Followed by

実用日本語表現辞典

followed by

別表記：フォロウドバイ

「followed by」とは、の後に・に続いてということを意味する表現。

「followed by」の基本的な意味

「followed by」は「～の後に」「～に続いて」という意味を持つ英語のフレーズである。この表現は主に「時間的順序」「空間的順序」を示す働きや、「前置詞」としての働きをする。時間的順序を示す場合は、「A followed by B」という表現で「Aの後にBが続く」という意味を表す。空間的順序を示す場合は、「A followed by B」という表現で「Aに続いてBが来る」という意味になる。

前置詞として使用される場合は「（そして）その後に」という訳になる。文の主語に続いて「followed by」がくるので、順番に注意が必要である。つまり、文法的には分詞構文と同じ構造である。例えば、「The party was attended by many people, followed by a reception at a nearby restaurant」という表現は、「パーティーには多くの人が参加し、その後に近くのレストランでレセプションが行われた」という意味になる。

「followed by（インスタグラム）」とは

インスタグラムは「フォロー」と「フォロワー」が表示されるが、それとは別にプロフィール欄に「followed by」という表記を見掛けることがある。これは本人が、何らかの公式アカウントや著名人にフォローされていることを示している。ビジネス上の案内から個人的なアピールまで、表記する理由は様々である。

「followed by」の語源

「followed by」は、動詞「follow（追う・続く）」に由来する。この言葉の語源は、中英語の「folwen」や「fylwen」に遡ることができる。これらは古英語の「folgian」に由来する。「folgian」は、古代ゲルマン語族の「fulg-」から派生したと考えられる。「fulg-」とは、「接触する」という意味を持つ古代ゲルマン語族の語幹であり、英語の「fell（落ちる）」や「fallow（休耕地）」など、他の英単語にも見られる。現代の「followed by」にも基本的な意味として残っている。

「followed by」の発音・読み方

「followed by」は「fάloʊd baɪ（フォロウドバイ）」と発音される。最初に「f」は、唇と歯の間から空気を押し出すことで作り出される摩擦音である。続いて「ɒ」の音を発するが、日本語の「オ」とは異なる発音なので注意が必要である。これは、口を広く開けて舌を下に置き、あごを前に突き出すことがポイントである。「l」は、舌先を前歯の後ろに接触させて作り出される音である。連続して「oʊ」の音を発する。これは、口を半開きにして舌を後ろに引き、唇を丸く突き出すことで作り出される。最後の「d」は「有声歯茎破擦音」と言われる。舌を歯茎に触れさせ、瞬時に離して発声するのがコツである。

次に「by」の発音であるが、最初の「b」は「有声両唇破裂音」である。これは、唇を閉じて空気を口の中に閉じ込め、唇を離すことで作り出される音である。最後の「aɪ」は二重母音である。口を広く開けて舌を下に置き、唇を広げた状態から口を閉じるよう意識する。

「followed by」を含む英熟語・英語表現

「followed by」を含む英熟語や英語表現には以下のようなものがある。

「trial and error followed by success」は「試行錯誤の後に成功がある」という意味で使用される。
「action followed by reaction」は「行動には反応が続く」という意味である。
「night followed by day」は「夜が明けて日が昇ること」を表す表現である。また、夜が明けるということは必然的なことであるため、「予測可能なこと」について表現する際に使われる。例えば、「We partied all night long and went home when day broke. It was night followed by day.（私たちは一晩中パーティーをして、夜が明けたら家に帰った。ナイトフォロードバイデイだね）」というように使うことができる。
「risk followed by reward」は「リスクの後に報酬が続く」という意味である。つまり、リスクを取った後に報酬が得られることを示している。

「be followed by」とは

「be followed by」は、「〜の後に続く」という意味を持つ英語の表現である。過去形や過去分詞形の動詞に続いて使用されることが多いが、未来のことを「will be followed by」として使うことも可能である。

「followed by」の使い方・例文

「followed by」は以下の例文のように使用することができる。例文を読む際は、「A followed by B（Aの後に続いてBが来る）」という順番に着目して意味を考えることが大切である。

「The parade was led by the marching band, followed by a group of dancers and then the floats.」(パレードはマーチングバンドによって先導され、続いてダンサーのグループ、そしてフロートが続いた。)
「The CEO made a grand entrance followed by his executive team.」(CEOが豪華な入場をし、その後に彼のエグゼクティブチームが続いた。)
「The storm was followed by a beautiful rainbow.」(嵐の後に美しい虹が現れた)
「The appetizer was followed by the main course and then dessert.」(前菜に続いてメインコースがあり、その後にデザートが出た。)
「The news report was followed by a roundtable discussion.」(ニュース報道に続いて円卓討論が行われた。)
「The lecture was followed by a Q&A session.」(講義に続いてQ&Aセッションが行われた。)

（2023年3月20日更新）