macOS Tahoe
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/11 11:59 UTC 版)
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macOSオペレーティングシステムのリリース | |
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開発者 | Apple Inc. |
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OSの系統 | |
ソースモデル | Closed, with open source components |
アップデート方式 | Software Update |
プラットフォーム | ARM64 (Apple Silicon) x86-64 (Intel) |
カーネル種別 | Hybrid (XNU) |
既定のUI | Liquid Glass |
ライセンス | Proprietary software with open-source components and content licensed with APSL |
先行品 | macOS Sequoia |
ウェブサイト | www |
サポート状況 | |
In developer beta. Drops support for the 2017 iMac Pro, 2018 Mac Mini, 2018 MacBook Pro, 2019 13 and 15” MacBook Pro, 2020 2 port 13”MacBook Pro, 2019 iMac, and the 2020 Intel MacBook Air. |
macOS Tahoe (version 26) は Apple によって開発されたmacOSシリーズにおける22番目のオペレーティングシステムである。macOS Sequoia の直接の後継であり、iOS 26、iPadOS 26、watchOS 26、visionOS 26、そしてtvOS 26とともに2025年6月9日に行われたWWDC 2025で発表された[1]。リリースは2025を予定している。名称の由来はカリフォルニア州のタホ湖にちなんで名付けられており、macOS のリリースに同州のランドマークの名前を付けるという Apple の慣例に沿ったものである[2]。
このバージョンの macOS から、Apple はすべてのオペレーティング システム間で一貫性を保つため、バージョン番号の規則を西暦をベースにしたものに変更した[3]。
macOS Tahoe は、Mac Mini と MacBook Air にとっては Apple Silicon のみで動作する最初の macOS バージョンとなり、どちらも Intel モデルのサポートが廃止される。また、それ以外のIntelベースのMacをサポートする最後のmacOSバージョンであることもアナウンスされた[4]。
開発
macOS Tahoeは、2025年6月9日に開催されたAppleの世界開発者会議(WWDC)で、ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギによってiOS 26、iPadOS 26、watchOS 26と同時に発表された。最初の開発者ベータ版も同日にリリースされた[5]。
機能
macOS Tahoe では、主にユーザー インターフェイスに重点を置いたいくつかの新機能と改善が導入されている[6]。
- macOS Big Sur以来初めて、UIが全面的に再設計され、Aquaに代わりLiquid Glassが採用された。これにより、同じくLiquid Glassを採用したAppleの他のプラットフォームとの一貫性がさらに高まった。メニューバーは完全に透明になった。カーソルも再設計され、より丸みを帯びた外観になった。
- アプリアイコンは iOS と iPadOS で統合され、iOS 18/iPadOS 18 で iOS に導入された暗い色付きのバリエーションに加え、新しいクリアなバリエーションも持つことができる。
- フォルダー アイコンにカスタム カラー、エンブレム、絵文字を設定できるようになり、アクセント カラーも適用できるようになった。
- Spotlight 検索が再設計され、クイックアクション、「クイックキー」ショートカット、メニューバー検索、Apple Intelligence の統合が追加された。
- Live Activities など、多くの iOS および iPadOS 機能が Mac に導入された。
- 電話アプリとジャーナルアプリがmacOSに統合された。電話アプリは、iPhoneとの連携にContinuityを使用している。
- コントロールセンターは再設計され、iOS 18で導入されたiOSバージョンと同様に機能するようになった。音量、明るさ、キーボードの明るさのスライダーが再設計され、OS X Yosemite で導入された外観は廃止された。
- OS X Lionで導入され、その後ほとんど変更されていないLaunchpadは削除され、iOS 14およびiPadOS 14以降で使用されているAppライブラリに似たアプリケーション機能に置き換えられた。これはSpotlightインターフェースに統合されている。iPhoneアプリは、ユーザーのiPhoneからの連携機能を通じてアプリケーションリストにも表示され、iPhoneミラーリングを通じて起動する[7]。
- 拡大鏡アプリ、車両モーションキュー、システム全体のアクセシビリティ リーダー、点字ディスプレイのサポートは、拡張されたアクセシビリティ機能の一部として提供される。
サポートされるハードウェア
macOS Tahoe は、Apple Silicon を搭載したすべての Mac と、2019 年後半以降にリリースされた Intel の第 9 世代 Coffee Lake および Cascade Lake ベースの Xeon-W プロセッサを搭載した一部の Mac をサポートする。これにより、バタフライ キーボードを搭載している Mac や セキュリティ用コプロセッサであるTチップを搭載していない Mac のサポートが正式に終了することになった。
サポートされているIntel Macは、2019 Mac Pro、2019 16インチMacBook Pro、4つのThunderboltポートを搭載した2020 13インチMacBook Pro、および2020 iMacのみとなる。以下のデバイスと互換性がある[8]。
- iMac (2020、それ以降)
- MacBook Air with Apple Silicon (2020、それ以降)
- MacBook Pro with Apple Silicon (2020、それ以降)
- MacBook Pro (16-inch, 2019) and MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 ports)
- Mac Mini (2020、それ以降)
- Mac Pro (2019、それ以降)
- Mac Studio (全モデル)
Appleは、WWDC 2025のプラットフォームに関するState of the Unionイベントで、macOS TahoeがIntel Macをサポートする最後のmacOSバージョンになるとアナウンスした[9]。
参考
- ^ Benedetto (2025年6月9日). “Apple announces macOS 26 Tahoe with new design and revamped search features” (英語). The Verge. 2025年6月9日閲覧。
- ^ “macOS Tahoe: Everything We Know So Far” (英語). MacRumors (2025年6月2日). 2025年6月9日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2025年6月10日). “Appleの次期OSは「iOS 26」や「macOS 26」。バージョンは西暦基準に”. PC Watch. 2025年6月10日閲覧。
- ^ “「macOS Tahoe 26」はIntel Macをサポートする最後のOSに”. ITmedia NEWS. 2025年6月10日閲覧。
- ^ “Apple、楽しくて優雅な新しいソフトウェアデザインを発表”. Apple Newsroom (日本). 2025年6月10日閲覧。
- ^ “Apple、楽しくて優雅な新しいソフトウェアデザインを発表”. Apple Newsroom (日本). 2025年6月11日閲覧。
- ^ “macOS Tahoe Transforms Launchpad Into App Library” (英語). MacRumors (2025年6月9日). 2025年6月10日閲覧。
- ^ “macOS Tahoe Might Support One Fewer Mac Than Previously Rumored” (英語). MacRumors (2025年6月7日). 2025年6月9日閲覧。
- ^ “Intel Macs Won't Get Updates After macOS Tahoe” (英語). MacRumors (2025年6月9日). 2025年6月9日閲覧。
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