ふじ
分類:人工衛星
名称:アマチュア衛星「ふじ」/Japan Amateur Satellite-one(JAS-1)
小分類:通信放送衛星
開発機関・会社:日本アマチュア無線連盟(JARL)
運用機関・会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))/日本アマチュア無線連盟(JARL)
打ち上げ年月日:1986(昭和61)年8月13日
運用停止年月日:1989年
打ち上げ国名・機関:日本/宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:H-Iロケット(2段式)試験機H15(F)(あじさいと相乗りです)
打ち上げ場所:種子島宇宙センター(TNSC)
国際標識番号:1986061B
ふじは、アマチュア無線による通信のために開発・打ち上げられた衛星です。ふじにはアマチュア無線家の開発した中継器が積まれ、その中継機の宇宙での機能の確認などをおこないます。また、ふじはあじさいとともに、H-Iロケットに相乗りして打ち上げられました。
1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
対辺40cm、高さ47cmの略球形26面体の形状をしています。重量は約50kgです。
設計寿命は3年です。
2.どんな目的に使用されるの?
アマチュア無線通信を衛星中継するために開発され、アナログとデジタルの中継を国際的な規模でおこないます。その他、人工衛星の追跡と管理技術の研究、アマチュア無線家の開発した中継器の宇宙での機能の確認、複数個の衛星打上げに関する基礎実験をおこないます。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
軌道投入後、3年にわたりアマチュア無線通信などの中継をおこないましたが、1989年動力切れのため運用を停止しました。
- JAS-1のページへのリンク