セブンアップ (トランプゲーム)
(all fours から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/22 08:56 UTC 版)
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3人で遊ぶ場合の例
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概要 | |
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起源 | イギリス |
別名 | ハイ・ロー・ジャック、オール・フォーズ |
遊び方 | |
種類 | トリックテイキングゲーム |
人数 | 2-4 |
枚数 | 52枚 |
デッキ | アングロアメリカン |
順番 | 時計回り(トリニダード・トバゴでは反時計回り) |
カードランク (最高-最低) |
A K Q J 10 9 8 7 6 5 4 3 2 |
プレイ時間 | 約15分 |
セブンアップ(英語: Seven Up)は英語圏の伝統的なトランプゲームの一つである。トリックテイキングゲームに属する。基本的にはカードの点数を競うポイントトリックゲームに属するが、特定の切り札を得ることによっても点数が得られる。
概要
得点のあるカードを取るだけでなく、切り札の最高のカード・最低のカード・ジャックを取ることによっても得点できるのが特徴である。パーレットによると、それまでネイブ(Knave)と呼ばれていたカードをジャック(Jack)と呼ぶようになったのはこのゲームに由来するのではないかという[1]。
イギリスの伝統的なゲームで、「All Fours」などとも呼ばれる。「セブンアップ」はアメリカでの名前で、ほかに「High-Low-Jack」・「Old Sledge」などとも呼ばれる。ホイストなどが知的なゲームと考えられる一方、セブンアップは下層階級のゲームとみなされてきた[1]。アメリカでは19世紀には人気のあるゲームだったが、ポーカーやユーカーに押されて衰退した。現在はビッドの要素を加えた「ピッチ」(英語版記事)というゲームが行われている。
カリブ海のいくつかの国、とくにトリニダード・トバゴでも独自の変更を加えて遊ばれている。
ルール
2人から4人で競技する。4人のときは向かいあう2人どうしがパートナーになることも、それぞれが独立に戦うこともできる。プレイは時計回りに進行する。ディーラーはプレイごとに時計回りに移動する。
通常の52枚のトランプを使用し、ジョーカーは使用しない。
ディールと切り札の決定
ディーラーは各競技者に6枚の手札を配る。その次の1枚を表に向けて出す。このカードをターンアップと呼ぶ。ターンアップがジャックだった場合は、ディーラーが1点を得る。
ディーラーの左隣が、ターンアップのスートを切り札とするかどうかを宣言する。切り札にするときはスタンド(I stand)と宣言し、しない(パスする)場合はベッグ(I beg)と宣言する。
ベッグしたら、切り札を決める権利はディーラーに移る。ディーラーがターンアップを切り札に決定した場合、ギフトといってディーラーの左隣が1点を得る。ディーラーがターンアップを拒否した場合は、ターンアップは裏返し、さらに各人に手札3枚ずつを配って、その次のカードを表返して新たなターンアップとする。新しいターンアップが最初のターンアップと同じスートだった場合は、異なるスートが出てくるまで、各人に手札3枚ずつを配って、次の1枚を新たなターンアップとすることを繰り返す。
新たなスートのターンアップが出てきた場合、そのターンアップのスートが切り札になる。新たなスートが出る前にカードが尽きた場合、シャッフルして配りなおす。
実際のプレイ
手札の枚数が7枚以上になった場合、各競技者は不要なカードを捨てて、手札を6枚にする。
最初のトリックはディーラーの左隣がリードする。あとは通常のトリックテイキングゲームと同様に進行する。すなわち、時計回りに順に1枚ずつカードを出していき、切り札が出た場合は切り札スートの最強のカードを出した人が勝つ。そうでない場合はリードと同じスートの最強のカードを出した人が勝つ。勝った人はそのトリックで出たすべてのカードを獲得し、次のトリックをリードする。
ただし、通常のトリックテイキングゲームと異なり、セブンアップでは、切り札をいつ出しても構わない。リードと同じスートのカードがあっても、そのカードを出さずに切り札を出すことができる。
得点
プレイによる得点は、ハイ・ロー・ジャック・ゲームの4つのカテゴリに分かれる。
- ハイ - 一番強い切り札が手札にあったものが1点を得る
- ロー - 一番弱い切り札を獲得したものが1点を得る
- ジャック - 切り札のジャックを獲得したものが1点を得る
- ゲーム - 獲得したカードの絵札の評価値を、10=10点・A=4点・K=3点・Q=2点・J=1点として合計し、評価値が高いものが1点を得る
上の4つのカテゴリは重複可能である。すなわち、切り札が1枚しか出なかった場合、その1枚でハイとローの2点が得られる。さらにそれがジャックだったら3点が得られる。
プレイ以外に以下のボーナスがある。
- ターンアップがジャックの場合、ディーラーが1点を得る
- ギフト - ディーラーがターンアップを切り札として受け入れた場合、ディーラーの左隣が1点を得る
プレイを繰り返し、7点を先に取ったものが勝ちになる。
脚注
外部リンク
- Rules of Card Games: All Fours (pagat.com)
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「all fours」の例文・使い方・用例・文例
- 市の中心地とMega MallにあるFashion Outletの店舗では、正社員を5 名補充しようとしています。
- Dalton自動車からMark Halliwellを引き抜いてマーケティング部の部長にするって。
- Mark Halliwellは確かに適任ね。どんな人でも結果を出すには少なくとも6 か月は必要だろうと思うけれど。
- 彼がMr.Baseballと呼ばれていると聞いた。
- 大文字 (⇔small letter).
- >called, called; talk>talked, talked; mend>mended, mended.
- 作為動詞 《〔+目+補〕型に用いられる動詞で make, elect, call など》.
- ハラムを悼んで 《Tennyson が親友 Hallam /hləm/ の死を悼んで書いた詩》.
- 料金をコレクトコールにする (《主に米国で用いられる》 call a person collect).
- (一年の)四季 《spring, summer, autumn [《主に米国で用いられる》 fall], winter》.
- “Pride goes before a fall”はどういう意味か
- メンバーが行動したまたは集団で行動されたグループと、『all(全て)』や『together(一緒に)』が他の語によって切り離される時に使われる
- レンズのように形成されて、外側のやや赤い被穀と内側の浅黄色pallidumを含む基礎的な神経節
- 一見したところ意図していない単語を修飾する語または句で、文中の置かれる位置のために生じる:たとえば、『when young, circuses appeal to all of us』の『when young』
- ジュラ紀から石炭紀にほとんど絶滅した裸子植物:ソテツシダとally
- 米国人が『it rained like all get out(ものすごい雨が降った)』と言うのに対して、英国人は『it rained like billyo』と言う
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- http://www.niehs.nih.gov/kids/lyrics/ballgame.htmでこの歌のメロディーを聴くことができます。
- efSETとは「Environmentally Friendly Super Express Train(環境にやさしい超高速列車)」の略である。
- all foursのページへのリンク