手に思い込んでいたが、政春の方は単に会社の仕事だけを任されたものと思っており、自分が優子と婚約させられているとは想像もしていなかった(第8回のストーリー)。
  12. ^ そのため、少しだが、英会話ができる。
  13. ^ 飼っている金魚の動きから「金魚占い」をして、その日の動向を決めたり、縁起物として「虎の置物」を社長室にたくさん置いたり亀山夫妻の引っ越し祝いに贈るなど(第2、3週のストーリー)。
  14. ^ a b 当時、大学卒業の初任給が50円。帝国大学を卒業し難しい試験に合格した役人が70円ほど(第52話、野々村の発言より)
  15. ^ a b c 当時の10万円は、現在で5000万円ほどの価値。(第89話、ナレーターより)
  16. ^ ウイスキーの製造する単式蒸留釜。
  17. ^ 政春がいる限り新事業であるウイスキー製造に着手する恐れから。
  18. ^ 毛の長い犬を抱いて登場。普段、相方の海原はるかに対して行うように、犬の毛を吹いて見せた。(マッサン公式ホームページ 玉山ノートより)
  19. ^ その後、第145話・第146話では12年のうちに逝去し、写真がエリーハウスに置かれていたが、その隣の写真はシノではなくローズマリーのものだった。
  20. ^ NHKの任意の番組(「マッサン」でなくてもよい)を視聴中に、テレビリモコンのdボタンを押し、「マッサン」のカテゴリーに入った後に赤ボタンを押すことで表示される登場人物の紹介では、「西田進」でなく単に「進」とだけ表示されていた。
  21. ^ 北大路自身がNHKに願い出て、出演が実現した。(北大路欣也、『マッサン』直訴で参戦|ORICON STYLEより)
  22. ^ これは軍人が軍のメンツを保つための建前である。軍人が民間人に簡単に諂うことはできないという事情から、当時はよくみられた態度である。
  23. ^ エリーの妹・ヘレンから送られたもので、体調が思わしくない母の容態と、エリーの身を案じて英国への帰国を勧める内容。
  24. ^ 番組クレジットでは、「特高の刑事」と表示。
  25. ^ ト書きなどの他、エリーらによる英語の(画面上、字幕処理されている)セリフも日本語で語る。
  26. ^ NHKとっておきサンデー』内包コーナー。『とっておきサンデー』休止などの際には、単独番組として放送。
  27. ^ 総合基準。BSプレミアムでは6日から。
  28. ^ 本放送時は後番組の『あさイチ』を15分遅れで(8時30分から)開始、再放送時は『ひるブラ』を休止し12時20分 - 12時30分に『10分で!ボーダーライン』を放送。
  29. ^ 臨時枠移動後、後番組の『あさイチ』は15分遅れで(8時30分から)開始した。
  30. ^ 「プレマップ」については本編が始まった10月以後も随時放送。また「10分で!」と「プレマップ」では12月下旬からは後編「余市編」の予告(10分で!は「10分で連続テレビ小説『マッサン』メイキング〜北海道余市編〜」として)も放送
  31. ^ 書籍としては非売品だったものであり、市販されるのは今回が初めてとなる。

出典

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