ぐ‐そく【具足】
具足 【ぐそく】
具足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 10:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動具足(ぐそく)とは、
- 日本の甲冑のこと。このうち広義では日本の甲冑(鎧と兜)の別称で、頭・胴・手・足の各部を守る装備が「具足(そなえたりる/十分に備わっている)」との言葉に由来し、鎌倉時代以降から甲冑を具足と呼ぶ資料が見られる。狭義では戦国時代以降に登場した甲冑の一形式である当世具足のこと。また鎧兜に対して、籠手などの副次的な防具は小具足とも呼ばれた。転じて、エビやカニを殻付きのまま煮た料理を、殻を鎧に見立てて「具足煮」と呼ぶ。甲殻類の中には、ダイオウグソクムシやオオグソクムシなど「具足虫」という名を付けられているものもいる。 ちなみに室町時代には、大型の弓矢や薙刀を「大具足」と呼ぶこともあった。
- 道具のこと。例えば馬具足は馬具のことで、三具足や五具足は仏具のこと。
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具足
「具足」の例文・使い方・用例・文例
- 具足びつ
- 具足師
- 筏金という,小具足の鎖につける金物
- 具足という合戦の道具
- 武士が危急に備えてもつ,具足金という金銭
- 具足煮という,伊勢海老を輪切りにして煮た料理
- 具足という道具などを入れる容器
- 具足開きという,江戸時代の武家の年中行事
- 武士が具足をつけることで身ぶるいすること
- 具足をつけた武者
- 具足餅という,武家で正月に供える餅
- 昔,武士が陣中で鎧,具足の上に着た袖なしの羽織
- 当世具足という鎧に付いている引合せの紐
- 三つ具足という,花瓶,燭台,香炉の三種一揃いの仏具
- 脇盾という,鎧の小具足
具足と同じ種類の言葉
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