JDKの内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 10:21 UTC 版)
「Java Development Kit」の記事における「JDKの内容」の解説
JDKには主要なコンポーネントとして以下のようなプログラミングツールが含まれる : appletviewer – このツールはウェブブラウザなしでJavaアプレットを起動しデバッグするために使用される。 apt – アノテーション処理ツール extcheck – JARファイル衝突を検出可能なユーティリティ idlj – IDL-to-Javaコンパイラ。このユーティリティは指定されたJava IDLファイルからJavaバインディングを生成する。 java – Javaアプリケーション用のローダ。このツールはインタプリタで、javacコンパイラにより生成されたクラスファイルを解釈できる。現在では1つのランチャーが開発と配備の両方で使用される。古い配備ランチャーであるjreはもう付属せず、代わりに新しいjavaローダに置き換えられた。 javac – Javaコンパイラで、ソースコードをJavaバイトコードに変換する。 javadoc – ドキュメンテーション生成器で、ソースコードのコメントから自動的にドキュメンテーションを生成する。 jar – アーカイバで、関連するクラスライブラリを単一のJARファイルにパッケージする。このツールはJARファイルを管理するのにも役に立つ。 javah – Cヘッダとスタブ生成器で、ネイティブメソッドを書くのに使われる。 javap – クラスファイル逆アセンブラ javaws – JNLPアプリケーション用のJava Web Startランチャー JConsole – Javaモニタリングおよび管理コンソール jdb – デバッガ jhat – Javaヒープ分析ツール(実験用) jinfo – このユーティリティにより起動中のJavaプロセスやクラッシュダンプから設定情報を得る(実験用) jmap – このユーティリティはJava用のメモリマップを出力し、指定のプロセスやコアダンプの共有オブジェクトメモリマップやヒープメモリの詳細を表示できる(実験用) jps – Java仮想マシンプロセスステータスツールはターゲットとなるシステム上に取り付けられたHotSpot Java仮想マシンを一覧にする(実験用) jrunscript – Javaコマンドラインスクリプトシェル jstack – JavaスレッドのJavaスタックトレースを表示するユーティリティ jstat – Java仮想マシン静的モニタリングツール(実験用) jstatd – jstatデーモン(実験用) keytool – キーストアを操作するためのツール pack200 – JAR圧縮ツール policytool – ポリシー作成および管理ツールで、様々なソースからコード用に利用可能であるかどうかのパーミッションを指定することで、Javaランタイム用のポリシーを決定できる。 VisualVM – いくつかのコマンドラインJDKツールを統合するビジュアルツールで、軽快なパフォーマンスでメモリプロファイリングが可能である。 wsimport – Webサービス呼び出し用のポータブルなJAX-WSアーティファクトを生成する。 xjc – Java API for XML Binding (JAXB) APIの一部。XMLスキーマを受けてJavaクラスを生成する。 実験用ツールはJDKの将来のバージョンで利用不可能になるかもしれない。 JDKには、通常プライベートランタイムと呼ばれる完全なJava Runtime Environment (JRE) も付属する。JDKが「レギュラー」なJREから分離され余分な内容が含まれているためである。それはJava仮想マシンおよび、国際化と地域化ライブラリやIDLライブラリのような、開発者にのみ役に立つ追加ライブラリと同様に、生産環境として提供されるクラスライブラリの全てから構成される。 JDKのコピーは、Java APIのほとんど全ての部分の利用を説明する広範囲なプログラム例の抜粋も含んでいる。
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