硬膜とは? わかりやすく解説

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こう‐まく〔カウ‐〕【硬膜】

読み方:こうまく

三重になっている脳脊髄膜(のうせきずいまく)の、最も外側にある硬い膜。脳を包む脳硬膜と、脊髄を包む脊髄硬膜分けられる

[補説] 硬膜は内層内葉・内板ともいう)と外層外葉外板ともいう)の2層からなる脊髄では、外層内層の間に硬膜外腔硬膜上腔)と呼ばれる隙間があるが、脳では、硬膜静脈洞を除くほとんどの部分密着している。内側クモ膜との間には硬膜下腔呼ばれる隙間がある。


硬膜 ( dura mater )

髄膜のもっとも外側にある強靱な膜のこと。脳を包んでいる脳硬膜脊髄硬膜あります脳硬膜2層からできており、外層には多く血管神経集まってます。なお、頭部ケガ骨折などでこの部分損傷するものを硬膜外出血いいますまた、かつて海外ウシなどの硬膜を材料として製造され脳硬膜手術などに用いられ患者さんに、クロイツフェルト=ヤコブ病罹患した疑いがでたため、現在日本でも訴訟事件発展してます。

硬膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 23:58 UTC 版)

硬膜(こうまく、dura mater)は、脊髄を覆う3層の髄膜のうち、一番外にある膜。硬膜の内にあるクモ膜とは密に接着している。ただし硬膜下隙と呼ばれる微細な隙間があり、硬膜下出血で血液がたまると肉眼で認められる程度まで広がる。硬膜は非常に厚く強靭な膜であって、脳と脊髄を周りの組織から隔て外傷感染から守るという役割を担っている。クモ膜と軟膜をあわせて(広義の)軟膜(leptomeninx)と呼ぶのに対応し、硬膜をpachymeninxと呼ぶことがある。脳の硬膜と脊髄の硬膜を特に区別する必要があるときは、脳硬膜(のうこうまく、英語:cranial dura mater、ラテン語:dura mater encephali)、脊髄硬膜(せきずいこうまく、英語:spinal dura mater、ラテン語:dura mater spinalis)と呼び分ける。






「硬膜」の続きの解説一覧

硬膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:59 UTC 版)

医原病」の記事における「硬膜」の解説

異常プリオン汚染されヒト乾燥硬膜ライオデュラ)が多数患者移植されクロイツフェルト・ヤコブ病感染引き起こしたことは世界的に問題となった

※この「硬膜」の解説は、「医原病」の解説の一部です。
「硬膜」を含む「医原病」の記事については、「医原病」の概要を参照ください。

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