古典文学における片岡山伝説とは? わかりやすく解説

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古典文学における片岡山伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/19 03:04 UTC 版)

片岡山伝説」の記事における「古典文学における片岡山伝説」の解説

平安時代中期11世紀初頭成立した考えられる勅撰和歌集拾遺和歌集』には聖徳太子作として次の歌がある(『拾遺和歌集』巻20 哀傷1350)。 しなてるや 片岡山に飯に飢ゑ臥せる旅人 あはれ親なし この歌と返し歌をもって拾遺和歌集最終巻は終わっている。返し歌は、 いかるがや 富緒河(とみの小川)の絶えばこそ 我が大君御名をわすれめ である。 なお、紫式部『源氏物語』20帖「朝顔(あさかほ)」において、光源氏老婆となった今も才色衰えぬ源典侍にかけた言葉、 その世のことは みな昔語りなりゆくはるかに思ひ出づるも 心細きうれしき御声かな 親なし臥せる旅人育みたまへかし。(現代口語訳あのころのことは皆昔話になって思い出してさえあまりに今と遠くて心細くなるばかりなのですが、うれしい方がおいでになりましたね。「親なしに臥(ふ)せる旅人」と思ってください。(与謝野晶子訳) は、この歌をふまえたものであった

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