ガルバーニとは? わかりやすく解説

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ガルバーニ (Galvani, Luigi)

ガルバーニという人は

ルイジ・ガルバーニ ルイジ・ガルバーニ

イタリア 1737~1798

解剖学産科学教授

ガルバーニ電気発見

イタリア医師で、1775年にはボロニア大学解剖学教授になる。 ライデン瓶による人体感電興行的人気があったが、医学・生物学の分野においても治療器の可能性などで流行する。 ガルバーニも起電機実験用いた一人であった

ガルバーニの主な経歴

1789年、ガルバーニ電気発見する解剖したカエルの足に起電機からの火花あてたり、たまたま助手起電機操作中にカエルの足にメスをあて、火花直接カエル接触しなくてもカエルの足が激しく痙攣したりといったことを経験する。 ガルバーニが発刊した筋肉運動における電気力に関する論考”のなかで彼はこう言っている。 「カエル解剖していつものように試料作り、他のことを考えながらそれをテーブルの上の、起電機からあまり離れていない場所に置いた助手メスカエルの脛の神経にあてたところ、カエルの足の筋肉全体に強い収縮生じた...」 カエル筋肉運動電気に関係があると推理したガルバーニは、切り離したカエルの足を金属のフック刺しての日に屋外鉄柵掛けた1789年夏の日雷が鳴る鉄柵カエル激しく痙攣した。 これによりカエルの足は検電器として使える考えたガルバーニは以後動物電気現象研究没頭していく。

ガルバーニの実験室

ガルバーニの実験室

 

1791年、”筋肉運動における電気力に関する論考”というラテン語出版物刊行する当時電気学者たちは電気現象生物現象の間には何か関係があることに気がついていたが、 これらの報告誤っていることが多かった中にはでっちあげとされるものもあったため、あまり多く関心ひいてはいなかったのだが、 ガルバーニは高い評価受けていた人物であった。この論文によって世間真面目な関心呼び起こした摩擦電気以外では初の人工電気である。ガルバーニによれば電気筋肉内にあるとされたが、 残念ながらカエル電気を持つのではなく2種類金属カエルの足を環状接続すれば、いつでもカエル痙攣した電源カエルではなく2種金属だったのである。主にボルタ論争になり、 ボルタによって亜鉛組合せ効果が高いことも解明された。

ルイジ・ガルバーニ

ガルバーニ個人として誤ったかもしれない。しかし、彼の研究から検電器開発されまた、2種金属からボルタ電池発明される。 それまで静電気から動電気時代入っていくため大きなターニングポイントであったことは間違いない

検流計を英語でガルバノメータGalvanometer)という。残念ながらカエルはどこにも使われていない。この名はアンペールがつけたとされる





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