スワンプ・ロック[swamp rock]
スワンプ・ロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 17:28 UTC 版)
スワンプ・ロック | |
---|---|
現地名 | Swamp rock |
様式的起源 | ロカビリー[1]、ソウル[1]、スワンプ・ブルース[1]、カントリー[1]、ファンク[1]、ケイジャン[2]、ビート[2]、カントリー・ブルース[2]、ニューオーリンズ・リズム&ブルース[2] |
文化的起源 | 1960年代中頃のアメリカ合衆国ルイジアナ州[1][2] |
スワンプ・ロック(Swamp rock)は、ロカビリーやソウルをスワンプ・ブルース、カントリーなどと融合させる形で1960年代中頃に生まれたロック・ミュージック下の一ジャンルである[1]。
トニー・ジョー・ホワイトらによってルイジアナ州で生み出されたのち、カリフォルニア州のバンド、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルによって幅広く知らしめられた[2]。
概要
1960年代中頃に誕生後、1960年代末から1970年代前半にかけて繁栄期を迎えた。『bounce』誌の桑原シローは、サウンドの特徴について「ゴスペルやブルース、それにカントリーやR&Bといった南部産の音楽に愛情を抱く白人青年たちが、ロックという鍋を用いて作ったゴッタ煮音楽」と説明している[3]。
代表的なアーティスト
- クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
- ジョン・フォガティ
- デイル・ホーキンス[4]
- リトル・フィート[5]
- ザ・バンド
- レオン・ラッセル
- デラニー&ボニー
- トニー・ジョー・ホワイト[6][7]
- ドン・ニックス
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g Fontenot, Robert (2019年2月24日). “What Is Swamp Rock? A look at this Southern mix of country, funk, and soul”. Liveabout. 2022年11月9日閲覧。
- ^ a b c d e f Baylese, Richard (2021年3月10日). “Ten top Swamp Rock tracks”. Americana UK. 2022年9月5日閲覧。
- ^ 桑原シロー (2006年12月14日). “第9回 ─ SWAMP ROCK”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2021年12月18日閲覧。
- ^ Colin Larkin, ed (2002). The Virgin Encyclopedia of Fifties Music (Third ed.). Virgin Books. pp. 189-190. ISBN 1-85227-937-0
- ^ Needs, Kris (17 May 2024). ""Effortless virtuosity": Little Feat's timeless sound on Sam's Place is oddly reassuring in these turbulent times". Louder. Future Publishing. 2025年1月6日閲覧。
- ^ L. C. Hillstrom (1998). The Vietnam Experience: a Concise Encyclopedia of American Literature, Songs, and Films. Greenwood. p. 115. ISBN 0-3133-0183-2
- ^ “スワンプ・ロックの大御所、トニー・ジョー・ホワイトが75歳で死去”. MUSIC LIFE CLUB. シンコーミュージック・エンタテイメント (2018年10月26日). 2022年8月31日閲覧。
参考文献
- Goldsmith, Melissa Ursula Dawn (2019). Listen to Classic Rock! Exploring a Musical Genre. ABC-CLIO. ISBN 1-4408-6579-5
外部リンク
[[Category:アメリカ合衆国の音楽]
スワンプ・ロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 14:32 UTC 版)
「スワンプ・ポップ」の記事における「スワンプ・ロック」の解説
スワンプ・ロック(Swamp rock)は、1950年代のR&Bよりも、1960年代のロックの影響を受けたジャンルで、スワンプ・ポップの定義づけに役立った。1960年代末期から1970年代前半にかけて繁栄した。『bounce』誌の桑原シローは、サウンドの特徴について「ゴスペルやブルース、それにカントリーやR&Bといった南部産の音楽に愛情を抱く白人青年たちが、ロックという鍋を用いて作ったゴッタ煮音楽」と説明している。 代表的なアーティストにクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、ジョン・フォガティ、デイル・ホーキンス(英語版)、リトル・フィート、ザ・バンド、レオン・ラッセル、デラニー&ボニー、トニー・ジョー・ホワイトらがいる。
※この「スワンプ・ロック」の解説は、「スワンプ・ポップ」の解説の一部です。
「スワンプ・ロック」を含む「スワンプ・ポップ」の記事については、「スワンプ・ポップ」の概要を参照ください。
- スワンプ・ロックのページへのリンク