ふたりはプリキュア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 22:50 UTC 版)
登場人物
プリキュア
- 美墨 なぎさ(みすみ なぎさ) / キュアブラック
- 声 - 本名陽子[20]
- 本作品の主人公。茶髪のショートヘアの少女。一人称は「わたし」で、口癖は「ありえな〜い!」。10月10日生まれの天秤座で、血液型はO型[21]。私服は、ピンク色のジャケットにスカートを着用していて、ピンク色の靴下に黒のスニーカーを履いている。
- 活発で強いリーダーシップを持つ一方、人間関係には慎重で繊細な心を持つ。他人に甘く、自分にも甘い。
- スポーツ万能であり、所属するラクロス部では2年生にしてエースを務め、『MH』ではキャプテンに選ばれている(背番号は7)。ただし、水泳やウィンタースポーツは不得意である[注 2]。
- 終わりの見えない厳しい戦いに巻き込まれる葛藤を抱きながらも、雪城ほのかとの喧嘩や共闘、学校の先輩にあたる藤村やクラスメイト、部活の仲間や後輩といった様々なコミュニティにおける人間関係を経て、より人間的に成長していく。
- 両親と弟とともにマンション[注 3]で暮らしている。
- 初登場時は「私立ベローネ学院女子中等部」の2年桜組に在籍しており、『MH』では「3年桜組」に進級している。
- 雪城 ほのか(ゆきしろ ほのか) / キュアホワイト
- 声 - ゆかな[20]
- もう1人の主人公。黒色のロングヘアの少女。一人称は「わたし」。4月4日生まれの牡羊座で、血液型はB型[22]。私服は、水色のブラウスの上にカーディガンをはおりマキシスカートを着用して、ミュールを履いている。
- 礼儀正しい性格であり、ある程度親しい相手も「さん」「くん」付けの苗字で呼んでいる[注 4]。
- 他人に厳しく自分にも厳しい正直な性格から他人の気持ちを考えて接する事を不得手としており、美墨なぎさやキリヤとの衝突を起こした。そういった人間関係の本気のぶつかり合いを乗り越える事で、辛い戦いの中で人間的な成長を遂げる事となる。
- 学業成績はいつも学年トップになっており、とくに理系学問が得意分野のため、科学者のブレキストン博士を敬愛している。また、周囲から「薀蓄女王」とあだ名されるほどの博学かつ好奇心旺盛な一面もある。
- 科学部に所属しており、独創的な実験を積極的に行っている。『MH』では部長を務めており、慣れない役回りに右往左往しながらも部員たちを纏め上げるまでに成長していく。
- 両親は海外でアートディーラーをしており、蔵や広い庭のある大きな日本家屋で祖母のさなえと飼い犬・忠太郎とともに暮らしている。
- 初登場時は「私立ベローネ学院女子中等部」の2年桜組に在籍しており、『MH』では「3年桜組」に進級し、クラス委員を務めている。
- 九条 ひかり(くじょう ひかり) / シャイニールミナス
- 声 - 田中理恵[20]
- 『MH』から登場した少女で、髪型は金髪を後ろで束ねて三つ編みにしている。一人称は「わたし」。9月9日生まれ[23]、血液型はAB型。私服はオフショルダーのトップスを着用して、デニムパンツを穿いている。
- 基本的に引っ込み思案な性格だが、芯は強い。学業の成績は優秀である。
- 自分自身が何者か分からないまま学校生活を送る事となったが、なぎさやほのか、多幡奈緒や加賀山美羽、アカネといった人間関係を経てアイデンティティを確立していく事となる。自身の正体は3つに分裂したクイーンの生命であったが、クイーンとしての運命では無く自分自身の選択で最終決戦に臨んだ。
- プリキュアの戦いを偶然目撃し、ポルンとの出会いを経て「シャイニールミナス」として覚醒する。
- ふだんはアカネの従妹として、「TAKO CAFE」の手伝いをしながら同居している。また、「私立ベローネ学院女子中等部」の1年桃組にも転入している。
光の園
メップル・ミップル・ポルン・ルルンなどの妖精たちが住まう世界。豊かな自然に囲まれており、壮麗な城に住むクイーンが女王として治めている。
永遠の命を与えるという7つの「プリズムストーン」がある。
- クイーン
- 声 - 松谷彼哉
- 「光の園」を治めている、慈愛に満ちた女王。金色の巨人のような姿をしている。光の意志が具現化した存在。
- 右肘を手摺に乗せて頬杖をついて玉座に座り、左手にハート型のリングを持ち、玉座の後ろには後光のようなレリーフがある。
- 奥ゆかしい物腰をしており、いつも暖かい目ですべてを見守っている。
- 通常は玉座から立つことはないが、ジャアクキングが光の園に侵攻してきた際には自ら立ち上がって戦った。
- 『MH』ではジャアクキングが滅ぶ間際に放った攻撃で傷を負い、「こころ」「生命」「12の意志(ハーティエル)」に分裂する。「こころ」は「生命」の部分であるひかりを側で見守る。
- ひかりがクイーンに戻ることを決意し、12のハーティエルが「チェアレクト」に集結したことで最終決戦で復活し、プリキュアやシャイニールミナスとともにジャアクキングの打倒に成功した。
- 長老
- 声 - 中博史
- クイーンの側用人で、クイーンとともに「光の園」を見守っている。
- 園の歴史に詳しいが、歳のためか物忘れがあり、なぎさ、ほのか、ひかりの名前をしばしば間違えている[注 5]。また、記憶を自分の都合のいいように変える一面もあるが、プリキュアに的確なアドバイスも与えている。
- プリキュアをよく「プリキュラ」と呼びまちがえており、ともにいることが多かったポルンにも影響をおよぼしている。
- ドツクゾーンによって光の園が侵略され、「プリズムストーン」の7つ中5つが奪われた際、残り2つを守るべくメップルとミップルに石を託して「虹の園」へ脱出させた。
- 『MH』ではクイーン消滅という緊急事態をプリキュアに報せに来た際、一時的になぎさおよびほのかの家に居候になったことがあり、いろいろと迷惑をかけていた。
- ゲーム『Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGo!ドリームフェスティバル』では、同作品のオープニングムービーの終盤でウィズダムとともに1カットのみ登場している。
- ウィズダム
- 声 - 松野太紀
- 総てを生み出す力をもつ7つの石「プリズムストーン」を守護している、「プリズムホーピッシュ」に宿る番人。
- 気の抜けたような喋り方をしているが、番人としての責任感が強く、ポルンがプリズムストーンでお手玉をしたときには激怒する。
- メップルやミップルから男前とみられている。また、愛読書は『ふたりもプリプリ』というマンガ。
- 光と闇の狭間を漂う能力を有している。また、彼の存在はイルクーボ以外にはそれほど知られていない。
- ベルゼイらの襲撃をうけた際に、偶然その場に居合わせたポルンの体内にプリズムストーンの力を移した。そのあとは、一時的にドツクゾーンに捕まっていた。
- 『MH』ではクイーン消滅の危機を知らせるため長老とともに「虹の園」に赴き、クイーンの「生命(ひかり)」の存在を確認するまでの間なぎさとほのかの家で暮らしていた。
- 第1期ではプリズムホーピッシュとともに移動していたが、光の園の丘の祭壇にプリズムホーピッシュが納められたことにより、自由に行動できるようになった。
妖精
全員、虹の園では特定のプリキュアのサポートを担当し、それぞれの自宅で生活する。
- メップル
- 声 - 関智一
- 「プリズムストーン」を守る使命をもつ「選ばれし勇者」で、ミップルを追って「虹の園」にやってきた。パートナーはなぎさ。語尾は「メポ」で、一人称は「ボク」または「メップル」。
- ワガママであり、大食いかつ寝てばかり。同じくワガママなポルンと衝突することも多い。
- なぎさとはケンカが絶えないが、かなり気の合うパートナー同士で、別れと再会のときには涙を流している。
- ミップルとは相思相愛の関係にあり、ところかまわずいちゃつく(これはシカルプにも指摘されている)。
- 普段は「カードコミューン」としてなぎさの懐に入っている。クイーンのプリキュアカードをスキャンして、なぎさをキュアブラックに変身させる。
- 虹の園に来る際に「プリズムホーピッシュ」を紛失、ミップルを激怒させてしまう。初めて虹の園に来たときは、尾にプリズムストーンの赤い宝石「ルビー」を入れていた。
- 『MH』ではジャアクキング打倒後、ミップルやポルンたちと役目を終えて永遠の眠りにつくはずだったが、新しい闇の襲来で「ハートフルコミューン」として復活、プリキュアハートでなぎさを再びブラックに変身させる。
- オールスターズ映画においても、相変わらずなぎさとのケンカは健在のままだった。
- ミップル
- 声 - 矢島晶子
- メップル同様に「虹の園」にやってきた「希望の姫君」。パートナーはほのか。語尾は「ミポ」で、一人称は「わたし」または「ミップル」。
- メップルより1日早く虹の園へやってきたが、虹の園とは時間の流れが異なるため[注 6]、メップルを察知し目覚めるまでにかなりの歳月を要した。
- しっかり者であり、パートナーのほのかとは普段からうまくやっている。母性的な一面をもち、ポルンが駄々をこねても甘やかすことが多い。ただし怒らせると怖い。
- 普段は「カードコミューン」に変形し、ほのかの懐に入っている。クイーンのプリキュアカードをスキャンし、ほのかをキュアホワイトに変身させる。
- 虹の園に来た当初は、尾にプリズムストーンの宝石「サファイア」を入れていた。
- 『MH』ではジャアクキング打倒後、メップルやポルンたちと役目を終えて永遠の眠りにつくはずだったが、新しい闇の襲来によりメップルと同様「ハートフルコミューン」として復活、プリキュアハートでほのかを再びホワイトに変身させる。
- ポルン
- 声 - 池澤春菜
- 無印第24話から登場。7つの「プリズムストーン」が集まったときに「光の園」からやってきた「未来へ導く光の王子」。パートナーはひかり。語尾は「ポポ」で、一人称は「ポルン」または「ボク」。
- 普段は「プリティコミューン」として、携帯電話のメールボードのような形をしている。
- ワガママな性格はメップルを上まわる。1人で外出して迷子になることも多く、いつもなぎさを振りまわしている。
- 一時期ほのかの家で暮していたことがあり、このとき忠太郎と仲良くなったことから、以降ほかの動物を見ては忠太郎に結びつけるのが定番になっている[注 7]。
- 性格や思考は幼稚だが、バランス感覚が優れており、尻尾だけで立ったりと器用である。長老の影響で「プリキュア」を「プリキュラ」と間違えて覚えている。
- 味音痴であり、地面に落ちていた栗を生で食べてはなぎさの作ったチョコとジャム入りのおにぎりを見事に完食して「美味しかったポポ!☆」と言っていた[注 8]。寝相が悪い。
- ドツクゾーンの襲撃を受けた際、偶然ウィズダムの側に居あわせたためにプリズムストーンの「総てを生み出す力」を託されて能力が覚醒し、以降は長時間本来の姿でいられるようになっている。
