Shahuji IIとは? わかりやすく解説

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シャーフージー2世

(Shahuji II から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 14:36 UTC 版)

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シャーフージー2世
Shahuji II
タンジャーヴール・マラーター王
在位 1738年 - 1739年
別号 ラージャ

王家 ボーンスレー家
父親 サラボージー
宗教 ヒンドゥー教
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シャーフージー2世(Shahuji II, 生年不詳- 1739年以降)は、南インドタミル地方タンジャーヴール・マラーター王国の君主(在位:1738年 - 1739年)。 カトゥ・ラージャ(Kattu Raja)、サワーイー・シャーフージー(Sawai Shahuji)とも呼ばれる。

生涯

1728年、父であるサラボージーが死亡したとき、シャーフージーは非嫡出子であったため、その弟であるトゥッコージーが王位を継承し、父の後を継ぐことはできなかった。

1736年、トゥッコージーが死亡し、息子ヴィヤンコージー2世が王位を継承したが、シャーフージーは王位を主張しなかった。

1737年、ヴィヤンコージー2世が死亡し、その妃スージャナ・バーイーが王位を継承すると、シャーフージーはフランス東インド会社の助力を得て、その打倒を考えるようになった。

1738年、女王スージャナ・バーイーは権臣サイイドに投獄され、シャーフージーはシャーフージー2世として即位することが出来た。

1739年2月カルナータカ太守の娘婿チャンダー・サーヒブはシャーフージーにフランス東インド会社へカーライッカールを割譲するように要求し、同年4月に拒否したものの、7月にはこの地を割譲せざるを得なかった。そのため、彼はナーガパッティナムオランダ東インド会社やセント・デーヴィッド要塞のイギリス東インド会社に接近して助力を求めたが、失敗に終わった。

シャーフージー2世の企みはまもなくチャンダー・サーヒブの知る所となり、タンジャーヴール・マラーター王国はカルナータカ太守の軍勢に侵攻された。シャーフージー2世はマラーター王国に救援の手紙書いたが間に合わず、首都タンジャーヴールは落とされ、彼は洗濯女の息子であることを理由に廃位された。

タンジャーヴールが敵の手に落ちたとき、シャーフージー2世はヴィヤンコージー2世の弟プラタープ・シングに手紙を書き、王になるよう求めた。

こうして、新たにプラタープ・シングが王となり、シャーフージー2世は彼の治世で余生を送ることとなった。

参考文献

  • 辛島昇 『世界歴史大系 南アジア史3―南インド―』 山川出版社、2007年。 
  • The Maratha Rajas of Tanjore by K.R.Subramanian

関連項目


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