ジェームズ・パッカー
(J. I. Packer から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 13:58 UTC 版)
ジェームズ・イネル・パッカー(J.I.パッカー、James Innell Packer、1926年7月22日 - 2020年7月17日)は、イギリス生まれの牧師。聖公会内カルヴァン主義の伝統を持つキリスト教神学者。カナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーにあるRegent Collegeの教授を務める。北米で最も影響力のある福音派の一人といわれた。
生涯
駅員の息子として生まれたが、オックスフォード大学の奨学金を得た。1955年にPh.D.(博士号)。オックスフォードでC・S・ルイスの影響を受ける。Oxford Inter-Collegiate Christian Unionで献身した。オークヒル神学大学でギリシャ語の教鞭をとった後、1949年にウィクリフ・ホール(Wycliffe Hall, Oxford)に入学。1952年にイングランド国教会の執事、1953年に司祭。
クリスチャニティ・トゥディの執筆者。著書『神について』は英語圏のキリスト教書籍のベスト・セラーになった。
1978年には聖書の無誤性に関するシカゴ声明に署名。この声明では聖書の無誤性が確認された。
彼は福音派を代表する神学者の一人と見なされてきたが、正統的なプロテスタント教理(orthodox Protestant doctrine)を放棄するべきでないとしながらも、エキュメニズムに理解を示したために、福音派内部から強い批判を受けた。エキュメニカル派の対立語が福音派であり、自由主義神学(リベラル)主導のエキュメニカル運動と福音主義は相容れないものだと、捉えられて来たからである。
著書
- 『私たちの主の祈り』伊藤淑美訳 いのちのことば社 1991年
- 『私たちの信仰告白ー使徒信条』稲垣博史訳 いのちのことば社 1990年
- 『神について』山口昇訳 いのちのことば社 1978年
- 『伝道と神の主権』内田和彦訳 いのちのことば社 1977年
- 『福音的キリスト教と聖書』岡田稔訳 いのちのことば社 1963年
- 『聖書教理がわかる94章~キリスト教神学入門~』篠原明訳 いのちのことば社 2012年
外部リンク
「J. I. Packer」の例文・使い方・用例・文例
- 私の名はジョン・ダグラスですので頭文字はJ. D.です
- フォーサイト家物語 《J. Galsworthy 作の小説》.
- J.C. バッハは音楽家の血統の家に生まれました.
- 不用心な読者を簡単に黙認に誘い込む−O.J.キャンプベル
- 事実と一致する仮説を一時的に受け入れること−J.W.クラッチ
- 人生というものは、楽しい講義であるべきである−J.J.チャップマン
- 重複するという危険から、私は元々の提案に戻ります。− J.b.コナント
- 才能を与えられた−J.L.ローズ
- 夏の行楽地...偉大な下見板張りと化粧漆喰のホテルに圧迫される−A.J.リープリング
- 学ぶのは賢明だ;創造することは神々しい‐J.G.サックス
- 彼女の服は地味で目立たなかった−J.G.カズンズ
- 6月のある日と同じくらい珍しい−J.R.ローウェル
- 疑いなく、彼の最も恐ろしい部分は鉄の鈎爪だった−J.M.Barrie
- 刑罰哲学からリハビリステーション哲学まで−J.B.コステーロ
- 社会秩序と繁栄、結合している政府の目的‐J.K.フェアバンク
- 民族的、文化的な結びつきによって影響を及ぼされる−J.F.ケネディ
- 儀式…彼らがよくオーリニエイション時代の書面での記録がない起源があったかもしれないほど古い−J.L.T.C.スペンス
- カリフォルニア州はO.J.シンプソンを起訴した
- あられや冷たい雨、あるいは他の何らかの自然災害との闘い − J.K.ハワード
- 一元論の学校は全国法則および国際法を統合全体と見なすだろう−J.S.ルーセック
- J. I. Packerのページへのリンク