- プリキュアがピンチに陥ると、叫びとともに力を覚醒させてプリティコミューンに変形し、パワーアップアイテム「レインボーブレス」をプリキュアに与える役目を担うようになる。
- 予知能力をもち、未来を断片的に読みとることができるが、漠然とした言葉でしか表現できない。
- 『MH』ではジャアクキングの消滅により使命を終えたため、メップルらとともに永遠の眠りにつくはずだったが、新たな闇が襲来すると同時に復活。新しいパートナーとしてひかりを見つけ、コンパクト型アイテム「タッチコミューン」に進化し、ひかりをシャイニールミナスに変身させる。
- 年下のルルンに付きまとわれて奮闘するようになり、多少ながら成長した姿をみせるようになる。
- なお、映画やオールスターズ映画においては別れを惜しむことが定番になっている。
- ルルン
- 声 - 谷井あすか
- 『MH』第28話から登場。「光の園」からやってきた「未来を紡ぐ光の王女」。パートナーはポルンと同様ひかり。語尾は「ルル」で、一人称は「ルルン」。
- 長い耳をもっており、高所に上る際に使用している。「虹の園」では「ミラクルコミューン」の姿をしている。
- ひかりのもう一匹のパートナーとして、シャイニールミナスのパワーアップアイテム「ハーティエルブローチェ」を授ける役目を与えられていた。
- おっとりしていて泣き虫な性格で、一度泣きだすと滝のように涙が流れる。
- ポルンには妹のようにくっついて離れようとせず、彼の姿が見えなくなると号泣するなどしてポルンを困らせている。
お世話カードの住人
全員「虹の園」では、カードコミューンにスラッシュするカードに収まっている。
- オムプ
- 声 - 桜井敏治
- 食事担当。どんな料理でも作ることができる名コック(過去に出てきた料理はオムライス[注 9]、サンドイッチ、おにぎり、ステーキ、御好み焼、味噌汁など)。しかしメップルの好き嫌いの多さに悩まされる。
- 陽気な性格で、ポルンに鬼ごっこに誘われたときはともに遊んでいる。
- 使用頻度はかなり高い。
- パルプ
- 声 - 浅野るり
- 病気治療および体調管理を担当。看護師のような格好をしている。
- どんな重病も注射1本で簡単に治すが、あまりにも巨大な注射器を使用するためメップルは苦手としている。
- ポルンに鬼ごっこに誘われたときは、注射器を放りだしてともに遊んでいる。
- ネルプ
- 声 - 壱智村小真
- 寝かしつけ担当。なぎさとほのかが学校に居る間はよく使われる。
- いつも寝ているように見えるが、目を瞑ったまましゃべったことがある。メップルの夜更しに頭を抱えている。
- シカルプ
- 声 - 小野健一
- 教育担当。とても頭がよく、ミップルにほのかが学習しているものと同じことを教えたことがある。
- 大概使用されるのは、メップルが悪戯をしたときだが、大声で叱りつけるうえに説教が途轍もなく長い。そのため初使用時は「あんたが一番うるさい」となぎさから自分も怒られる羽目になった。
- ポルンに鬼ごっこに誘われた際は鬼に任命される。
- スピカール
- 願いをかなえるのが役目。願いを叶えてくれる能力をもっている。語尾は「カール」。
- メップルとポルンが傷心のなぎさを励ますため、クリスマス気分を味わわせようと登場させている。
ハーティエル
『MH』に登場する12人の小さな妖精。光のクイーンの「意志」が12に分かれて顕現した存在。
発見後しばらくなぎさたちと行動をともにするが、ひかりの成長を見届けるなど目的を果たすと、クイーンのこころの在り処とされる「クイーンチェアレクト」に入り、宝石のような形になって納まる。
- シークン
- 声 - 永野愛
- ハーティエルの1人目。彼女の司る志は「探究」。語尾に「ですぅ」が付く。
- ほかのハーティエルたちが発見されてすぐチェアレクトに戻ったのに対し、彼女は探求能力ゆえ最後まで外に出て残りのハーティエルを探していたため、ポルンやルルン同様、ひかりの身近なパートナーの1人として活躍した。
- チェアレクトに収まったほかのハーティエルを必要に応じて呼び出すことができる。レギュラーキャラクターとしても活躍した。
- パション
- 声 - 菊池こころ
- ハーティエルの2人目。彼の司る志は「情熱」。初登場は第6話で、ひかりたちの前に現れたのは第7話。熱い少年である。
- ひかりがポルンを叱った時に初めて見せた激しい感情や、タコカフェをウラガノスの攻撃から守るときに発揮した情熱などに対応。
- ハーモニン
- 声 - 仙台エリ
- ハーティエルの3人目。彼女の司る志は「調和」。語尾は「わん」。第9話で初登場。
- デパートの小物売り場のオルゴールの中で眠っていた。
- 孤独を感じていたひかり、なぎさ、ほのかとのあいだに調和が生まれたことに対応。
- ピュアン
- 声 - 小松里歌
- ハーティエルの4人目。彼女の司る志は「純真」。第13話で初登場。
- 素直でピュアなこころのもち主なだけあって、すぐ感動する感動屋。
- ひかりが初めて同年代の親友として奈緒・美羽との純粋な友情を育んだことに対応。
- インテリジェン
- 声 - 小林麻由子
- ハーティエルの5人目。彼女の司る志は「知性」。第16話でひかりの知性の芽生えに対応し登場、知恵の書を託された。
- 理知的なほのかを気に入っている一方、なぎさに対しては冷淡な態度を取ることが多いなど、ほかのハーティエルと比べて人によって態度を変える人間くさい描写が多い。ただし、最終的にはなぎさの勇気を認めている。
- 第22話以降で何度かプリキュアとシャイニールミナスに知恵を授けているが、唐突にあらわれては彼女たちを驚かせている。
- ウィシュン
- 声 - 埴岡由紀子
- ハーティエルの6人目。彼女の司る志は「真実」。「真実が近づいています〜!」が口癖。第20話で初登場。
- 引っ込み思案な性格で、もじもじした口調でしゃべる。
- 真実に対して敏感で、第21話でのひかりと少年の出会いを予知しており、さらに第35話で京都でひかりと少年が再会することを予知するなど、両者の関係の真相こそ知らずとも、重要な真実に関わるものだと感知していた。
- ホープン
- 声 - 沼田祐介
- ハーティエルの7人目。彼の司る志は「希望」。第25話で初登場。
- 前向きな性格の男の子で、自信をなくしかけていたひかりがなぎさとともに希望を取り戻したことに対応。
- 前向きに取り組む人を見ると応援したくなってしまう。
- ブレイブン
- 声 - 安達まり
- ハーティエルの8人目。彼女の司る志は「勇敢」。第31話で初登場。
- 勇気ある行動力をもつ人が好きで、ひかりがルルンを守る自覚をもつことに主に対応。また、なぎさが藤村を励ますことに対応。
- なお、このころからハーティエル出現とひかりの成長の対応関係が曖昧になり、代わってなぎさの成長の象徴となるケースがでてくる。
- プロスン
- 声 - 天田真人
- ハーティエルの9人目。彼の司る志は「繁栄」。語尾は「だな」。第34話で初登場。
- のんびり屋で食いしん坊な性格の男の子。ナスのような果物を食べている。12名の中で最も太っている。
- 余りに暢気なため、シークンに怒られることもある。
- ハピネン
- 声 - 石毛佐和
- ハーティエルの10人目。彼女の司る志は「幸福」。第37話で初登場。
- みんなの幸福の道を探すのが好きで、しあわせな場面を見ると喜ぶ。
- 音符のような髪型が特徴。
- ラブラン
- 声 - 壱智村小真
- ハーティエルの11人目。彼女の司る志は「愛」。第41話で初登場。
- 頭の両サイドのハート型の髪型が特徴的。愛について熱い思いをもつロマンチスト。
- ひかりの成長よりも、なぎさが藤村に想いを告白することに呼応していた。
- エターナルン
- 声 - 水沢史絵
- ハーティエルの12人目。彼の司る志は「永遠」。第45話で数分だけ登場。
- ウサギの耳のように束ねたターバンが特徴。
- すべてのハーティエルが揃ったことでなぎさ、ほのか、ひかりの友情の絆が永遠のものになったと仄めかし、すぐに「チェアレクト」へと入った。
ドツクゾーン
プリキュアの敵対勢力。闇の帝王であるジャアクキングが支配している闇の世界で、遥か昔、宇宙で「邪悪なエネルギー」と「破壊の意思」が「闇の力」を感じ取り、それらが互いに混じり合ったことで誕生した経緯をもつ[24]。
闇のエネルギーが漂う異世界を本拠地にしているが、第1期後半からは「虹の園」(人間界)にある闇の洋館を本拠地にしている。また、ドツクゾーンによって浸食された世界は永久に光が差さず、生命の息吹はなくなり、不穏な色をした煙のような気体が周囲一帯を覆い尽くし、天と地の分け目すらも明瞭にならなくなるほど破壊される。あるものといえば、ドツクゾーンの浸食を免れたわずかな残骸だけである[25]。
ジャアクキングの果てしない「総てを食い尽くす力」を満たすため、すべての世界と生命を闇の力によって無に帰すことを目的に掲げるほか、ジャアクキングの果てしない「総てを食い尽くす力」を制御するために必要な「すべてを生みだす力」をもつ7つの「プリズムストーン」を求めており、すでにプリズムストーンを守護している「光の園」に侵攻して7つのうちの5つを強奪することに成功している。
残り2つのプリズムストーンを強奪するため、プリズムストーンを持つメップルとミップルを追跡して「虹の園」にも侵攻し、メップルたちの保護者であるプリキュアたちを怪物の「ザケンナー」を使役して始末しようと襲撃する。
第1期の終盤にて、プリキュアたちの活躍によって一度は世界ともども消滅したが、ドツクゾーンが有する闇のゆがみの力が現世に残留しており、『MH』ではその闇のゆがみの力によって復活を果たして活動を再開させ、以降はジャアクキングの復活を最優先に行動するようになる。
上層部
- ジャアクキング
- 声 - 小野健一
- ドツクゾーンを支配している闇の帝王。鎖で束縛された漆黒の巨人のような姿をしている。一人称は「わたし」。
- 非常に残忍かつ冷酷な性格で、失敗が続く部下には厳しい対応を取り、目的のためならば配下を処刑することも辞さないが、作戦の立案に苦悩している配下にアドバイスしたり、バルデス時には四天王を信頼した言動をみせるなど、部下思いな面も密かにもつ。
- 宇宙かまだ混沌としていた時代、大きな爆発とともに「光」と「闇」が生まれ、その光と闇は初め混じり合って存在していたが、ある日を境に光と闇は完全に別個の存在となり、光は「光の園」のクイーンになり、闇は「ジャアクキング」として生まれた経緯をもつ[26]。そのため、クイーンとは表裏一体の存在であり、どちらか一方が消滅するともう一方も消滅する構図になっている。
- 生まれたころから「すべてを喰い尽くす力」を備えており、その強大な力はあらゆるものを吸収していくが、その強大過ぎる力によって自分自身をも喰尽くすという欠点もあり、その欠点に足掻こうと日々耐え難い苦痛を味わっている。その苦痛から解放するには周りのものを喰い尽くす必要があるが、その効果も一時的なものでしかない。ついには、「すべてを生みだす力」をもつ「プリズムストーン」の力で自身の身体を永遠に再生させるという結論にいたり、プリズムストーンを強奪して世界を危機に晒してまでも永遠の存在になろうと目論むようになる[27]。
