H-IIAロケットを支えるLE-7Aエンジン
H-IIAロケットを支えるLE-7Aエンジン
純国産にして21世紀の日本の主力ロケットとなるH-IIAロケットを支える第1段エンジンが「LE-7A」です。全長3.67m、重量1.8tのLE-7Aエンジンが生み出すパワーは約27,000馬力で、これはジャンボジェット機のエンジン4基分の推進力に相当します。
LE-7エンジンをより効率的に改良
LE-7Aエンジンは、その前身でありH-IIロケットの第1段エンジンだった「LE-7」エンジンを改良したエンジンです。液化水素と液化酸素を使用し、また、スペースシャトルのメイエンジンと同じ方式の「2段燃焼サイクル」を採用するといった、LE-7エンジンの特徴をそのまま持っています。
LE-7Aエンジンは、LE-7エンジンの信頼性を高めたエンジンです。そのため、基礎的な設計はそのままに、徹底した簡素化を行いました。具体的には、配管の取り回しをシンプルにしたり、溶接部分を減らしたりして、トラブルの発生を抑えています。
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