プレオ
プレオは、さらに豊かに、そして完全にという意味のラテン語からの造語。初代モデルは1998年10月発売。スバルの軽自動車としては、360から数えて9代目にあたるモデル。
新しい軽規格に合わせて誕生した乗用車で、ボディタイプは4ドアワゴンだけ。全高は1575mm(ルーフレールなし)と高く、運転席のシート高も高めだった。リヤシートはパノラマシートと称し、左右分割で100mmリフトアップした。エンジンはベーシック型が658cc・SOHC・8バルブ・自然吸気の48psで、スーパーチャージャーをゆっくりまわすマイルドチャージの58ps、最高性能タイプはDOHC・16バルブ・インタークーラー付きスーパーチャージャーの64ps。CVTはi-CVTと、7速MTにも使えるスポーツシフトi-CVTの2タイプがあり、ともにトラクション・コントロール機能付き。駆動方式はFFとビスカス式フルタイム4WDがあった。
99年6月、ネスタ(New Starの意味を込めた造語)を追加。めっきのレトロ調ラジエーターグリル付きモデルで、ヘッドランプ、テールランプもクラシック調に手直ししていた。エンジンは45ps、58ps、64psの3種。FFとビスカス式フルタイム4WDの2駆動方式があった。
99年10月、LSを追加。33kW(45ps)と43kW(58ps)のエンジンを積み、駆動方式はFFと4WD。スポーティながら比較的低価格のモデルだった。このとき、スポーツシフトi-CVTを装備したRSにも4WD車を設定した。
2000年10月、オフセット衝突安全性能の強化や低排出ガス化に加えて、エンジンやトランスミッションの改良による燃費性能、走行性能の向上をはかった。外観ではフロントバンパー、グリルなどを改良。また、12月には東京モーターショーに参考出品したCNG車プレオ・ニコットに、NAエンジンを搭載、発売した。ニコットとは、顔の表情を表す、にこっとする、ほっとする、からのネーミング。
2001年10月、スポーティモデルのRSとLSのエクステリアを一新、同時にRSの走行性能向上などの改良を行った。全モデルのスバルエンブレムをむつらぼしに変更。さらに一部モデルのメーターパネルをスポーティなデザインに変え、新ボディ色の追加などを行った。
2002年10月、外観デザインを変更したほか、従来の特別仕様車で好評だったCDプレーヤーLAM/FMチューナー、アンサーバック機能付き電波式リモコンドアロック、電動格納式リモコンカラードアミラーなどを標準装備したモデルを拡大した。また、標準的な立体駐車場に入るよう車高を1550mm(通常車は1575mm)とした車種を設けた。
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