- プリキュアを圧倒するほどの戦闘能力をほこり、「宇宙そのもの」と豪語する強大な闇の力を有し、巨大な手から放つ闇のエネルギーを放出して世界1つを破壊することもできる。
- 第1期では、「すべてを生みだす力」をもつ「プリズムストーン」を狙い、ダークファイブに強奪の指示をする。
- 第26話にて、ドツクゾーンにてプリキュアたちとの決戦に臨むが、クイーンの力をうけたプリキュアたちによって野望もろとも打ち砕かれる。しかし、消滅の寸前に自身の分身として「3つの種」から誕生させたジュナ、レギーネ、ベルゼイを「虹の園」に送り込み、彼らに自身の復活を託す。
- 第31話にて、ベルゼイたちの成果により復活をはたしたが、その矢先にベルゼイたちに反旗を翻される。だが、プリズムストーンを取り込んだベルゼイたちを強制的に体内に取り込むことで、総てを生み出す力を手に入れることに成功する。続く最終回では虹の園で再度プリキュアたちとの決戦に挑むが、ポルンの強い意志によって力をえたプリキュアたちの必殺技「プリキュア・レインボーストーム」に耐えきれず、再度滅び去る。
- 『MH』以降は、四天王の1人「バルデス」として素性を隠して復活しており、自身の完全復活のために暗躍する。
- 第47話にて、自身の生命である「洋館の少年」と融合したことでジャアクキングとして2度目の復活を果たし、その強大な闇の力でプリキュアたちを圧倒した末、ついには地球をも半壊させる。しかし、心身ともに立ち直りすべての命とつながったプリキュアたちによって逆転され、怒りが頂点に達して地球に匹敵するほどの巨大な姿に変貌し、すべてを闇に変えようとするが、クイーンとプリキュアたちの合わさった強大な光の力に耐えきれず、ついに完全消滅した[注 10]。
- のちの『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、ソルシエールの魔法で生み出した幻が登場している。
- 洋館の少年(ようかんのしょうねん) / 九条 ひかる(くじょう ひかる)
- 声 - 寺田はるひ(現・七緒はるひ)
- 『MH』から登場。西洋風な服装を着用した金髪で小柄な体格の少年。一人称は「ボク」。ジャアクキングの「生命」として生まれ、ジャアクキングの復活に大きな意味をもつとされるため、サーキュラスたちが「あのお方」と称して過保護なほど大事にされている。
- 純粋無垢な性格であり、洋館内で無邪気にはしゃぎ、たびたび執事ザケンナーたちを困らせている。第21話にて、はじめて洋館から飛びだしたが、偶然九条ひかりと出会った影響で一時的に気絶する。回復したあとはひかりの絵を描いたり、ついにはひかりの危険に反応して彼女を救出するなど、ひかりへのシンパシーを強めたことでサーキュラスたちを戸惑わせることになる。
- 第46話ではジャアクキングによって吸収されるが、プリキュアたちがジャアクキングを倒したあとは、ひかりの弟「九条ひかる」としてアカネの前にあらわれて、いっしょに暮らすようになった。
ダークファイブ
ジャアクキングに仕えている5人の闇の戦士。第1期の第25話まで登場。それぞれ「プリズムストーン」を所持しており、メップルとミップルがもつ最後のプリズムストーンを奪うべく、プリキュアたちを襲う。
- ピーサード
- 声 - 高橋広樹
- ダークファイブの一員である男性怪人。色白の肌に盛り上がった白色の長髪が特徴。一人称は「オレ」。
- 顔には歌舞伎役者のような化粧をしている。茶色のボディスーツと肩当てつきのマントを身につけている。
- プライドが高いうえに卑怯な性格であり、目的のためなら手段を選ばない冷酷さをもつが、最終的には同僚から傷付けられたプライドを払拭するべく正々堂々とプリキュア達と勝負した。「おまえたちはドツクゾーンに飲みこまれるだけの存在」と世の中の理不尽さを説くも、結果的には追いこまれて倒された。
- 人間に変身する際には、服が変わる以外は短髪で髪の色が変わり、隈取りが消えて眉ができる。「風間竜一」(かざま りゅういち)と名乗り、教育実習生として「ベローネ学院」に潜入したこともある。また、人間を石化させる能力をもつ。
- エメラルドの「プリズムストーン」を所持している。メップルとミップルを追って、「虹の園」に襲来した最初の敵。
- ゲキドラーゴ
- 声 - 石井康嗣
- ダークファイブの一員である巨体の男性怪人。髪型はモヒカンで、瞳が無いのが特徴。一人称は「オレ」で、口癖は「ウガ」。
- 体操選手のような白色のタンクトップと吊りズボンを着用している。
- 考えるより行動が先立つために知能は低く、なぎさに泣かれて風邪を引いていたメップルを返したり[注 11]、ほのかに言われて宝石の山からプリズムストーンを探しだそうとしたりするなど[注 12]、マヌケな面が目立つ。
- 戦闘では怪力を得意としており、その力は両手で電動シャッターをこじ開けたり、デコピンで人間を気絶させることができる。
- アクアマリンの「プリズムストーン」を所持している。第6話からピーサードの後任として、プリズムストーン強奪の任務に就任する。
- 第11話にて、度重なる失敗でジャアクキングから最後通告され、最終決戦として水族館で最終形態となってプリキュアと挑む。その際、亮太に手をだしたことに激怒したキュアブラックの猛攻をうけたあと、「プリキュア・マーブルスクリュー」で倒される。
- ポイズニー
- 声 - 雨蘭咲木子
- ダークファイブの一員である女性。白い肌に赤色のロングヘアが特徴。キリヤの姉でもある。一人称は「あたし」。
- 黒色のボディスーツと黒色の短いマントを身につけている。
- 策略家かつ非情な性格であり、目的のためなら無関係の人間にも平然と危害を加え、なぎさとほのかの身近な人を巻きこむことにいっさいの躊躇がない人物である。
- 人間サイズの犬に化けてキリヤを驚かせたり、タンスの中に隠れ潜むなど、お茶目な一面ももつほか、潜伏目的のために人間界でさまざまなアルバイトをすることもある。また、人間たちに情が沸くキリヤを心配して助言や忠告を行うなど、密かに弟想いな一面をもつ[28]。
- 特技は変身であり、ピーサードの変装とは異なり完全に別人となる。その変身は見破ることが困難であり、老若男女問わずどんな姿にでも変身ができる[注 13]。
- ピーサードやゲキドラーゴよりも強力な能力をもち、自身の髪を自在に動して武器にしたり、手から衝撃波を放つなどして戦う。さらに、指を弾くことによって超常現象をおこすこともできる。
- トパーズの「プリズムストーン」を所持している。第12話からゲキドラーゴに代わり、プリズムストーン強奪の任に就任する。
- 第20話にて、雪城ほのかに変身してメップル奪取を試みたが、結果として失敗。計画を打倒プリキュアへと変更し、髪で攻撃と防御を繰りなすなど圧倒するが、プリキュアたちを髪で捕らえたことが仇となり、そのまま「プリキュア・マーブルスクリュー」を髪に打ち込まれて倒された。
- キリヤ
- 声 - 木内レイコ
- ダークファイブの一員である少年。白い肌につり目で眉毛がないのが特徴。ポイズニーの弟でもある。一人称は「ボク」。
- オレンジ色のTシャツと黒色の短パンを着用している。
- いつも余裕の態度で接する生意気な性格であるが、同僚たちには最年少であることから軽視されていることが多い。
- 戦闘能力自体は比較的に高く、強力な衝撃波を撃つこともできるほか、人間に変身することも可能である。
- シトリンの「プリズムストーン」を所持している。ポイズニーとほぼ同時期に、プリキュアの打倒にのりだす。
- プリキュアたちに接近するため、「ベローネ学院」の男子部に転校生として潜入し、人間に変身しなぎさとほのかに接近するが、ほのかと接したことで次第に人間性が芽生えて自身のアイデンティティに疑問をもつようになり、ついにはポイズニーの作戦を2度妨害する行動に出る[注 14]。
- 姉のポイズニーが倒されたことで、第21話ではプリキュアとの決戦を決意して善戦するが、プリキュアたちの説得で戦意を喪失する。そして、キュアホワイトにプリズムストーンを託し、自ら闇に還っていった。
- その後は光と闇の狭間を彷徨っていたが、第48話で人間界と闇の世界とのあいだに歪みが生じた影響でプリキュアたちの前に出現し、ドツクゾーンとの最終決戦に臨むプリキュアたちに協力することになり、最期は「自分の居たい場所がわかった」と言い残して消滅した。
- 入澤 キリヤ(いりざわ キリヤ)
- キリヤが人間に変身したときの姿と名。姿に変化はないが、眉毛が生えている。
- この形態の際には、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の少年を演じているが、虹の園の文化や人間関係に慣れない一面もみせている。
- イルクーボ
- 声 - 二又一成
- ダークファイブのリーダー格である男性怪人。色白の肌にスキンヘッドと尖った耳が特徴。一人称は「わたし」。
- 白色のローブを着用しており、その下には黒色のボディスーツを着用している。
- 冷静沈着な性格であり、任務に失敗した者を冷笑するダークファイブの面々をたしなめる役目を担当している。
- ナンバー2の名をもつほどの高い戦闘能力をもち、戦闘においてもムダのない動きで迫り、威力の強い衝撃波を放つほか、「プリキュア・マーブルスクリュー」を分解することもできる。また、周囲の生物の生気を吸い取り、深い眠りにつかせる能力ももつ。
- アメジストの「プリズムストーン」を所持している。第22話から、プリキュアの打倒に動きだす。
- 第23話にて、ウィズダムの存在を察知しただけでなく、すべてのプリズムストーンを奪うことにも成功し、続く第24話ではプリズムストーンの力により最強の力を手に入れるが、その強い力に耐えきれず弱った隙に「プリキュア・マーブルスクリュー」をうけて消滅する。
- 第25話にて、闇の力を吸収して復活を果たし、「光の園」を襲撃してプリキュアたちをドツクゾーンへと連れ去り、ジャアクキングの力を得て最終形態へと変貌し、その強力な力でプリキュアたちに善戦したが、自身の強力な攻撃によってプリズムストーンが破壊されることを危惧したジャアクキングによって突然消される。
- 新生形態
- 第25話にて、プリキュアに敗れて闇という概念に戻ったあと、闇の空間で怒りや憎しみの感情を吸収して復活を果たした姿。
- 全身が紫色の闇のエネルギー体と化しており、身体は巨大になったほか、衣装はボロボロの状態に変化している。
- 戦闘能力は格段に高くなっており、キュアブラックとキュアホワイトを軽く持ち上げるほどの腕力をほこる。
- 最終形態
- 第26話にて、新生形態のままジャアクキングの強大な力で強化した姿。灰色の筋肉質の大男のような姿に変貌し、目は赤色になる。また、性格は凶暴になる。
- 戦闘能力は比較にならないほど高くなっており、キュアブラックの攻撃を瞬時にかわし、キュアホワイトの腹部を蹴るなど、冷酷さも増している。
3人の闇の戦士
