offshore oil developmentとは? わかりやすく解説

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海洋石油開発

読み方かいようせきゆかいはつ
【英】: offshore oil development
同義語: 採油プラットフォーム  

海洋における石油開発陸上部からの延長としてまず海岸近く固定式プラットフォーム建設して試掘を行うことから始まったが、1947 年ルイジアナ沖合第二次世界大戦後余剰船舶改造した移動式掘削装置使って掘削が行われて以来原油対す需要伸びとも相まって急速に海洋石油開発の重要性増してきた。1983 年における海洋部からの石油生産全体27 %を占め依然増加傾向にあり、新規油田開発対象としての海洋が持つ重要性大きい。1983 年現在における海洋石油開発の記録の例として探鉱開発最大水深をみてみると、試掘では 1983 年Shell米国東海岸掘削した Wilmington Canyon 1 号井で 6,448ft 、油田開発のためのプラットフォームでは 1979 年メキシコ湾Cognac 油田で、1,025 ftである。海洋石油開発の特色を以下に述べる。
(1) 海洋では調査船用いて物理探査を行うため、陸上比べ、非常に作業効率が高い。
(2) 水深気象海象条件に応じて試掘に使う移動式掘削装置種類選定しなければならない掘削装置種類としては水深の浅い所で使われる着底型(submersible)、水深15100m海域使われる甲板昇降型(jack‐up)、気象海象厳し海域向きの半潜水型semi‐submersible)、移動性良く静穏な海域向き掘削船drill ship)がある。
(3) 海洋油田では油田開発費に占め構造物建設費割合極めて大きいのでどのような開発方式をとるかが大きな課題である。最近、海洋石油開発の対象地域大水深化または悪環境下に向かっていること、また発見油田埋蔵量小規模化していることから、海洋油田開発方式多様化し最適化が必要となってきている。
すなわち、水深大きくなるにつれ、海洋油田の最も基本的な開発形式である坑井タワーwellhead tower)と処理施設居住施設を含む構造物production platformaccommodation platform)との組み合わせから、同一プラットフォーム上に掘削設備生産設備居住区のすべてを搭載し傾斜掘りにより多数坑井掘削する搭載プラットフォームへと変化している。
北海のような離岸距離大きく気象海象条件厳しい所ではさらに貯油機能までもたせた重力式プラットフォーム建設されている。しかし、このような海底固定する構造物建設費水深大きくなる飛躍的に増加するため、その対策としてテンション・レグ・プラットフォームやガイド・タワーのような揺動プラットフォームcompliant platform)の研究進められており、最近相次いで油田設置された。さらに深い海域での油田開発には海底石油生産システム適用しなければならない考えられており、幾つかのシステム1960 年代から研究されている。油田規模小規模に対して坑井海底仕上げ浮遊式生産システム組合せ方式増えていくと考えられる

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