エックスイレブン‐ライセンス【X11ライセンス】
読み方:えっくすいれぶんらいせんす
《X11 License》⇒MITライセンス
X11 License
UNIXやLinuxのGUIシステムのベースとして使われているX Window Systemの配布に使われているライセンス方式。基本的に、Xの最初の開発元であるMITのライセンス方式を基にしており、「MIT License」あるいは「MIT X License」と呼ばれることもある。著作権表示と免責事項のみからなる、条件の緩いライセンス方式のひとつでもある。
現在主流のバージョンである「X11R6」は、開発者団体であるThe X.org Foundation(旧X Consortium)がソースコードの形式でリリースしたものを、さらにさまざまなコントリビュータやベンダーが改良やコードの追加などを行って再配布しているが、大元のX11 License自体にはソースコードの再配布や改変を禁止する条項はないため、オープンソースソフトウェアの範疇に入る。
ただし、Xは膨大な数のソフトウェアの集合体であり、その構成要素となるソフトウェアごとに個別のライセンスが設定されている。それらのライセンスの中には、BSD Licenseのような謝辞条項を含むものや特許権の主張をするものなど、GPLなどの厳格なオープンソースライセンスと相容れないライセンスも含まれているため、取り扱いが難しい面もある。
関連見出し
New BSD License
商用ライセンス
関連URL
X.org Foundation(http://www.x.org/)
Licenses(http://ftp.x.org/pub/X11R7.0/doc/html/LICENSE.html)

MITライセンス
(X11_License から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 03:08 UTC 版)
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作者 | マサチューセッツ工科大学 |
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公開元 | マサチューセッツ工科大学 |
リリース日 | 1980年代後半 |
DFSGとの適合性 | あり |
FSFの承認 | あり |
OSIの承認 | あり |
GPLとの適合性 | あり |
コピーレフト | なし |
MITライセンス(エムアイティーライセンス、英: MIT License)は、マサチューセッツ工科大学を起源とする代表的なソフトウェアライセンスである。X11ライセンス(X11 License)またはX Licenseと表記されることもある。MITライセンスはGPLなどとは異なり、コピーレフトではなく、オープンソースであるかないかにかかわらず再利用を認めている。BSDライセンスをベースに作成されたBSDスタイルのライセンスの一つである。MITライセンスは、数あるライセンスの中で非常に制限の緩いライセンスと言える。
X Window System (X11) などのソフトウェアに適用されている。また、2015年3月には、GitHubで最も使われているオープンソースライセンスはMITライセンスであるという調査結果も出ている[1]。
特徴
要約すると、MITライセンスとは次のようなライセンスである。
- このソフトウェアを誰でも無償で無制限に扱って良い。ただし、著作権表示および本許諾表示をソフトウェアのすべての複製または重要な部分に記載しなければならない。
- 作者または著作権者は、ソフトウェアに関してなんら責任を負わない。
脚注
- ^ “GitHubで最も使われているオープンソースライセンスは「MITライセンス」”. MarkeZine (2015年3月11日). 2024年3月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- Open Source Initiative OSI - The MIT License:Licensing - 原文
- The MIT License:Licensing (GitHub) - オープンソースグループ・ジャパンによる日本語参考訳
- Template:MIT - Wikimedia Commons - ウィキペディアの姉妹プロジェクトのテンプレートで使われている参考訳
- X11_Licenseのページへのリンク