ジャアクキングが「虹の園」に放った「3つの種」から誕生した3人の闇の戦士[29]。ダークファイブに代わり、プリキュアたちから「プリズムストーン」を奪おうとする。第1期の第27話から登場。
3人ともジャアクキングの分身的存在であり、それぞれ高い戦闘能力をもつ。闇の戦士として覚醒する以前は、虹の園で普通の人間として生活していたが、覚醒と同時にその存在を周囲から忘れ去られている[注 15]。
第41話から、ジャアクキングの「すべてを食いつくす力」にいずれは自身たちが食いつくされる運命にあると考えはじめ、ジャアクキングが永遠の存在となっても「自分たちに自由はない」「なんのために生きたかわからない」と結論し、ジャアクキングを裏切ってプリズムストーンを自分たちの力にするため暗躍する。ただし、プリキュアに協力するのではなくあくまで第三勢力となる。
第46話では、ベルゼイの闇の呪文でポルンからプリズムストーンを取りだし、続く第47話では闇の儀式を行ってプリズムストーンを自分たちの体へと取りこむことに成功する。だが、プリズムストーンの力に耐え切れず、その影響で図らずして3人が1つになった「巨人」へと変化し、ジャアクキングに宣戦布告をする。
- ジュナ
- 声 - 松本保典
- 3人の闇の戦士の一員である長身で筋肉質な体格の男性で、青色のボディスーツのようなものを身にまとう。一人称は「オレ」。
- 第27話にて河川敷で発芽して誕生し、闇の戦士として覚醒する前は「グリーン商事」という企業に勤めており、無愛想だが有能な営業部員として働いていたが、日本列島に上陸した台風のパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。
- 寡黙かつ冷静な性格をしているが、プリキュアたちが勢いづくと憤慨する一面も多々ある。
- 3人の中では一番長身であり、パワー、スピードともに優れたパワフルな戦法で攻めてくる。主に、風を使用した技を得意としている。主にブラックと交戦する事が多い。
- 当初は闇の戦士の中でもジャアクキングに対して忠実であったが、第41話にてジャアクキングの「総てを食い尽くす力」の脅威を自覚して危惧するようになる。
- レギーネ
- 声 - 深見梨加
- 3人の闇の戦士の一員である女性で、桃色のオールバックでカールがかかったロングヘアが特徴。紅色のボディスーツのようなものを身にまとう。一人称は「わたし」。
- 第28話で公園の片隅で発芽して誕生してしばらく放浪していたが、第28話にて火山のパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。
- プライドが高い強気な性格であり、プリキュアに対しても余裕の態度で接するが、人間形態の際は気弱な性格へと変貌し、声も小さいことから相手にしばしば聞き返される。しかし、何度も聞き直されると大声で返事をして相手を仰天させることが多々ある[注 16]。
- 3人の中では一番身軽であり、それを活かしたしなやかな体術とコンボ戦法で攻めてくる。主に、炎を使用した技を得意としている。主にホワイトと交戦する事が多い。
- 当初はジュナ同様、ジャアクキングに対してある程度は忠実ではあったが、第41話にてジャアクキングの「総てを食い尽くす力」の脅威を自覚して危惧するようになる。
- ベルゼイ・ガートルード
- 声 - 西村知道
- 3人の闇の戦士のリーダー格である小柄な高齢男性で、逆立った白色の髪が特徴。紫色のボディスーツのようなものをまとう。一人称は「わたし」。
- 第29話で山奥の滝壺のほとりで発芽して誕生し、闇の戦士として覚醒する前は「若葉台総合病院」の院長をしていたが、第29話にて雷のパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。
- 非常に狡猾な性格だが、推論から「闇の呪文」を造りだすほど知能が優れている。また、格闘技を得意としており、攻撃は電気系を使役している。
- ジャアクキングに対して内心疑問を抱いており、「プリズムストーン」を強奪しても最終的には自分たちが滅びることを懸念し、第41話からはジュナとレギーネを説得し、ジャアクキングに反旗を翻すことを決意する。
- 結城 玄武(ゆうき げんぶ)
- ベルゼイの人間形態の姿と名。小柄な老人男性の姿をしており、紫色のネクタイと茶色の背広を着用し、髪型はオールバックに変化している。
-
- 巨人(きょじん)
- 声 - 西村知道
- 第47話に登場。ベルゼイ、レギーネ、ジュナが、「プリズムストーン」のすべてを生みだす力を抑えきれずに誕生した合体戦士。
- プリキュアの2~3倍はある巨人だが、身体の大きさはある程度変えられる。全身は金属のような質感で全体的にのっぺりしている。
- プリズムストーンをジャアクキングと巡り戦いあったが、乱入したプリキュアたちを圧倒的な力で一度はねじ伏せる。だが、ポルンの思いによって「レインボーブレス」がプリキュアたちに届けられたことで形勢が逆転し、隙をついてプリズムストーンを求めたジャアクキングにより、プリズムストーンの力ごと吸収された。
闇のファイター
第1期でジャアクキングが敗れたあと、闇の洞窟内で黒い霧が凝縮して生まれた4人の闇のファイター[30]。それぞれ、ボディスーツ、プロテクター、甲冑とマントを身にまとっている。『MH』からの登場。
ジャアクキングの復活が目的であり、その障害となる「光の園」のクイーンとプリキュアを排除すべく、クイーン復活のために「ハーティエル」集めをするプリキュアたちに襲いかかる。
第46話の最終決戦にて、ジャアクキングへの強固な忠誠心を貫いてプリキュアたちに挑むも、プリキュアたちの技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク」の前に敗れ去るが、倒される寸前にプリキュアの「ハートフルコミューン」を破壊させることに成功した。
外見のモチーフは『三国志』の武将であり、4人の構成には「四天王」を参考にしているため[30] 、一部書籍には彼らを指して「四天王」と表記する場合もあるが[31]、作中で正式に用いられている呼称という訳ではない 。
- サーキュラス
- 声 - 上別府仁資
- 闇のファイターの一員である男性で、白色の肌に金色の長髪が特徴。最初に登場した。一人称は「わたし」。
- 青色のボディスーツを着用しており、その上には白色のマントを身につけている。
- 騎士のように正々堂々の戦いを好むが、闇の世界の論理にも詳しいため、闇の理屈を他人に押しつける傲慢さは人一倍である。
- 無愛想で融通が効かない性格だが、次第に滑稽な一面もみせるようになり、ウラガノスとの会話が成り立たないことに憤って「人の話を最後まで聞け!」と注意するが、それでも聞いてもらえずに去って行くウラガノスを見送るのが日常化している。
- シャイニールミナスに対しては強烈な憎悪の感情を抱いており、彼女のこととなると暴走気味になるほか、洋館の少年とひかりが接触する事態を極端に警戒している。
- バルデス不在時は、闇のファイターのリーダー格であった。
- ウラガノス
- 声 - 高木渉
- 闇のファイターの一員である巨体の男性で、赤色の肌に長いヒゲが特徴。2番目に登場した。一人称は「オレ」。
- 茶色のボディスーツを着用しており、その上には黄色のマントを身につけているほか、スキンヘッドの頭部には頭巾をかぶっている。
- 思いこみが激しく、周囲の話を聞かず猪突猛進に行動する傾向にあり、しばしば洋館の物を破壊してサーキュラスに幾度も注意されるが、一向に改善しようとしない。
- プリキュアたちの前では残忍さをみせているが、洋館の少年をやさしく見守るなどの微笑ましい一面も多々ある。
- 戦闘面では肉体派で、体あたりなどの戦いが得意といった戦闘が多い反面、力の加減がかなり下手であり、その欠点は自分自身も苦悩している。
- 第46話では、自己を犠牲にしてサーキュラスとビブリスに戦果を譲ろうとするなど、仲間思いの一面をみせた。
- のちの闇のファイターの一員の中では唯一『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。
- ビブリス
- 声 - 小林愛
- 闇のファイターの一員である細身の女性で、桃色の肌に黄色のベリーショートヘアが特徴。3番目に登場した。一人称は「あたし」。
- 桃色のボディスーツを着用しており、その上には紫色のマントを身につけている。
- 残虐かつ冷酷な自信家であり、詭弁を弄してプリキュアたちを苦戦させる策略家でもある。
- 基本的に硬派な性格であるが、好物のイチゴを食べられて怒りをかみ締めたり、ビリヤードの順番をまちがったことを謝らないなど、短気な性格かつ大人気ない一面をみせることもある。
- 洋館の少年に対してはやさしく接しているが、少年が気にするひかりに対しては激しい憎悪をむけている。
- ウラガノスの拳を片手でうけ止める力をもち、身軽で素早い戦闘が得意としている。また、手から強力な破壊弾を放つこともできる。
- バルデス
- 声 - 小野健一
- 闇のファイターの一員である長身の男性で、長い顎に七三分けにした髪が特徴。最後に登場した。一人称は「わたし」。
- 灰色のボディスーツを着用しており、その上には黒色のマントを身につけている。
- その正体はジャアクキングそのものにして、闇のファイターの一員として潜んでいた仮の姿と名。
- 闇のファイターの中で最強の戦士であり、4人をまとめるリーダー格でもある。また、ジャアクキングの「いのち」(洋館の少年)の成長を見届ける者と称している。
- 知識量や洞察力が優れており、ひかりをクイーンの「いのち」だと見抜くだけでなく、「ハーティエル」のことも知っている。また、洋館の少年とひかりの相互の接近・変化にも注目していた。
- 戦闘能力は非常に高く、プリキュア全員を圧倒し、気をつよめるだけで地割れをおこしたり、手から強力な破壊光線を放つこともできる。また、プリキュアたちの技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス」をも無効化にできる。
- 第12話で初登場し、第22話、第23話でプリキュアたちに挑むが、新しい力を得たプリキュアたちの「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク」をうけて致命傷を負うが、第31話にて強化する形で復活した。
そのほか
- 執事ザケンナーA、執事ザケンナーB
- 声 - 小松里歌(執事ザケンナーA)、滝知史(執事ザケンナーB)
- 闇の戦士たちが住む洋館で働くザケンナーの2名。普通のザケンナーと違い、ことばを話す。語尾に「ザケンナー」とつけている。
- 執事ザケンナーAは頭にバンダナを着け、背は低い。働き者だが少々短気。
- 執事ザケンナーBは背が高く、飽きっぽい。仕事を真面目にしないことがある。そのため、しばしば執事ザケンナーAに怒られている。愛読書は石の番人と同じく『ふたりもプリプリ』。
