うらおもてとは? わかりやすく解説

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うら‐おもて【裏表】

読み方:うらおもて

物の表面裏面。「紙の—」

表面現れている事柄と、裏に隠されている事情表面内情。「業界の—に通じている」

一つ事柄呈する一見異なって見え二つ様相。「過保護放任も親の自信無さの—である」

人の見ているところと見ていないところとで、態度行動が違うこと。かげひなた。「—のある人間

裏を表側にすること。裏返し。「靴下を—にはく」

裏と表ほどかけ離れていること。全然違うこと。正反対

其の事愚僧聞いていまするが、世間沙汰とは—」〈浄・八百屋お七


うらおもて

作者川上眉山

収載図書硯友社文学
出版社岩波書店
刊行年月2005.1
シリーズ名新日本古典文学大系 明治


うらおもて

作者森銑三

収載図書新編 物いう小箱
出版社講談社
刊行年月2005.3
シリーズ名講談社文芸文庫


うらおもて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/20 03:23 UTC 版)

うらおもては、じゃんけんの変種の一つ。多人数を2組に分ける際に用いられる。

参加者は集まって、特定の動作をし、手のひらを上に向けている者、手の甲を上に向けている者をそれぞれ1つのチームとする[1]

この手法は子供の遊びの際に用いられ、常用される地域は東北・関西・九州など日本国内各地に分布している。しかし、同じ関西地域でも神戸では使用地域がある一方で大阪では用いられず[2]、同じ神戸市内でも地区により使用の有無に相違があるなど[1]、各分布点における使用の広がりは大きいとは言えない。文言および節回しには地域により差異が見られる[3][4]

うらおもての成立について、「全国子ども会連合会」常務理事を務めた経験を持つ宇田川光雄は、パキスタン、ジャワ島などアジア各地に手のひらと手の甲を使用するじゃんけんに似た遊戯があることを指摘し、この習慣が貿易港神戸を通じて流入、形を変えて広まった可能性があるという見方を示している[1][5]。また、山田敏弘は岐阜県・愛知県を対象に行われた調査の結果から、この地域においてチーム分けの際に用いられる文言として「うらおもて」は最も古いものであると推測しているが[3]、発祥および伝播の過程については解明されていない。

脚注

  1. ^ a b c
  2. ^ 都染直也「方言の近未来を予測する―兵庫県南東部方言のグロットグラムから」、『言語』第28巻第12号、大修館書店、1999年12月、 66-73頁、 ISSN 0287-1696
  3. ^ a b 山田敏弘「岐阜・愛知の若年層方言について1―遊びのことば・学校のことば・オノマトペ―」 (pdf) 、『岐阜大学教育学部研究報告 人文科学』第56巻第1号、2007年、 11-41頁。
  4. ^ 佐々木香織「新潟県における2チーム分けジャンケンの掛け声の分布」 (pdf) 、『新潟国際情報大学 情報文化学部 紀要』第15号2012年4月、 15-24頁。
  5. ^ シルバーホイッスルNo.24「うらおもて」. 全国子ども会連合会. 2012年6月16日閲覧。

うらおもて

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:24 UTC 版)

デザインあ」の記事における「うらおもて」の解説

78初登場様々なものの裏面を観察しそのもの役割仕組み表した映像映像製作はパーフェクトロン。

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