iCal
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/31 23:32 UTC 版)
開発元 | アップル |
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最新版 | 4.0 (1362) / 2009年9月10日 |
対応OS | Mac OS X v10.6.1 |
種別 | Electronic calendar |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | iCal |
iCal(アイキャル)は、アップルが開発したMac OS X専用のカレンダー兼スケジュールアプリケーションソフトウェアである。同社の公式サイトから無償でダウンロードが可能で、Mac OS X v10.3以降にはバンドルされている。
目次 |
歴史
iCalは2002年7月18日に発表され、同年9月11日から無償でダウンロードが可能となった。
iCalのデータを同期アプリケーションiSync(アイシンク)を利用して、iPod、Bluetooth搭載の携帯電話、Palm OS搭載の携帯情報端末(PDA)に転送することができる。2002年10月4日にパブリックベータが公開され、2003年1月6日からは無償で提供されている。
発表当初は起動が遅い、動作が緩慢であるといった批判が多かったが、その後のアップデートによって徐々に改善され、ハードウェアの高速化に伴って問題にならなくなってきている。
Mac OS X v10.5に付属するバージョン3.0では、CalDAVに対応し、Mac OS X ServerのiCal Serverと共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。
Mac OS X v10.6付属するバージョン4.0では、加えてMicrosoft Exchange 2007をネイティブサポートしている。Mac OS X Server v10.6のiCal Server 2と共に利用することで、より柔軟な運用が可能となった。
共有
アップルの公式サイトに設けられた「カレンダーライブラリ」から、各種イベント、各国や三大宗教の祝祭日をダウンロードできる。
iCalで作成したカレンダーはインターネット上に公開することができる。よって他人が作成したデータを利用すること(購読する、という)も可能である。この時のプロトコルはRFC2445として公開されている。一般のiCalユーザーが作成したサイトでは各国の祝祭日、スポーツやコンサートの日程などが記されたカレンダーが公開されている。こうしたサイトから購読したカレンダーはiCalが定期的・自動的にアップデートするため、その内容が常に最新の状態となるよう工夫されている。なお、カレンダーを公開するにはアップル社が提供するサービスの一つであるMobileMe、またはWebDAV機能を有効にしたWebサーバが必要となる。購読するための制限は特にない。
関連項目
外部リンク
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カレンダー (Apple)
(ICal から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/11 04:44 UTC 版)
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macOSとiOSのカレンダーのアイコン
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開発元 | Apple |
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最新版 |
14.0
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対応OS | macOS, iOS, iPadOS, watchOS, visionOS |
種別 | 予定表ソフトウェア |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | Mac用カレンダー ユーザガイド |
カレンダーは、Appleが開発・提供しているmacOS用のカレンダー兼スケジュールアプリケーションである。同社の公式サイトから無償でダウンロードが可能で、Mac OS X v10.3以降にはバンドルされている。以前は、『iCal』(アイキャル)という名称だったが、OS X Mountain Lionで今の名称に変更された。
歴史
iCalは2002年7月17日に発表され[1]、同年9月11日から無償でダウンロードが可能となった。
iCalのデータを同期アプリケーションiSync(アイシンク)を利用して、iPod、Bluetooth搭載の携帯電話、Palm OS搭載の携帯情報端末 (PDA) に転送することができる。2002年10月4日にパブリックベータが公開され、2003年1月6日からは無償で提供されている。
発表当初は起動が遅い、動作が緩慢であるといった批判が多かったが、その後のアップデートによって徐々に改善され、ハードウェアの高速化に伴って問題にならなくなってきている。
Mac OS X v10.5に付属するバージョン3.0では、CalDAVに対応し、Mac OS X ServerのiCal Serverと共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。
Mac OS X v10.6に付属するバージョン4.0では、加えてMicrosoft Exchange 2007をネイティブサポートしている。Mac OS X Server v10.6のiCal Server 2と共に利用することで、より柔軟な運用が可能となった。
macOS Sequoiaに付属するバージョン15.0では、デザインが変更されリマインダーとの連携が可能になった。
リリース当初はTo-doリスト(リマインダーやチェックリストなどとも呼ばれる)の機能も備えていたが、後にリマインダーというアプリケーションに分離された。OS X v10.11では同様の機能がメモというアプリケーションにも組み込まれた。
位置情報や出席者の追加、添付ファイルやURL、メモの追加、細かい繰り返しの指定、タイムゾーン、事前通知の設定などができる。またSiriによってメールなどから自動で予定を検出、画面上部のボタンをタップすることで自動的に予定を追加できる。
iPhone、iPad、iPod touch、Apple Watch、Apple Vision Proにも同じアプリケーションがある。これらは互換性があり、同じApple Accountを利用して設定しておけば自動的に同期される。またアイコンは自動的にその日付に変わる。iOS(9以降)、iPadOS、macOS(Big Sur以降)ではウィジェットにも対応している。watchOSではコンプリケーション(文字盤上の表示)に対応している。iPadやApple Vision Proではトラックパッドでの操作にも対応している。
共有
作成したカレンダーはiCloudで特定の連絡先や不特定多数に公開することができる。よって他人が作成したデータを利用すること(共有する、照会する、という)も可能である。こうしたサイトから照会したカレンダーはカレンダーが定期的・自動的にアップデートするため、その内容が常に最新の状態となるよう工夫されている。
関連項目
脚注
- ^ Jason Chen (2007年7月17日). “Fun Fact Time: iCal's Birthday is Today” (英語). GIZMODO. 2020年7月19日閲覧。
外部リンク
iCal
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 08:22 UTC 版)
「Mac OS X v10.5」の記事における「iCal」の解説
新たにCalDAVに対応。Mac OS X Sever v10.5のiCal Server と共に利用することでグループウェア的な活用が可能となった。
※この「iCal」の解説は、「Mac OS X v10.5」の解説の一部です。
「iCal」を含む「Mac OS X v10.5」の記事については、「Mac OS X v10.5」の概要を参照ください。
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