- ドツクゾーンのメンバーではジャアクキングとともに出番が多いが、プリキュアとはあまり絡んでこない。
- 第1期におけるジャアクキング残滅後も生き残り、少年が来るまで主なき洋館を守り続けていた。『MH』では洋館での雑用に加えて、少年の世話をもこなす。
- なお、この2体のザケンナーがどうなったのかは不明である[注 17]。
- オウム
- 声 - 飯田利信
- 洋館で飼われているオウム。しばしばベルゼイの言葉を復唱する。ベルゼイたちがウィズダムを捕らえた際、ウィズダムの見張り役も務めていた。
怪物
- ザケンナー
- 声 - 上別府仁資(第1期1 - 22話)→滝知史(第1期の15話[注 18]、28話以降)
- 黒くうず巻く「怒れる天空の妖気」が凝集した、形無き闇の生物。とりついた存在を怪物と化す。
- 怪物の姿は憑依された存在によって異なるが、その多くに「額中央に浮かんだ怒りマーク形の瘤」が共通点として見られる。
- プリキュアの必殺技をうけると星型の「ゴメンナー」に分裂し、どこかに去っていく。また、ザケンナーを呼びだした者が撤収すれば自然消滅する。
- なかには影や異次元のような実体のない物、あるいは取りついたかわからないものまで存在する。また、量産されることもある。
主人公の家族
美墨家
- 美墨 岳(みすみ たかし)
- 声 - 子安武人
- なぎさの父親。学生時代は科学部に所属しており、現在は研究職についている。
- 豪快な性格でオヤジギャグを好む。その影響は娘のなぎさにおよんだ(妻以外にはうけない)。また、初登場時はなぎさにコブラツイストの正しい掛け方を伝授した。
- その一方でなぎさと亮太を大切に思っており、なぎさとほのかが無断で単独行動をしたことに対して心配し、本気で叱ることもあるなど父親らしい面もみせる[注 19]。
- 若いころキャンプに何度も行っており、飯盒やダッチオーブンなどを上手に使える。
- 美墨 理恵(みすみ りえ)
- 声 - 荘真由美
- なぎさの母親。ハッキリとした性格で、だらしないなぎさには厳しい面もあるが、やさしい一面もある。
- ほのかとケンカしたなぎさにアドバイスを与えるなど、よき相談相手にもなっている。
- 夫のオヤジギャグにはかならず大ウケして、なぎさと亮太にあきれられている。
- 美墨 亮太(みすみ りょうた)
- 声 - 高橋直純
- なぎさの弟。登場時は小学校5年生。ほのかに憧れている。
- 生意気な言動が多いために姉とはケンカが絶えず、たびたびコブラツイストなどを掛けられるが、仲はそれほど悪くない。
- なぎさには基本的に頭は上がらないが、宿題をやってもらうため弱みを握ったこともある。
- なぎさ同様食い意地が張っているが姉にはおよばず、1度スイカの早食い競争をしたときはボロ負けした。なぎさ同様スポーツが得意で、バドミントンが好き。
雪城家
- 雪城 さなえ(ゆきしろ さなえ)
- 声 - 野沢雅子、松岡由貴(少女時代)
- ほのかの祖母。ほのかからは「おばあちゃま」と呼ばれている。
- 普段海外での仕事で家を空けている息子夫婦に代わる保護者として、ほのかを温かく見守っている。
- おだやかな性格で、ほのかがなぎさとケンカしたときには仲直りのアドバイスを与えるなど相談に乗ることがある。
- 少女時代はほのかに瓜二つで、父親(CV:入江崇史)から欅の丘を登る時のおまじないである「六根清浄」を教わっている。子供たちを引き連れて、その丘から空襲を受けて焼け野原と化した町を一望して絶望するが、ミップルの「希望を捨ててはいけない」という励ましに勇気づけられる[注 20]。
- 小説版の設定では、骨董品を扱う仕事をしている父親の手違いで偶然手に入ったキュアホワイトの「カードコミューン」に魅了され、それをお守りとしていた。また、ジャアクキングの暴走による時空の歪みでなぎさとほのかの時代に飛ばされて、その時にジャアクキングと対峙するプリキュアを勇気づけたことがある。
- これらの不思議な経験もあってか、ふたたびカードコミューンを手にした際にミップルと再会した直後、ザケンナーを一喝して黙らせたり、いかにもなぎさとほのかの行動を読み取っているような発言をしたりと、とてつもない精神力と洞察力を発揮している。
- 雪城 太郎(ゆきしろ たろう)
- 声 - 宮下タケル
- ほのかの父親。妻とともに海外でアートディーラーを営む。
- 仕事には非常に厳しいが、年に一度、ほのかの誕生日には大量のプレゼントを手に帰国し、親子3人で水入らずの時間をすごすほどの溺愛ぶりを発揮する。
- 雪城 文(ゆきしろ あや)
- 声 - 伊藤美紀
- ほのかの母親。
- 夫とともに海外でアートディーラーとして活動しており、仕事には厳しいバリバリのビジネスウーマンだが、娘のこととなると我を忘れる。
- 忠太郎(ちゅうたろう)
- 声 - 置鮎龍太郎(無印22話のみ)
- 雪城家の飼い犬で、雄のゴールデンレトリバー。賢く人懐っこい性格で、ポルンとも仲よくなる。
- 飼い主とはぐれて迷子になった子犬のモコ(詳細後述)を見つけてきて、その飼い主捜しに貢献したことがあるが、このときの2匹の会話は人語に訳されており、自身はなぎさたちのことを「不思議な連中」とみていて、ほのかのことを主人よりはむしろ「マブダチ」だと思っていることが語られている。
そのほか
- 藤田 アカネ(ふじた アカネ)
- 声 - 藤田美歌子
- ベローネ学院女子中等部OG。気っ風のいい頼れる姐御肌で、なぎさやほのかの相談相手。
- なぎさのラクロス部の大先輩で、ラクロス部の合宿では鬼コーチぶりを発揮する。
- 大企業でOLとして働いていたが、いつか自分の店をもつ決心をして、たこ焼きの屋台を始める。『MH』では屋台を「TAKO CAFE」にリニューアルした。屋台で使用しているクルマは「フォルクスワーゲン・タイプ2」である。
- 仕事をしているときは、頭に星模様の入った赤いバンダナを巻いている。
- 『MH』では「ベローネのルリ子さん」という怪談を、3年のときに広めた張本人であることを明かした。
- 『MH』ではひかりが「いとこ」として同居している。
ベローネ学院
なぎさやほのかが通う私立学校。中等部と高等部が存在する。ベローネのつづりは Verone。女子と男子では校舎と校門が分けられている。
教師
- 竹ノ内 よし美(たけのうち よしみ)
- 声 - 永野愛
- なぎさ、ほのからがいる2年桜組の担任。担当は国語。学校行事やクラブ活動にいそしむ生徒らをいつも優しく見守る。
- イケメンに弱く、教育実習生として潜入してきたピーサードに惚れ、彼に利用されたことがある。無印第39話で竹野内達彦[注 21]と結婚した。旧姓は竹ノ内。
- 結婚生活の現状を聞かれてラブラブと答えたり、枕投げに参加したりなど、子供みたいな性格でもある。
- 『MH』では、引き続き3年桜組の担任を受けもつ。
- 校長
- 声 - 塩屋浩三
- ベローネ学院女子中等部の校長。本名は不明。
- 大らかな性格であり、生徒たち一人一人を温かい視線で見守る。基本的に穏和だが、教頭に対して強く言う場面もみられた。
- 校長の職にありながら学校行事やクラブ活動にも熱心に顔をみせ、生徒一人一人を気遣うことを忘れない。
- 米槻(こめつき)
- 声 - 西村朋紘
- ベローネ学院女子中等部の教頭。いつも校長のそばに付き従い、ゴマすりに余念がない。
- 生徒指導に熱心なあまり生徒からは敬遠されているが、だれよりもベローネ学院を愛し、陰で地道な教務をこなす苦労人でもある。そのため毎日誰よりも早く登校し、誰よりも遅く下校している。
- 第1期の第7話ではザケンナーに乗り移られて、自分の本音をぶちまけた。
- とあるころから漫画にハマリだし、生活指導の名の下に漫画を生徒から没収して、ほかの教員が退勤した時間に読んで楽しむという一面ももつ(学院OGのアカネは知っていたが、在校生徒で知っているのはなぎさとほのかだけの模様。[注 22])。
- 宮下(みやした)
- 声 - 金光宣明
- 数学担当の教師。
- 第1期第1話においては、2年桜組の授業で居眠りをしていたなぎさに黒板の問題を解かせようとしたが、ほのかにそれが答えの存在しない誤った問題であることを指摘されて(「X-7=19+X」で、「0=26」となるため)、大恥をかいた。
女子中等部
- 高清水 莉奈(たかしみず りな)
- 声 - 徳光由禾
- なぎさの親友。後ろで二つにわけた髪型だが、ラクロス部ではなぎさと同じように頭のてっぺんで髪を結んでいる。
- ラクロス部に所属(背番号は23)し、その俊足さを活かしたプレイでチームの要の1人となっている。
- なぎさ、志穂とは凸凹コンビで大の仲よしである。桜組の中で最も長身。
- おとなしめだが、他者を諭すなどの大人びた一面がある。失敗で落ち込んだ志穂を気遣うなど、友人想いのやさしい性格。
- 惚れっぽい一面があり、かなり男子を意識している。ファッションに気を配っている。
- なぎさや志穂と行動をともにすることが多い。なぎさが仲よくなって以降は、ほのかともある程度親しくなるが、最後まで相手を「雪城さん」と名字で呼んでおり、ほのかからも「高清水さん」と呼ばれていた。
- 『MH』ではもち前の気遣い深さで、志穂とともに主将となったなぎさをフォローしている。
- MH20話では、ケガをしたタヌキの子供を介抱して世話をしたことがある。このタヌキをポン太之介と命名していた(なぎさに説得されたため、怪我が治った後、山に返した)。
- 久保田 志穂(くぼた しほ)
- 声 - 仙台エリ
- なぎさの親友で、ラクロス部に所属(背番号は55)。クラスで一番背が低く、髪型はややボブに近い。
- 噂話に興味があり、さまざまなところから話を仕入れてくる情報通でもあり、その情報がなぎさたちに事件解明の道を見だしたこともある。
- 言葉の始めや最後のフレーズを3回繰り返して言う口癖がある。
- なぎさ、莉奈とは私生活でも行動をともにすることが多く、2人に比べてアクションが大きく、3人の中で一番喧しい。
- 将来は映画監督を目指しており、文化祭ではクラスの舞台劇として2年時は「ロミオとジュリエット」、3年時は「牛若丸と弁慶」を、クラスの中心となって監督と演出を担当、後者では両親(声 - 樋渡宏嗣、松本美和)に自らの将来への熱意を伝えるべく、ワイヤーアクションを取り入れた大がかりな演出を考案した。
- 明るい性格で、ラクロス部ではムードメーカーに徹している。試合中のミスが元でラクロスをやめたいとまで思いつめたことがあるが、莉奈の説得で無事立ち直った。
- 莉奈同様、ほのかとは最後まで互いを「名字に『さん』付け」で呼び合っていた。
- メグミ
- 声 - 西野陽子
- ラクロス部に所属するなぎさの同級生。苗字は不明。試合時には頭部をタオルで縛り、てっぺんで髪を結っている。
- 3年時に前主将の中川から背番号9を引き継がせた。
- 中川 弓子(なかがわ ゆみこ)
- 声 - 生天目仁美
- なぎさの1年上の先輩で、友華や省吾と同級生。第1期時代のラクロス部主将(背番号は9)で、試合時には赤いバンダナを付ける。
