GPL違反問題とは? わかりやすく解説

GPL違反問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 04:05 UTC 版)

エレコム」の記事における「GPL違反問題」の解説

2004年4月エレコム発売したブロードバンドルータ一部で、WAN側からroot権限でのコマンド実行可能などの重大なセキュリティ問題とともにファームウェアLinuxカーネルなどGPLにてライセンスされているソフトウェア利用改変しているのに、GPLで義務けられるソースファイル公開をしていないことが発覚。この問題発見したユーザー問い合わせ対しエレコムは、セキュリティ問題について対策する意思がないこと、GPLの対象となるソースファイル公開する必要性がないと考えている旨を回答やりとり一部始終ユーザー公開したため、掲示板などを中心にエレコム対す非難殺到した。 これを受けてエレコム2004年4月27日方針転換しセキュリティ対策施したファームウェア公開と、GPLに基づいてファームウェアソースファイル希望者に送付する見解発表した。 この問題2004年6月22日日経産業新聞(10面)でも取り上げられエレコム商品開発責任者ブランド管理マネージャーが、GPLについて「通信機器のようにセキュリティーが絡む製品ではソース開示する安全性低下する恐れがある」、Linuxについて「金輪際使わない」と発言したことも話題となった子会社ロジテック含めエレコム次にLinuxベースとした商品リリースしたのは2014年の2ベイNAS「NSR-MS」となり、10年間にわたって採用見送っている。尚、NSR-MSに付いてソースコード請求付いてサポート問い合わせるようになっていたが、ユーザー問い合わせに対して問い合わせの二ヵ月後を目処公開するという返答をしており、現在では、ファームウェアアップデータと共にダウンロード可能になっている。

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GPL違反問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 09:25 UTC 版)

BusyBox」の記事における「GPL違反問題」の解説

BusyBox組み込み機器での使用が、初のGPL違反問題として法廷持ち込まれた。2007年9月20日AndersenとLandleyの付託を受け Software Freedom Law Center (SFLC) がMonsoon Multimedia Inc.訴えた訴訟番号07-CV-8205、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所)。同社のファームウェアアップグレードの中にBusyBoxコードが見つかり、同社連絡しようとしたができなかったのが発端である。この件はMonsoon版のソース公開と、AndersenとLandleyへの賠償金の支払い金額未公開)で決着した2007年11月21日SFLCAndersenとLandleyの付託受けてさらに2社を訴えた。Xterasys(訴訟番号07-CV-10456)とHigh-Gain Antennas(訴訟番号07-CV-10455)である。Xterasys の件は12月17日、High-Gain Antennasの件は2008年3月6日Monsoonの件と同じよう決着ライセンスに従うことと、賠償金の支払い)をした。2007年12月7日にはベライゾン・コミュニケーションズ同社のActiontecルーターファームウェアについて訴えられた。この件は2008年3月17日ライセンスに従うこと、今後ライセンス遵守監督する役員指定賠償金の支払い金額未公開)で決着した次に2008年6月9日Bell Microproducts(訴訟番号 08-CV-5270)と Super Micro Computer訴訟番号 08-CV-5269)が訴えられSuper Microの件は2008年7月23日決着しBell Microproductsは出廷しなかったため、2008年9月10日同社訴訟費用含めた懲罰的賠償金支払うことで決着した

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