ジン・フィズ ジン・フィズの概要

ジン・フィズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 03:52 UTC 版)

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ジン・フィズ
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 シェイク
無色、白色
グラス   タンブラー
アルコール度数
度数
13度[1] - 14度[2]
レシピの一例
ベース ドライ・ジン
材料
ドライ・ジン …… 45ml
レモン・ジュース …… 15-20ml
砂糖 …… 2tsp
ソーダ水 …… 適量
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由来

ジン・フィズは、1888年ニューオーリンズの「インペリアル・キャビネット・サロン」のオーナーであるヘンリー・ラモスが初めて作ったとされている[3]1888年にレモン・スカッシュにジンを加えたカクテルをラモスは「ジン・フィズ」の名称で販売した[3]

「フィズ (fizz)」とは、ソーダ水の泡のはじける「シューッ」という音を表す擬音語である[3]

スピリッツリキュールに甘味(砂糖)、酸味(レモンなど)を加えてシェークし、ソーダ水で割った飲物を「フィズ」と言い、ウイスキー・フィズ、ブランデー・フィズ、カカオ・フィズ、バイオレット・フィズなどがある。

同時期(19世紀半ば)にイギリスで創作されたトム・コリンズはジン・フィズと同じ材料を使い(分量は異なる)、作り方も同じ。使用するグラスがジン・フィズがタンブラーであるのに対し、トム・コリンズはコリンズグラスを用いる。このため、「兄弟カクテル」と呼ばれることもある[4][5]

標準的なレシピ

  • ドライ・ジン - 45 ml
  • レモン・ジュース - 15-20 ml
  • 砂糖 - 2ティースプーン
  • ソーダ水 - 適量

作り方

  • シェイカーにソーダ水以外の材料と氷を入れ、シェイクする。
  • 上記を氷を入れたタンブラー(容量240ml程度、または、300ml程度)に注ぎ、ソーダ水を加え、ステアする。

備考

  • 1ティースプーンほどのミルクを加え、味をまろやかにする場合もある。
  • レモン・スライスを添えてもよい。

ジンベースのフィズ

ジンをベースとした、フィズというスタイルのカクテルは他にもあり、名前を挙げればきりがない(テキサス・フィズ、シルバー・フィズ、ゴールデン・フィズ、ローヤル・フィズなど)のだが、ここでは幾つかレシピを紹介する。

シルバー・フィズ(Silver Fizz)[6]
ジン・フィズに卵白鶏卵)を加えたもので、水と混ざりにくい卵白をシェイクによって混ぜるため、ジン・フィズを作る時よりも強くシェイクする必要がある。近年ではブレンダーを用いることも多い。
ゴールデン・フィズ(Golden Fizz)[6]
ジン・フィズに卵黄(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
ロイヤル・フィズ(Royal Fizz)[7]
ジン・フィズに全卵(鶏卵)を加えたもの。作り方はシルバー・フィズと同様。
テキサス・フィズ(Texas fizz)[8][9]
ジン・フィズのレモン・ジュースをオレンジジュースに替えたもの。作り方はジン・フィズと同様。コリンズグラスに注ぐ。スライスしたオレンジを飾ることもある。
名称はアメリカのテキサス州に由来する。
オレンジ・フィズ[10]
  • オレンジ・ジュース = オレンジ半分を絞った程度の量
  • レモン・ジュース = レモン4分の1を絞った程度の量
  • ドライ・ジン = 30ml
オレンジ・ジュース、レモン・ジュース、ドライ・ジンをシェイクして、タンブラー(容量240ml程度)に注いで、炭酸水で満たせば完成。
その他
欧米諸国ではフィズ・スタイルのカクテルを、ジン・フィズに各種リキュールを入れて作る。



  1. ^ 桑名伸佐監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、59頁。ISBN 978-4-537-20423-0
  2. ^ YYT project編『おうちでカクテル』池田書店、2007年、68頁。ISBN 978-4-262-12918-1
  3. ^ a b c 『カクテル教室』保育社、1996年、77頁。ISBN 9784586508877
  4. ^ トム・コリンズ”. サントリー. 2019年3月8日閲覧。
  5. ^ 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、43頁。ISBN 9784839946234
  6. ^ a b 吉田芳二郎『洋酒入門』保育社、1992年、第二版、82頁。ISBN 978-4-586-50828-0
  7. ^ Robyn M. Feller. The Complete Bartender (Updated). Penguin. p. 303. ISBN 9781101220740 
  8. ^ 斎藤都斗武、佐藤淳『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、42頁。ISBN 9784839946234
  9. ^ THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、79頁。ISBN 9784058003206
  10. ^ 片方善治『洋酒入門』社会思想社、1959年、129頁。


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