- 冷静沈着な性格でチームの司令塔的存在であり、試合に負けても部員それぞれのコンディションを気遣うため、頼れる先輩として部員たちに慕われている。
- エースであるなぎさには多大な信頼を寄せ、彼女に主将の座を継がせた(背番号はメグミが引き継いだ)。
- マキ
- 声 - 寺田はるひ
- 『MH』から登場。ラクロス部に所属する2年生。
- リーグ戦直前、今期の初戦という緊張の中、上級生のメグミと些細なことで喧嘩するも、なぎさにチームワークの大切さを説かれて緊張が解け、名藻内中学戦の中でメグミと仲直りして行く。
- 第43話では引退したなぎさに代わって主将となるが、なぎさほどの人望を得られず悩むが、なぎさから「自分なりのやり方で頑張っていけばいい」励まされ自信を得て行った。
- ユリコ
- 声 - 鎌田梢
- 科学部に所属するほのかの親友。苗字は不明。
- ほのかからの信頼は厚く、礼儀正しい彼女が名前で呼ぶ数少ない人物の1人。
- 発表会に出した雷実験装置「HONOKA1号」を人一倍熱心に研究、開発していた(彼女の功績を称え、装置は「YURIKO1号」と改名)。
- 『MH』では科学部副部長となり、頼れる先輩、有能な部員として後輩の面倒を見たり部長のほのかをサポートしたりするなど、ますます大きな存在となった。
- 野々宮(ののみや)
- 声 - 寺田はるひ
- 『MH』から登場。科学部に所属する1年生。
- 実験中によそ見をして私語をしていたため薬品の入ったビーカーを割るという不注意を犯し、部長のほのかに厳重注意され意気消沈して退部まで考えだすが、ユリコの心遣いでほのかとうち解けることができた。
- 永井 さゆり(ながい さゆり)
- 声 - 小野涼子
- 『MH』から登場。科学部に所属する2年生で、新部長。
- 引退するほのかに花束を贈呈する。普通のしっかり者のようで、ほのかを安心させる。
- 越野 夏子(こしの なつこ)
- 声 - 小清水亜美
- なぎさ、ほのかのクラスメイト。桃色のヘアピン2本をつけている。
- 科学研究発表会の会場で京子とともにプリキュアを目撃したことがきっかけで、子供を相手に公園でキュアブラックのコスプレをするようになった。このコスプレの件を京子ともどもなぎさとほのかに警告されるが、ポイズニーに利用されて酷いめにあう。しかしその後も懲りずにプリキュアごっこを続けていた。
- 学園祭の舞台劇『ロミオとジュリエット』では、衣装を担当した。3年時の修学旅行でも自前の着物を持参するなど、京子とともに裁縫の腕前はかなりのものである。
- 森 京子(もり きょうこ)
- 声 - 名塚佳織
- なぎさ、ほのかのクラスメイトで、耳の真上から下ろしたツインテールが特徴。
- 夏子とともにプリキュアの戦闘を偶然目撃し、キュアホワイトのコスプレをして公園の子供の前でプリキュアショーを開催していた(決めゼリフを「さっさとお家に帰りなさい!」と間違えていた)。このコスプレが原因で夏子ともどもポイズニーに利用されて怖い思いをさせられたことに懲りて、プリキュアごっこを辞めると宣言したものの、結局辞めておらず、なぎさとほのかも頭を抱えた。
- 裁縫が得意で、学園祭の舞台では夏子とともに衣装を担当したほか、よし美先生が結婚する際にクラスからのプレゼントとして、キルトのベッドカバー製作の技術監督を務めた。
- 柏田 真由(かしわだ まゆ)
- 声 - 渡辺明乃
- なぎさ、ほのかのクラスメイトで、美術部に所属。なぎさに憧れ、ある日髪型を彼女を意識したものに変えた。
- 少し内向的な性格。
- 画家マリオ・ピッカリーニのファンで、無印第4話では社会科見学で美術館に行った際、バス内で恐る恐る手をあげ、美術館に展示されているピッカリーニの作品「星屑の晩餐会」をみんなに見てほしいと意見した。
- ピーサードの手で美術館がザケンナーになった時に「星屑の晩餐会」の絵の中に入りこみ、戦後ようやく生還した。夢の中でピッカリーニに会ったと語っている。
- 無印第39話では、結婚を控えたよし美へのプレゼントである、手作りのキルト作りに参加。美術部での知識や腕前を生かし、デザインを担当していた。
- 谷口 聖子(たにぐち せいこ)
- 声 - 吉田小南美
- なぎさ、ほのかのクラスメイト。髪の左側を四つ葉のヘアピンでとめているのが特徴で、性格は引っ込み思案。
- 男子中等部に転入して来たキリヤに好意を抱いていた。初めは1人で渡そうとしたラブレターを受け取ってもらえず、後に莉奈と志穂が強引にキリヤに手紙を渡そうとし、さらに二人が告白の後押しにほのかが関わっていたことを口走ってしまったことでキリヤが憤慨し、キリヤにラブレターを目の前で破られて泣いた(のちにキリヤが謝ったことでわだかまりはとけた模様)。
- 合唱コンクールでは、ピアノ演奏を担当した。
- 森岡 唯(もりおか ゆい)
- 声 - 城雅子
- なぎさ、ほのかのクラスメイト。明るい性格で、よし美先生の結婚祝いにクラスでプレゼントを作ることを考案した。
- なぎさの親友だが、彼女と同じく藤村に憧れる恋のライバルでもあった(本人に自覚なし)。そんなことは露知らず、なぎさに恋の相談をする。のちに藤村に告白するもふられたが、告白する勇気をもらったとなぎさに感謝を伝えた。
- 矢部 千秋(やべ ちあき)
- 声 - 中川亜紀子
- 無印第45話に登場。なぎさ、ほのかのクラスメイトで、メガネが合う知的な少女。
- かなり生真面目で自他ともに厳しい性格。
- 音楽部に所属し、西部地区中学校合唱コンクールのベローネ学院代表に桜組を導く。そのもち前の音楽の才能を活かし、合唱曲の選曲やアレンジ、そしてコンクール本番では指揮を執るなど、クラスを牽引した。
- 小田島 友華(おだじま ゆか)
- 声 - 飯塚雅弓
- なぎさ、ほのかの1年上の先輩で、科学部に所属する(しかし、あまり顔をだしていなかった)裕福な家庭のお嬢さま。
- 成績優秀、スポーツ万能、さらには容姿端麗で女子生徒の憧れの的。その文武両道ぶりからバレー、テニス、吹奏楽、茶道、英会話などさまざまな部活から助っ人を頼まれているが、精神的疲労を感じている。この心理をポイズニーにつけ込まれたことがあり、このときは友華に扮したザケンナーが多数出現したため、本物に目印を付けるべくなぎさによって顔に落書きされた(無意識だったため犯人がなぎさとは気づいていない)。
- 自由奔放ななぎさに惹かれ、彼女をよきライバルとして意識する。いつしかなぎさには自然体で接するようになり、周囲を驚かせた。弓子と同級生。
- 『MH』では学院高等部に進学したが、高等部でも同様に一目置かれた存在になっている。
- 多幡 奈緒(たばた なお)
- 声 - 菊池こころ
- 『MH』から登場。ひかりのクラスメートで、なぎさに憧れているショートヘアの少女。
- 美羽とともにひかりをフリーマーケットに誘い、孤独なひかりと徐々に仲よくなっていく。
- バスケ部所属で、小柄な体をいかした軽快なフットワークが自慢。
- 高校生との3on3に、なぎさとひかりを巻き込み、ひかりに奇跡のロングシュートが生まれるきっかけを作る。ラストで、ひかりに「奈緒」と下の名で呼ばれ、親友となる。
- 古着選びが趣味。また、支倉一樹にも憧れをもっている。
- 映画スターのヤン様のファン。
- 加賀山 美羽(かがやま みう)
- 声 - 水沢史絵
- 『MH』から登場。ひかりのクラスメートで、左右で小さくしばった髪型をしている。
- ほのかに憧れており、初登場時は彼女の物真似を披露している。
- 奈緒とともにひかりをフリーマーケットに誘い、硬かったひかりのこころを徐々にほぐしていく。ラストでは、ひかりから「美羽」と呼ばれ、親友となる。
- 奈緒と一緒に「なんてね、なんてね、なんてね」と踊ってみせたりしている。
- 映画スターのピラット・ブットのファン。
男子中等部(男子高等部)
- 藤村 省吾(ふじむら しょうご)
- 声 - 岸尾大輔(現・岸尾だいすけ)
- なぎさたちの1年上の先輩で、なぎさが憧れる存在。12月12日生まれ。サッカー部の主将を務める(背番号は10)。
- 容姿端麗で誠実な性格のため、男女問わず人気がある。ほのかとは互いに恋愛感情はないが、幼なじみの関係にあるため親しい。
- あだ名は「藤P(ふじぴー)」で、初めて木俣やほのかに呼ばれたときは嫌がっていたが、のちになぎさに呼ばれた際は嫌がっていなかった。
- 木俣によると「得意技はバカ蹴り」。雪を見て雪だるまを作りたくなるなど、無邪気な一面もある。
- 『MH』では学院高等部に進学し、中学時代と同様にサッカー部に所属。1年生ながらレギュラーメンバーに抜擢された。
- なぎさの声援を聞いてからファインプレイをみせるなど、彼もなぎさのことが気になっている描写があり、『MH』ではなぎさの誕生日を覚えていた。
- 木俣(きまた)
- 声 - 加藤木賢志
- 藤村と同じサッカー部に所属する親友(背番号は4)。陽気な性格でチームのムードメーカー。藤村と並んで最強コンビともいわれている。
- 祖父母(声 - 徳丸完、巴菁子)は田舎で農業を営んでおり、肩を痛めた祖父の手伝いをするため、藤村となぎさ、ほのか、キリヤに同行を願い出たこともある。
- 『MH』では藤村と同様に学院高等部のサッカー部に所属し、レギュラーメンバーに抜擢された。
- なぎさと藤村を2人にしようとするほのかの思惑もあり、夏祭りには肝試しを提案して自作のくじ引きでほのかとペアになったり、クリスマスパーティでダンスの相手にほのかを誘ったりと、彼の方もほのかに気があるような素振りを見せている。
- 支倉 一樹(はせくら かずき)
- 声 - 飯田利信
- 省吾、木俣とは1年年下の生徒。バスケットボール部に所属する長身の少年。
- 自由奔放な性格で、ルックスも結構いいので女子に人気があり、莉奈も憧れていた。好みのタイプは元気な女の子。
- 恋にも積極的で、なぎさの体育祭での活躍ぶりを見て彼女に一目惚れし、校門前で突然告白して栗拾いに誘った。栗拾いの最中に戦いにまき込まれて気絶し、うすれる意識の中で戦闘中のキュアブラックの姿を見て、彼女こそ理想の人だと確信し、キュアブラックとなぎさが同一人物と気づかず、あっさりなぎさに告白の撤回をした。
ゲストキャラクター
第1期
- ブレキストン
- 声 - 二又一成
- 故人。あらゆる物の真理に最も近づいた物理学者。ほのかが尊敬する人物で、彼女の部屋には彼の写真も飾ってある。
- マリオ・ピッカリーニ
- 20世紀初頭のイタリアの画家。貧しい農家の三男として生まれ、畑仕事をしながら地道に絵を描いていき、世に認められた。なぎさ達が訪れた美術館で公開されていた彼の代表作は、ミップルが虹の園へやってきたその瞬間を描いたもの。
- 小熊
- 声 - 坂本千夏
- 第6話に登場。メップルが落としたプリズムホーピッシュを回収するため、なぎさとほのかが山梨県の山中に行ったときに遭遇した、ツキノワグマの小熊。親熊とはぐれてしまい、丸太に乗ったまま川に流されたところをなぎさが助けようとするも、カナヅチであることが災いしてなぎさまでもが丸太にしがみつき、その際に小熊はなぎさに足蹴を食らわせることになった。何とか助かり親熊と再会するも、今度は親熊がザケンナーに憑依され怪物化、攻撃を受けてしまう。プリキュアに変身したなぎさとほのかがゲキドラーゴと親熊に取り付いたザケンナーを追い払い、親熊とともに山中へと帰る。
