episodeフレイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 12:53 UTC 版)
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の記事における「episodeフレイヤ」の解説
アリィと8人の眷族 女神フレイヤは「伴侶」探しの発作を起こし、オラリオの外へ旅に出る。砂漠のオアシスの町に辿り着いたフレイヤは、そこで奴隷商人に捕らわれていたアリィを見初める。アリィは隣国の襲撃により一人奴隷に扮して王都から何とか逃げ出した王族であり、臣下と落ち合うために隠し砦への帰還をフレイヤに願い出る。フレイヤは隠し砦に戻るアリィにデートと称して同伴し、自由奔放な振る舞いでアリィを困らせるが、その道中で王として懊悩するアリィに様々な助言をしてゆく。隠れて随伴していたオッタルらファミリア幹部8名の護衛により、難無く隠し砦に到着したアリィは、惨殺された臣下たちの姿に声を失う。 アリィは隣国へ対抗するために、オッタルたちの力を借りたいとフレイヤに頼むが、フレイヤはこれを拒否し、アリィに奪ってゆけと告げて盤上遊戯による勝負を持ち掛ける。勝負は圧倒的にフレイヤが優位に進んだが、アリィは自身も気がつかない起死回生の一手を放つ。フレイヤは笑い声をあげて負けを認め、オッタルたちを貸し与える約束をし、さらにご褒美をアリィに与える。 8万の敵に対してアリィはオッタルら8人の第一級冒険者のみが戦力だったが、質が量を圧倒して敵国は壊滅する。国には平和が戻り、アリィはフレイヤに感謝を述べる。フレイヤはアリィの輝きが王である責務に基づくものであることに気づき、自身の「伴侶」とすることを諦め、アリィに王として生きろと告げる。オラリオに戻ったフレイヤは、再び退屈を持て余していたが、新たな「伴侶」の候補を見つけ、高揚感に打ち震える。 最強の起源 フレイヤの許しを得たオッタルは、アイズの偉業で明らかとなったドロップアイテムを目当てに、単独で37階層の階層主ウダイオスの打破に向かうが、その道中の25階層で同じファミリアのアレン、ヘグニ、ガリバー四兄弟から襲撃される。 フレイヤ・ファミリアではフレイヤの寵愛を得るために、眷族間の殺し合い紛いの戦いは日常茶飯事であり、オッタルは自身がLv.2だったころの激しい洗礼を思い出していた。当時の団長であるミアに、自身を追うのではなく、常に考えて視野を広く持ち、とにかく食べろと告げられ、また、オッタル自身が追われる者になるだろうとも語られていた。体も大きくなり、副団長を経て団長となり、オラリオ最強と呼ばれる身だが、かつてゼウスやヘラ・ファミリアに所属していたLv.8やLv.9の冒険者に軽くあしらわれてきたオッタルは、更なる高みにしか興味がなく、自分を追うアレンたちは眼中になかった。 ヘディンがフレイヤの署名を持ってアレンたちを止め、オッタルは37階層に向かい単独でウダイオスと対峙する。戦闘はオッタルの一方的優勢に進み、ウダイオスは大黒剣による一撃を放つ。オッタルは回避せずに真っ正面からこれを受け止め、絶対防御は健在だが体は耐えきれず、自身の未熟を知る。オッタルは魔法によりウダイオスを打破し、大黒剣を加工した新たな武器にフレイヤは覇黒の剣と命名する。 それぞれの昔日 アレンとその妹、ガリバー四兄弟、ヘグニとヘディン、そしてシルとフレイヤとの出会いが短く描かれる。
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