ひょんな
出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 13:00 UTC 版)
連体詞
ひょんな
語源
「凶」の唐宋音から転じたとの説がある。新井白石著・新井白蛾補『同文通考』(1760年)巻二「漢音呉音」の項、白蛾による補のなかに「俗に物の好からざることをすべてひよんなことと云ふ、凶の字の華音凶と云より、言ひ傳へて常語となり」とある。松葉軒東井『譬喩尽』(1787年)には「凶なこととは凶の字の唐音なり」とある。
異説として、イスノキの別名「ひょん」から来たとする説もある。安原貞室『片言』(1650年)では、「ひよんなことといふを、ひよがいなこと、ひようげたことなどいふは如何と云り。是はひよんといふ木の実の、えもしれぬ物なるよりいへること葉歟。又瓢のなりのおかしう侍るより、しれぬことの上になぞらへて、ひようげたことと云初たるか。 又は、へんなことと云こと歟」としている。
『日葡辞書』(1603年-1604年)に収録されていることから、少なくとも中世に遡る語である。日葡辞書は Fionna (ひょんな)について、Fionna cotouoyŭ. l, suru. (ひょんなことを言う。-する)と例文を示し、「常軌を逸して人の目にとまることを言う、あるいはする」と説明している。
用法
発音(?)
関連語
- ひょん
類義語
翻訳
- 英語: unexpected (en), accidental (en), by chance (en)
「ひょんな」の例文・使い方・用例・文例
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