- 強盗
- 声 - 園部啓一、永野善一、石川和之
- 第10話に登場。ほのかの誕生日に帰国した雪城夫妻が仕事で呼ばれた宝石店に押し入った3人組の強盗犯。元は真面目に働いていたサラリーマンだったが、勤務していた会社の社長が会社の金を持ち逃げしたため、強盗に走ってしまった。
- 銃を持っているように見せかけ、雪城夫妻と従業員を人質に金品を要求するも、それに物怖じしないほのかに逆に説教されて大人しくなり心動かされた。しかし今度は運悪くゲキドラーゴが押し入り、自分たちを諭してくれたほのかを守ろうとゲキドラーゴに立ち向かうも、デコピン一発で3人とも気絶してしまう。戦後は無事意識を取り戻し乗り込んできた警察に大人しく逮捕され、「罪を償って一からやり直す」とほのかにお礼を言い連行される。
- モコ
- 声 - くまいもとこ
- 第22話に登場。忠太郎が河原で見つけた子犬。飼い主のアキオ(声 - 菊池心(現・菊池こころ))が引っ越しの際、引っ越しのトラックから落ちて離ればなれになってしまった。なぎさとほのかが首輪に書かれていた名前と住所からアキオの家を辿っていき、忠太郎がモコに染みついたアキオのにおいを辿ったことで無事アキオと再会できた。なお、この話のこの2匹の会話は人語に訳されている。
Max Heart
- 中尾(なかお)
- 声 - 滝知史
- 『MH』に登場。アカネの会社員時代の後輩。タコカフェをたびたび訪れ、アカネに会社へ戻り、彼女が始めたプロジェクトに復帰するよう説得するが、アカネとひかりがタコカフェへ寄せる情熱に負け、説得を諦める。アカネに密かな恋心を抱いているらしく、彼女に「もう一つのお願い」としてデートを申し入れている。
- 甘井(あまい)
- 声 - 松谷彼哉
- 『MH』第10話に登場。なぎさ達のクラスが見学実習で訪れたケーキ工場のオーナーを務める女性。
- 子ヤギ
- 声 - 水田わさび
- 『MH』第12話で、アカネが出張出店でナデシコ牧場へ出向いたとき、手伝いについて来さされたなぎさたちと出会った。主にひかりによく懐く。
- 大輝(だいき)
- 声 - 岡村明美
- 『MH』第21話に登場。ひかりと同年齢くらいの少年。七夕の当日、母親と喧嘩して家を飛び出し、ひかりと偶然出会う。ひかりと意気投合しともに遊んだ後、「鳥のようにどこまでも飛んでいきたい」と言うが、ひかりの「鳥も翼をたたんで休める場所が必要」という言葉や、アカネとひかりの触れ合いを見て、家に帰ろうと決心。ひかりに、珍しい石をプレゼントして、若葉台を去る。
- 植田(うえだ)
- 声 - 田村勝彦
- 『MH』第27話に登場。アカネの大学時代の友人の親で、妻(声:松岡洋子)とともに梨園を営んでいる。アカネがタコカフェの新メニューの素材を調達しに来た際、一緒に付き添ったなぎさ達に梨の収穫を体験させる。
- アリサ
- 声 - 沢城みゆき
- 『MH』第29話に登場。ひかりがタコカフェで偶然出会った少女。兄(声 - 木下紗華)を強く慕い、ルルンのシンパシーを呼ぶ。公園で遊んでいた時に熊のぬいぐるみを落としてしまい、兄が探している間タコカフェで待っていた。ひかりが目を離した隙に兄を探しに行ってしまい、ウラガノスに襲撃される。
- 水戸屋のおばさん(みとやのおばさん)
- 声 - 峰あつ子
- 『MH』第32話に登場。ほのかが幼いころから贔屓にしていた老舗の団子屋。ほのかの紹介でなぎさ達が桜組の学校新聞取材で訪れた際、同店を畳むつもりであることを仄めかしたが、ほのかが学校新聞に寄稿した水戸屋を慕う記事内容に胸打たれ、店を続ける勇気を得る。
- 笹野(ささの)
- 声 - 長島雄一
- 『MH』第34話に登場。なぎさたちが修学旅行で京都を訪れた際に出会った映画村の小道具係。なぎさの好きな古い時代劇のセットもこの人が手がけたと知り、なぎさは欣喜雀躍。特に忍者劇に使用したガマの着ぐるみは、彼の若いころの思い入れ深い張り子だったが、ウラガノスによってザケンナー化させられてしまう。
- 望(のぞみ)
- 声 - 川田妙子
- 『MH』第36話に登場。タコカフェが滞在する公園の近くに住む幼い少女で、大変大人しい性格。たまたまポルンとルルンを見つけ、ぬいぐるみだと思って家へ持ち帰る。独り遊びしているうち、父(声 - 滝知史)の大切にしていた模型を誤って壊してしまう。そのため出張から帰ってくる父を迎えに行くのを躊躇っており、母(声 - 氷青)から心配されていた。陰からのポルンの声に励まされ、父に謝ることにし、父から許された。そして、ポルンらを探し回っていたひかりにポルンとルルンを返し、なぎさらが持つメップルたちと同種のぬいぐるみということにして沈静化する。
- 永沢 勝子(ながさわ かつこ)
- 声 - 折笠富美子
- 『MH』第39話に登場。ベローネ学院ラクロス部の宿敵である御高倶学園女子ラクロス部の主将。生真面目で厳格な性格であり、ラクロスの攻撃陣形もコンピューターの如き正確さを選手らに求める。1年の時はベンチで、1年の時からスタープレイヤーのなぎさにあこがれていた
- 決勝で対戦することになったベローネの敵陣偵察を兼ねた敵将への挨拶のためなぎさを訪ねるが、そのままタコカフェに誘われ、なぎさのお気楽でフレンドリーな姿勢に肩透かしを食わされてしまった。試合でも自分達と好対照のプレーをするベローネに圧倒され、なぎさに脱帽。最後は握手して、友好を深め合う。
- 木村(きむら)
- 声 - 道添愛美
- 『MH』第39話に登場。御高倶学園女子ラクロス部のレギュラーで、比較的長身。主将の永沢に精密機械のような正確さを求められていたが、決勝でなぎさによってのびのびプレーの大切さを知った永沢に、自由にプレーしてよいと言われ、生き生きしてくる。
- 山中(やまなか)
- 声 - 埴岡由紀子
- 『MH』第39話に登場。御高倶女子学園ラクロス部のレギュラー選手。木村と対照的に比較的小柄。主将の永沢に正確さを優先した陣形を押さえ付けられていたが、決勝でなぎさによってのびのびプレーの大切さを知った永沢に自由なプレーを許され、木村同様それまで感じたことのない生き生きしたプレーを見せる。
- 柴田 祐二(しばた ゆうじ)
- 声 - 渡辺久美子
- 『MH』第40話に登場。亮太が有名バドミントンクラブへの入会試験の際、ペアを組んだ小学生。亮太と同じく小さいころからバドミントン好きであり、自分の力を試したくて入会試験に参加したなど、共通点があることから亮太と仲良くなる。素直な性格で、勝ち負けに拘らず純粋にプレーを楽しむ、バドミントンを心から愛する少年。
- 高田(たかだ)
- 声 - 奥島和美
- 『MH』第40話に登場。亮太が入会試験を受けた有名バドミントンクラブの生え抜き有望選手。その年に準優勝したほどの実力の持ち主。亮太が祐二と組んで対戦。亮太組はやはり敗れるが、2人の取り組みを認めたコーチに入会を勧められた際、自らも亮太達と一緒に練習したいと入会を後押ししてくれた。
ゲーム版のキャラクター
- ハカセ
- 声 - 山口健
- テレビシリーズの派生作品『ふたりはプリキュアMaxHeart DANZEN!DSでプリキュア 力を合わせて大バトル‼』に登場するキャラクター。なぎさたちの前に突如として出現した新たな敵。
- 眼鏡をかけている初老の男性怪人であり、銀色のセミロングヘアが特徴。薄い緑が基調のロングコートを着用している。
- 理由は不明だがプリキュアの抹殺を目的に掲げ、プリキュアたちに倒された怪物の「ザケンナー」たちを復活させ、そのザケンナーたちを使役してプリキュアたちを襲撃してくるが、同じくザケンナーを使役する「ドツクゾーン」との関係性は不明である。
- 闇の科学者として活動しており、とある遊園地の地下にある研究所を本拠地にしているが、研究内容は不明である。
- 物語終盤にて、すべてのザケンナーを倒されたことでプリキュアたちに追いつめられるが、今まで倒されたザケンナーたちを吸収することで最終形態へと変貌し、その強大な闇の力でプリキュアたちを圧倒する。しかし、結果的にはプリキュアたちに逆転されることになり、最終的には彼女たちの必殺技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス」を受けて断末魔とともに消滅した。
注釈
- ^ 『プリキュアシリーズ』の作品のうち、福井県にて放送されたのは本作品のみ。
- ^ スケートはほのかや藤村省吾の指導である程度滑れるようになった。映画2作目ではスキーも苦手だったが、こちらもほのかや藤村の指導である程度できるようになった。
- ^ 屋上に「TOEI ANIME MANSION」の表示がある。
- ^ 最初はなぎさもそう呼んでいたが、大きな喧嘩を乗り越えた後からは、自ら名前で呼ぶようになった。
- ^ 例:「よしこ」「けいこ」「ケメコ」など。
- ^ 光の園での1日が虹の園における100年に相当するため。この間彼女は眠りについており、ほのかの祖母・さなえが偶然ミップルのカードコミューンを発見している。
- ^ ヤギを見たときに「真っ白い忠太郎」、キリンの絵を見たとき「首の長い忠太郎」などと言ったりしている。
- ^ 他にも飴玉のおにぎりがあったがこれは美味しくなかったとのこと。
- ^ メップルは光の園では飽きるほど食べたことがあるらしい。
- ^ しかし、クイーンとは表裏の存在であるということから、正確には完全に滅んではいないとされる。
- ^ 正確にはメップルを生きて連れ帰ることが目的のため、死なれてはジャアクキングに怒られると思ったため。
- ^ 実は時間稼ぎのための罠だったのだが、最後の最後まで全く気が付かなかった。
- ^ ただし、老女に変身した際には、さなえに本性を見抜かれた。
- ^ ポイズニーにバレることはなかったものの、指摘はされていた。
- ^ 角澤がジュナに覚醒後、グリーン商事の社員旅行の写真から角澤の姿が消えている。また、結城がベルゼイに覚醒後、最初からその人物だったかのように、若葉台総合病院の院長が別人になっている。
- ^ また、稀に始めから普通の調子で喋ることもある。
- ^ 『MH』での第45話を最後に洋館で荷物整理をしていた後、姿を見せなくなる。
- ^ 15話ではザケンナーは2体登場し、一方を上別府が、もう一方を滝が演じた。
- ^ 第1期第15話。
- ^ 無印の第28話。なお、この回は終戦記念日直近に放送された。
- ^ 結婚後海外に転勤との話が出ていたが、取り消された。
- ^ なぎさとほのかにこのことを知られた時は、絶対誰にもばらさないという要求を呑んでもらう代わりに、なぎさから没収していたメップルを返した。
- ^ オールスターズ映画では肉弾攻撃によってフュージョンの生み出したザケンナーを一撃で粉砕している。
- ^ 後年制作のクロスオーバー作品でも同様の扱い。
- ^ ただしこの際は自身も反動で体が吹き飛び、殴った手から痛みを感じている描写がある。
