Sindhi languageとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Sindhi languageの意味・解説 

シンド語

(Sindhi language から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/28 02:30 UTC 版)

シンド語
سنڌي, सिन्धी sindhī;
それぞれペルソ・アラビア文字デーヴァナーガリー文字で書かれたシンド語
話される国 パキスタン
インド
香港
オマーン
フィリピン
シンガポール
アラブ首長国連邦
イギリス
アメリカ合衆国
地域 南アジア
話者数 2136万人
言語系統
表記体系 アラビア文字デーヴァナーガリー
公的地位
公用語 パキスタンシンド州
少数言語として
承認
インド(連邦政府)
統制機関 シンド語庁英語版シンド語版
インドシンド語学研究所英語版シンド語版
言語コード
ISO 639-1 sd
ISO 639-2 snd
ISO 639-3 snd
テンプレートを表示

シンド語(シンドご、シンド語: سنڌي, सिन्धी英語: Sindhi language)は、パキスタンにあるシンド州の公用語。シンディー語スィンディー語とも呼ばれる。パキスタンに1850万人、インドに280万人の話者がいる。インド国内での話者数はそれほど多くないが、1967年にインド憲法第8付則に定められた指定言語に加えられた[1]。パキスタンのシンド語話者のほとんどはシンド州にすんでいる。1947年にインドとパキスタンが英領植民地から分離独立した際にシンド州はパキスタン側に属する事となり、この土地に住む人々の一部(多くがヒンドゥー教徒)がインドをはじめとする外国に移住したため、世界各地にシンド語話者のコミュニティーが点在している。

パキスタンの南東部にあるシンド州には、シンド語を母語として話すものが多く、初等学校では必修科目として教えられている。シンド語の語彙は非常に豊富なため多くの作家がこの言語を用い、シンド語の文学が多く残っている。

話者と民族

シンド語の主要な話者集団は、主としてシンド地方に居住してきたシンド人である。シンド人はパキスタンの主要な民族集団の一つであり、インド・パキスタン分離独立以後はインドその他の地域にも共同体が形成された。[2][3]

特徴

インド・アーリア語派の言語であるが、周囲を別のインド・アーリア語派の言語や、ドラヴィダ語族ブラーフイー語イラン語派バローチー語パシュトー語などに囲まれており、歴史的にもさまざまな民族の支配を受けてきたため、さまざまな言語の影響を受けている。特にペルシア語アラビア語英語ウルドゥー語などの影響が強い。

音声や文法はほかのインド・アーリア語派の言語と共通する点も大きいが、入破音の存在など、独自の点もある。

表記

パキスタンではペルシア文字を改良した文字で書かれる。ウルドゥー文字と異なり、通常はナスフ体を用いる。また、ウルドゥー文字と同じ音であっても異なる文字を使う。帯気音のための専用の文字が(gh jh ṛh を除いて)用意されており、また入破音のための文字があるので、18文字という大量の文字が追加されている。

インドでは1948年デーヴァナーガリー文字を用いることが決められた。入破音は有声無気音の文字の下に下線を引くことで表される。

歴史的には他にもさまざまな文字体系が使われた。

音韻

子音

ウルドゥー語などに比べると、シンド語の子音体系は入破音 /ɓ ʄ ɗ ɠ/ を持つところに特徴がある。

鼻音は5種類(/ŋ ɲ ɳ n m/鼻母音までいれると6種類)を音韻的に区別する(ほかのインド・アーリア語派の言語では、文字の上では区別しても、音韻的には2種類か3種類しか区別がないのが普通)[4]

母音

シンド語には10の母音が存在する。ただし、/ɛ ɔ/ は主に外来語に現れ、/e o/ と区別されないことも多い[5]

脚注

  1. ^ The Constitution (Twenty-First Amendment) Act, 1967”. India Code. 2017年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年8月24日閲覧。
  2. ^ Sindhi language”. Encyclopaedia Britannica. 2026年3月28日閲覧。
  3. ^ Pakistan - People”. Encyclopaedia Britannica. 2026年3月28日閲覧。
  4. ^ Khubchandani, Lachman M. (2007). “Sindhi”. In Cardona, George; Jain, Dhanesh. Indo-Aryan Languages. Routledge. pp. 622–658. ISBN 020394531X 
  5. ^ Khubchandani, Lachman M. (2007). “Sindhi”. In Cardona, George; Jain, Dhanesh. Indo-Aryan Languages. Routledge. pp. 622–658. ISBN 020394531X 

参考文献

  • Khubchandani, Lachman M. (2007). “Sindhi”. In Cardona, George; Jain, Dhanesh. Indo-Aryan Languages. Routledge. pp. 622–658. ISBN 020394531X 

関連項目

外部リンク


「Sindhi language」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Sindhi language」の関連用語

Sindhi languageのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Sindhi languageのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシンド語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS