JDOとJPA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 03:02 UTC 版)
「Java Data Objects」の記事における「JDOとJPA」の解説
Enterprise JavaBeans 3.0 (EJB 3.0) では、永続性がカバーされている。それはEJB 2.0のEntity Beansの発展したものである。しかしEJB 3.0はJDOを採用せずに、Java Persistence API (JPA) 1.0を採用した。EJB 3.0はJDO 2.0のリリースの翌日の2006年5月11日に仕様が制定された。JDOとJPAは対立する仕様である。 JPAはjavax.persistenceパッケージを使い、EJB 3.0 (JSR 220) の中の独立した文書で定義されている。JPAはEJBコンテナを必要とせず、JDOのようにJava SE環境でも機能する。しかし、JPAはオブジェクト関係マッピング (ORM) の仕様であって、JDOのようにデータストアの種類に関係なく使える、透過的なオブジェクトの永続の仕様ではない。 JPAはJakarta EEの仕様の一部であるため、JDOよりも多く使われている。JDOの商用製品やオープンソースのプロジェクトの中には、既にJPA APIも実装し選択肢を増やしているものがある。
※この「JDOとJPA」の解説は、「Java Data Objects」の解説の一部です。
「JDOとJPA」を含む「Java Data Objects」の記事については、「Java Data Objects」の概要を参照ください。
- JDOとJPAのページへのリンク