- ^ DVD-BOXMemory Bookの15Pによれば、このポーズを考案したのはジェット・リー好きだというシリーズディレクターの西尾であり、太極拳などの要素も加えられている。
- ^ 第1期の第6, 12, 15話の3回のみ使用。米槻教頭がザケンナーになった回には使用していない。
- ^ アカネはその後、『DX2』と『DX3』にも群衆役で登場しているが、その舞台となった場所(DX2→フェアリーパーク、DX3→ショッピングモール)でこの店を出店しているかは不明。
- ^ a b ただしいずれもアカネは劇中には登場しない。
- ^ その他のテレビ朝日をはじめとする同系列フルネット23局では、本来の放送日時に制作局からの裏送りで先行ネットしていた。
- ^ 特記のない限り、いずれもテレビ朝日系列フルネット全24局での本放送日。複数記載されている場合、上段:制作局(朝日放送)、下段:制作局を除くテレビ朝日系列フルネット23局。
- ^ 同話数にて、朝日放送日曜朝8時30分のアニメ枠の放送回数が通算1000回を迎えた。
- ^ 制作局と同時刻ネットではあるが、1週先行。
- ^ 9:30 - 10:00に放送。
- ^ 10:00 - 10:30に放送。
- ^ VHS販売・レンタルはここまで。
- ^ マーキーズを演じた川田妙子が、『ハートキャッチプリキュア!』でキュアブロッサムのパートナー妖精であるシプレを演じていたためである。なお『DX3』では引き続きシプレが台詞入りで登場したが、マーキーズは登場するものの台詞は無かった。
- ^ 『映画 MH2』の終盤で完全体になっていたが、幼体の姿に戻っている。
- ^ 公開前発売の「スイートプリキュア♪&プリキュアオールスターズ まるごとブック」(講談社)に記載されていた設定名(劇中未呼称)。
- ^ 映像ではメップル・ミップル・ポルンは変身アイテム状態で、妖精態では登場しなかった。
- ^ 『Max Heart』では初期妖精だが、『無印』では追加妖精であるため。
- ^ 3万人達成でほうせき200個、5万人達成でなぎさ、8万人達成でほのか。
- ^ Twitterでハッシュタグ#推しキュアおしえて を付けて500ツイート。
- ^ この日はボーボボの誕生日であるとともにエイプリルフールであったため、当初はそれを装った告知を行った[56][57]。
出典
- ^ ふたりはプリキュアMaxHeart DVD-BOX付属・Memory Book 15P
- ^ ふたりはプリキュア DVD-BOX付属・Memory Book 1P
- ^ 『プリキュアぴあ』ぴあ、2011年3月2日、88頁。ISBN 978-4835620015。
- ^ すごい!アニメの音作りの現場、2007年9月20日、224-225頁。
- ^ 『アニメージュ』2018年7月号P.34-35
- ^ a b 『ふたりはプリキュア ビジュアルファンブックVol.1』講談社、2004年10月30日、87頁。ISBN 978-4063146592。
- ^ 『ふたりはプリキュア ビジュアルファンブックVol.1』講談社、2004年10月30日、89頁。ISBN 978-4063146592。
- ^ a b 『プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル』講談社 、2018年10月28日、168頁。ISBN 978-4065135068。
- ^ 『プリキュア15周年アニバーサリー プリキュアコスチュームクロニクル』講談社 、2018年10月28日、166頁。ISBN 978-4065135068。
- ^ 『稲上晃 東映アニメーションワークス』一迅社 、2016年1月23日、166頁。ISBN 978-4758014786。
- ^ 『ふたりはプリキュア マックスハート ビジュアルファンブックVol.1』 (講談社、2005年10月8日発行) ISBN 4-06-314663-4 84頁
- ^ a b 加藤レイズナ (2009年8月1日). “鷲尾天インタビュー”. WEBマガジン幻冬舎. 2009年8月1日閲覧。
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東映アニメーション株式会社第68期中間事業報告書 (PDFファイル) P.4より。 - ^ 令和3年度 中野区男女共同参画週間 上映&講演会「アニメーションと多様性」
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- ^ 番組詳細『ふたりはプリキュア<デジタルリマスターHD版>』|こども・アニメ専門チャンネル キッズステーション - ウェイバックマシン
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- ^ 【新作映画公開記念】「ふたりはプリキュア」1話〜18話 一挙放送 - 2017/03/04 17:00開始 - ニコニコ生放送
- ^ a b c 『アニメージュ 2013年4月号』徳間書店、2013年4月10日発行、6頁、ASIN B00BFEURPS
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- ^ ふたりはプリキュア キャラクター紹介 雪城(ゆきしろ)ほのか = キュアホワイト(朝日放送テレビ公式サイト)
- ^ プリキュア音楽&映像商品公式 [@precure_marv] (2022年9月9日). "【ふたりはプリキュアMaxHeart】 本日9月9日は #シャイニールミナス #九条ひかり の誕生日です🎉". X(旧Twitter)より2023年6月29日閲覧。
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- ^ プリキュアコスチュームクロニクル p22。
- ^ a b ふたりはプリキュアMaxHeart DVD-BOX付属・Memory Book 14P
- ^ ふたりはプリキュアMaxHeart DVD-BOX付属・Memory Book 15P
- ^ 「ふたりはプリキュアMAX HEART メモリアル ボーカル セレクション」(MJSA-01010)に収録されているのは五條真由美ソロバージョンであり、第47話(最終回)での、キャスト陣が歌ったヴァージョンは、未収録(未発売)。[1]
- ^ a b c d e f g h i j k l トピックスマーベラス公式サイト
- ^ 20周年記念「映画プリキュアオールスターズF」9月15日公開!全シリーズのプリキュアが集合する特報お披露目,アニメ!アニメ!,2023年3月3日
- ^ “プリキュア10周年記念 歴代プリキュアからのおめでとうメッセージ”. 東映アニメーション. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “初代プリキュアが「HUGっと!プリキュア」テレビ放送に登場!”. シネマトゥディ (2018年6月24日). 2018年6月24日閲覧。
- ^ a b “『HUGっと!プリキュア』第36話と第37話に全プリキュアが登場!? プリキュアTVシリーズ15作目にして初の試み”. アニメイトタイムズ (2018年10月1日). 2018年10月1日閲覧。
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- ^ a b 「ふたりはプリキュア」「ふたりはプリキュア MaxHeart」「ふたりはプリキュア Splash☆Star」豪華Blu-ray BOXが3か月連続発売!,マーベラス,2023年2月24日
- ^ 『ふたりはプリキュアMaxHeart総集編』BD&DVD 6/16発売決定,アニメイトタイムズ,2021年3月24日
- ^ 『ふたりはプリキュアビジュアルファンブック』19年ぶり復刻で12日発売 声優インタビューや絵コンテなど収録,ORICON NEWS,2023年4月11日
- ^ 『小説 ふたりはプリキュア 新装版』(鐘弘 亜樹,東堂 いづみ,稲上 晃)|講談社BOOK倶楽部
- ^ 『小説 ふたりはプリキュア マックスハート 新装版』(井上 亜樹子,東堂 いづみ)|講談社BOOK倶楽部
- ^ プリキュア誕生15周年。「ふたりはプリキュア名言集 わたしたちはぜったい負けない」が7月14日発売!「社会でがんばる女性たちに向けた究極の応援歌です!」編集長自ら編集秘話を語る!,講談社,2018年7月6日
- ^ プリキュアつながるぱずるん|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
- ^ 『ぷよクエ』が20周年の『プリキュア』シリーズとコラボ! 期間中ログインで[☆6]なぎさ・ほのか・ひかりをプレゼント。『プリキュア5GoGo!』も復刻,ファミ通.com,2023年2月26日
- ^ コラボレーションクエスト登場!トキメキファンタジー ラテール公式サイト・2010年8月4日、2014年1月25日観覧
- ^ “『グラブル』と『ラブライブ!サンシャイン!!』『ふたりはプリキュア』がコラボ決定”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2018年7月15日). 2018年7月15日閲覧。
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- ^ 「ふたりはプリキュア」×ハローキティのコラボ始動!辻希美&高橋愛が応援団に,コミックナタリー,2019年8月30日
- ^ bo_bobo_infoのツイート(1641817660534013953)
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- ^ ボボボーボ・ボーボボ:20周年で「プリキュア」コラボ ラブリーマジカルなビジュアル公開,まんたんウェブ,2023年4月1日
- ^ “【ネットろんだん】「詐欺撃退」 オタク母の機転「プリキュア37人言える?」”. 産経新聞. (2014年1月24日)
- ^ 思わず共感?ひかりカエサルが“ふたりはプリキュア”とCMでコラボ[リンク切れ]@niftyニュース 2010年4月19日
- ^ 『天気の子』新海誠監督が明かす、エンドロールに出てこない隠れキャストの存在「あのプリキュアの声は……」,ニッポン放送 NEWS ONLINE,2019年8月6日
固有名詞の分類
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フォーチュン・クエストL Phantom -PHANTOM THE ANIMATION- ふたりはプリキュア プラレス3四郎 藤子不二雄劇場 |
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