登場する魔人(作中に呼称あり)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 02:49 UTC 版)
「魔人〜DEVIL〜」の記事における「登場する魔人(作中に呼称あり)」の解説
魔神 魔人の頂点に立つ存在。 今まで喰い殺した人間の魂(エクトプラズム)から創り出した「ゼクト」「ゴラエス」「ランブレツタ」の3匹の黒犬を身にまとい、蒼白い体と背中に生えたコウモリのような4枚の翼が特徴の戦闘形態に変身することで、体の形を変化させてあらゆる生体器官を作り出すことができる。 全身を葉巻のように変化させてミサイルのように体当たりしたり、プラズマになるまで圧縮した空気を腕から放出したり、超高周波を口から発生させたりした。 前半ではT市で夜明けごとに人間を襲っては骨だけになるまで食い尽くしていた(これは証拠を隠すための手段というよりは新たな感染者を産まないための予防法だった)が、哲の生命力とその心の闇に真の魔人の素質を見出し、哲とその仲間達を魔神の息子に仕立て上げた上で自分と同じ世界に引き入れようとしたが、最後の最後に「闇の力では本当に大切な物は守れない」と悟った哲に裏切られ、悔しそうな表情を浮かべながら街を去っていった。この事件は表向きには未解決の連続行方不明事件とされている。 後半では魔人ウイルスという不安定で低確率な繁殖方法と肉体を捨てることで自身を無限に自己(脳内分子の電子信号に変換された全ての肉体と記憶の情報)を増殖できる電子情報体に進化させ、一八に寄生して深層意識の底からその脳回路を利用することで全人類の脳を支配する能力を獲得した。 一八の精神を言葉巧みに操り、その肉体を乗っ取ることで復活を果たしたものの、ハリーの妨害によって失敗、再び深層意識の底に閉じ込められてしまう。その後、夢魔を使って魔神に会いに深層意識の底に一八と共にやって来たハカセの意識を乗っ取る事で完全復活を果たし、ハカセの号令でやって来た魔人達を圧倒的な力で叩きのめし、魔神の息子達とも対等以上に渡り合ったが、一八にアポトーシスを活性化させるフラボタンパク質の振動データの詠唱を受けたことで自滅した(一八曰く「生命は死と向かい合っているからこそ強いのです。不死の欲望に喰われたあなたは生命として限りなく弱い」とのこと)。それによって体組織を構成していた魂も解放され、乗っ取られていたハカセも元に戻り、哲の顔の模様や空を覆っていた紫の雲も消滅した。 魔神の息子 魔神から直接感染した魔人。作中に哲とサトシの2人が登場。 魔神と同じく体の形を変化させることであらゆる生体器官を作り出すことができる。 哲は妹が変化したネコ娘との連携攻撃を得意とし、ネコ娘の超音波を両手から圧縮空気の壁を作ることで高速反響させ、指向性を持たせることで魔神のプラズマ弾を吹き飛ばすほどの威力を持つ音の槍として放出した。 サトシは人の血を好むようになり、里美を仲間に加えようとして殺害したため、激昂した哲に下半身をバイクで潰されたことで瀕死になり暴走し、顔は髑髏で六角形の骨格を広げ、その下から骨の触手を無数に伸ばして人の血をミイラになるまで吸い尽くす怪物になってしまい、哲に殺された。 ネコ娘 ネコを食べすぎたために変化した魔人。魔神の息子の亜種に相当する。 歌(声)で様々なことを起こすことができる。 傷を即座に治したり、魂を呼ぶ、他人を夢の中に入れるなどをした。 クモ男 蜘蛛に似た魔人。頭胸部に人間の頭部を有する。 人の形と蜘蛛の形の両方を取ることができ、女性の体に卵を産み付けることで自身の子供を産ませることができる。その子供の腹部には人間の胎児が透けて見える他、人の顔から粘着性の強い糸を吐いたり、複数で合体して人間に擬態することができる。 女性を誑かして卵を産み付け、産ませた後そのまま餌とし、数を増やしながらT市の魔人街で横暴を働いていた。 子供の1匹を謎の声に導かれるままデッキブラシで殺してしまった一八の秘密と正体をいち早く見抜き、子供たち総出で一八に挑むが蜘蛛の呼吸器の単純さをつかれ、子供たちをガス中毒にされそのガスに着火され爆破。 その後ネコ娘が自身の影から召喚した今まで殺した人間の魂に体の大半を食われ、魔人の息子に本体の蜘蛛を踏み潰された。 