こてん‐ぶんがく【古典文学】
古典文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 16:40 UTC 版)
『オデュッセイア』 ホメーロスの叙事詩。紀元前8世紀ごろ成立。アルゴナウタイについて言及した作品としては、現存する最古のもの。第12書でキルケーがアルゴナウタイについて物語る。 『ピューティア第四祝勝歌』 紀元前6世紀 - 紀元前5世紀の詩人ピンダロスによる、キュレネの王アルケシラースを称える歌。『ピューティア捷利歌』とも。アルケシラースは紀元前7世紀にテーラ島(現サントリーニ島)からリビアに移ってキュレネを創建したバットスの子孫であり、バットスはまたアルゴナウタイのひとりエウペーモスの子孫だとされる。 散逸した古代の作品 古代ギリシアにおいて、悲劇詩人たちはアルゴナウタイの冒険を題材にした作品を書いていることが記録に残されたタイトルから判断できるが、完全な形で現存する作品はない。また『ナウパクティアー』(Naupaktia)、エウメロスの『コリンティアカ』(Korinthiaka)などといった叙事詩もあったらしいが、同様に散逸してしまっている。 『アルゴナウティカ』 紀元前3世紀ごろの詩人ロドスのアポローニオスによる叙事詩。アルゴナウタイを主題とした作品としては、現存するもっとも古いもの。1世紀ローマ白銀期の詩人ガイウス・ウァレリウス・フラックスの同名の叙事詩は、それを基にしたもの(一部創作、一部翻訳)。同じ1世紀のローマの詩人ウァロ・アタキヌスによるラテン語翻訳版もある。 『ビブリオテーケー』(邦題『ギリシア神話』) アポロドーロス(1世紀から2世紀の人と推定されている)による。古代ギリシアの伝承を網羅的に集めたもの。
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