諏訪之瀬島 火山として

諏訪之瀬島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 08:56 UTC 版)

火山として

諏訪之瀬島の空中写真。
2009年12月8日撮影の23枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
諏訪之瀬島全景

火山活動が活発な安山岩質の成層火山である。島の中央部には崩壊カルデラがあり中央火口丘(スコリア丘)の御岳(おたけ)が形成されている。山頂の南西には直径200mの旧火口があり1813年噴火では大量のスコリアの噴出についで安山岩質の溶岩流が流出し西海岸まで流下した。この噴火で全島民が島外に避難し1883年まで無人島となる。1884年には御岳の火口から東海岸まで溶岩流を流下し現在でも御岳では桜島と同じく日常的に噴火が発生している。安山岩質の火山は通常ブルカノ式噴火を起こすが、諏訪之瀬島では玄武岩火山に多く見られるストロンボリ式噴火を多く発生することが知られている。

2021年3月5日、気象庁が『諏訪之瀬島の噴火警戒レベルの判定基準』を公表した[2]

活動記録

地質的には70万年前からの活動が認められている。有史以降は以下を参照。

土砂災害


  1. ^ 十島村の概要 > 人口および世帯数(2018年3月31日 現在)”. 十島村. 2019年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月12日閲覧。
  2. ^ 気象庁|報道発表資料”. www.jma.go.jp. 2021年3月8日閲覧。
  3. ^ 鎌田 政明、早坂 祥三、辺見 富雄「諏訪之瀬島東方における海底地形と火山活動(?)(日本火山学会1978年秋季大会)」『火山.第2集』第23巻第4号、1978年、291-292頁、doi:10.18940/kazanc.23.4_291_32021年4月12日閲覧 
  4. ^ 諏訪之瀬島で噴煙千メートル 被害なし、鹿児島”. 2021年6月23日閲覧。
  5. ^ 気象庁|報道発表資料”. www.jma.go.jp. 2020年12月27日閲覧。
  6. ^ 諏訪之瀬島の火山活動解説資料”. 福岡管区気象台. 2021年3月8日閲覧。
  7. ^ 噴火警報”. 気象庁. 2021年6月23日閲覧。
  8. ^ “鹿児島・諏訪之瀬島で噴火 警戒レベル2→3に引き上げ”. 朝日新聞DIGITAL. (2021年6月23日). https://www.asahi.com/articles/ASP6R048PP6QTIPE02X.html?iref=pc_ss_date_article 2021年6月23日閲覧。 
  9. ^ 噴火警報(火口周辺)(諏訪之瀬島)令和3年9月17日02時35分噴火警報”. 気象庁 Japan Meteorological Agency. 2021年9月17日閲覧。
  10. ^ 諏訪之瀬島 噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げ”. ウェザーニュース. 2024年1月14日閲覧。
  11. ^ 生まれて半日の女の子 山津波に消える 鹿児島県諏訪之瀬島『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月14日朝刊、13版、23面
  12. ^ 日航機SOS傍受 諏訪之瀬島 山津波で死傷多数『朝日新聞』1976年(昭和51年)9月13日朝刊、13版、23面
  13. ^ 『解を探しに 私の居場所4 火山の島に移り住む』日本経済新聞、2016年9月3日朝刊


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