RAIL GIRL〜三河の花〜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 02:48 UTC 版)
「カレチ」の記事における「RAIL GIRL〜三河の花〜」の解説
愛知県東部のとある駅の管理を行う商店主の娘・河野みどりとその鉄道沿線にまつわる物語。単行本第1巻に特典として収録。 河野みどり(かわの みどり) #その他参照 みどりの母親 駅の委託業務を行う商点主。未亡人で、女手一つでみどりを育てる。 鉄道員の恋人がいて、みどりは最初嫉妬を帯びた(ように見えた)感情を持っていてそれを見た母が別れを切り出そうとする。 だが、実際は駅に出入りする人々を世話する母に嫉妬していたことがわかり、みどりの後押しも有りその恋人と復縁する。 行き倒れた昌男に代わって列車に停車合図をしに行くように命令し、尻込みするみどりに平手打ちをして「駅の人」としての責務として行かせるほど、駅を預かる姿勢には真摯さが見受けられる。 渡辺 昌男(わたなべ まさお) みどりの学校に転入してきた男子。鉄道好きで同級生・野口から(みどりが)委託駅の娘であることを知り、みどりの家へ遊びに来るようになった。 当初、みどりは彼に親しくしていたが、彼の興味はあくまでみどりの住む駅に向いており、加えて彼女の母と親しくなったことから、みどりは嫉妬から疎ましくなり避けるようになる。 線路上で土砂崩れが発生した現場を目にして、倒れそうになりながらもみどり母子のもとへ駆けつけた。みどりの母が彼を病院へ連れて行く代わりに、みどりが災害による事故防止のための停止合図をすることになった。 それ以降みどりの嫉妬感は消え去り、再びみどりの家(駅)へ遊びに行けるようになった。 みどりのクラスではモテる方である。 野口(のぐち) みどりの同級生で喧嘩仲間。だが、本心はみどりのことを慕っている。いわゆるツンデレ。 雨傘を忘れたみどりに傘を貸そうとして、みどりに相合傘を提案される。それがきっかけとなり、みどりとの距離が縮まった。相合傘を提案したみどりが初めて自分の家庭事情を相談された相手。 実家の家業は農家だが、自分が坊主頭の風体と粋がっているところから花を育てる農家であることは隠していた。みどりに思わずそれを告白すると、「かっこいい」といわれ、照れ顔で「駅の娘もいいもんだ」と返した。 みどりの表彰記念パーティーには昌男とともに招待された。 先生 みどりのクラス担任。みどりが書いた宿題の作文が良い出来だったことから読ませることにした。 『カレチ』初期と同じぐらいの時代を背景とする鉄道公安室の話「グランドステーション」を参考までに記載。こちらも『モーニング』で連載された。
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