リス男 小動物の魔人。 脳の大きさに合わない高い知能を持ち、人語を解する。クモ男が天敵で数が少なくなっている。 風牙(フーガ) 狼の様な魔人。たった一人の生き残り。かつては雪国の小さな荒屋で母親と一緒にひっそりと暮らしていた。 人の形と狼の形の両方を取ることができ、高速振動させた刃状の髪の毛を振るうことで真空波(鎌鼬)を飛ばすことができる(どちらの姿でも可能)。 かつてハリーに死にかけの母親のために里で良く効く薬を買ってくるよう依頼したことがあり、その時にハリーが報酬と称して持っていった宝石のブレスレット(正確にはその中に隠されていた亡くなった母親とのたった一葉の写真)を取り返しに一八の家で暴れるが、地下室で密閉空間での真空の移動を逆手に取られ自分の真空波に切り刻まれてしまう。そして一八から「宝石は返しますからハリーを許してやってください」と言われ、写真を口にくわえて静かに帰っていった。 ろくろ首 正確には人間の頭と背骨のみで活動できる魔人で、ハカセの配下の一種。 体がないと数日しか生きられず、他人の体を奪うこともできるがその場合は体が腐っていってしまう。 人間よりは身体能力が高く、唾液でガラスを溶かすことができる。 作中では窃盗や殺人などの悪事を働いていたが、ハリーによれば本来は人畜無害な種族らしい。 鬼巌鉄(ギガンテス) 神話時代の怪物。ハカセの配下の魔人の中では最強の戦闘力を持つ警護魔人(ガーディアン)。ドクロのような顔と体中にある継ぎ目のような極低周の超音波発生器官が特徴。 通常は強靭な肉体と巨大なペンチを使った戦法で戦うが、危機に陥ると、体中の器官から超低周波を発生させ、周りの物体を分子レベルで共振させることで破壊する。その破壊力は水を常温で沸騰させ、コンクリートを微塵に粉砕するほど。古代人はその絶対的破壊力に畏怖と敬意を込めて神々の鉄槌(トゥール・ハンマー)と名付けた。また、この器官は出力を抑えることでコウモリやイルカのようにレーダーとして使用することが出来る。 魔神に自身の超低周波を超高周波で中和され、動揺しているところにプラズマ弾を撃たれたことで瀕死になり暴走して、一八にハウリングを利用され自爆した。 夢魔(インキュバス) 脳のみのクラゲの様な魔人で、ハカセの配下の一種。 知能は殆どないが、頭につけることで他人の脳波と波長を合わせ、精神の中(夢)に入ることができる。 2人以上でも使えるため、深層意識の底に眠る魔神とコンタクトするために使用されたが、その能力を魔神に逆利用されてしまう。 萠に気持ち悪いと棒で叩かれ虫の息になった。その後の生死は不明。
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登場する魔人(呼称なし)
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包帯を巻いた手足の長い魔人 ハリーの仕事仲間。肘が両腕に2つづつ存在する。知能はあるようだが言葉は喋らない。 常に2体以上で行動する模様。 右足のみの魔人 本体から分離して動き回っていた魔人。膝に顔があり、股関節から細い腕が伸びている。 ハリーが本体から依頼を受け、一八が捕獲したが、その本体が魔人かは不明。 下半身が大蛇になる魔人 人間の姿をしているが、下半身を大蛇に変化させることができる。 ハカセの配下の一種で、下半身が大蛇の胴体になっているタイプと巨大なコブラの頭に人間の上半身が付いているタイプが存在し、内後者は常に二人ひと組でハカセのボディーガードを行っている。 上半身が軟体類のようになる魔人 上半身がはがれるように軟体類の手のようになる。 ハカセの配下の一種と思われる。 鳥の様な魔人 ハカセの配下の一種で、ハカセの号令の下魔神を止めるために出現したが、魔神のプラズマ弾で倒された。 カブトムシの様な魔人 ハカセの配下の一種で、ハカセの号令の下魔神を止めるために出現し、魔神の息子達の力に驚愕した。 赤鬼の様な魔人 ハカセの配下の一種で、ハカセの号令の下魔神を止めるために出現した。
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